【3歳児】図形をどう理解する?得意になれる?楽しく学べる知育玩具5選!
この記事を書いた人
haru*(はる)
- 養護教諭
- 心理カウンセラー
養護教諭として小・中学校に7年間勤務し、妊娠を機に退職。
現在は4歳の子どもを育てながら、フェルト生地を使った知育玩具のハンドメイド作品販売「sewing_haru*」の運営と、子育てメディアなどで記事の執筆をおこなっています。
子どもの「好き」をたくさん見つけて増やしていく子育てを目指しています!
「最近、図形に関心があるみたいだから、興味を伸ばしてあげたい」「楽しく図形を学べる知育玩具を購入したいけれど、何を選んだらよいのかわからない」「図形を学べる知育玩具は種類が多く、選ぶ基準がわからない」そんな思いやお悩みはありませんか?
3歳のお子さまへの知育玩具選びを悩んでいる方は注目!
「3歳の時期には、どんな力が発達するの?」「どうやって力を伸ばしていけばいいの?」という視点に加えて、お子さまが図形を苦手にならないために、幼児期のうちから楽しく図形を学べる知育玩具をおすすめします。
また、店頭で購入できる知育玩具だけではなく、誰でも簡単に作れる「手作り知育玩具」もご紹介!
ぜひ、お子さまが図形に興味を持って楽しく学べるためのヒントにしてください。
目次
1.【3歳児】図形の理解に関係する「からだ」と「ことば」の発達
はじめに、図形の理解に関係する「からだ」と「ことば」の発達を紹介します。
親御さんが3歳児の発達段階を理解することで、「いま、うちの子はどのように成長しているのか」がわかり、お子さまの成長に合わせたぴったりの知育玩具が見つけやすくなりますよ!
1-1.3歳児|からだの発達
3歳児の体重は、生まれたときの約4倍に成長しています。
体重がしっかりと増えたことで、基本的な運動能力が身につく時期です。
指先の動きが発達し、食事が上手になったり一人でボタンをつけられたり、少しずつ細かな作業ができるようになります。
指先の器用さは、できるまで繰り返し取り組むことで鍛えることができます。
また、指先を使うことで脳が刺激され、集中力や想像力が育ちます。
1-2.3歳児|ことばの発達
3歳児は多くのことばを覚える時期です。
目に見えない物事の時系列が認識できるようになり、「昨日、遊園地に行ったね」「明日は公園に行こうね」などの過去や未来を意味することばを使うようになります。
ただし、過去や未来を意味することばは時間や時計の概念とは違い、数か月前に遊んだことを「昨日、遊んだよね」というように、過去の出来事が「昨日」に集約されて話す場合もあります。
また、助詞を使って「夜ごはんにハンバーグを食べよう」「夜ごはんを食べてからゼリーを食べる」のように、長い文章が話せるようになるお子さまもいます。
話しことばは、繰り返すことで発達し、他者への思いやりや正しいことばの使い方も次第に覚えていきます。
2.図形の理解はどのように発達するの?
「からだ」と「ことば」の発達をバランスよく取り入れながら、練習を重ねて発達するもののひとつに、図形の理解があります。
実は図形は、街中にたくさん使われていて、とても身近なものです。
お子さまと20分散歩をするだけでも10個以上の形を見つけられますよ。
気構えすぎなくても、日常的に「図形の理解」につなげられるチャンスはたくさんあるのです。
さらに、「3歳の時期には、どのように図形の理解が進むのか」「どんなことを通じて図形を理解していくのか」を知っておくと、お子さまの理解を促しやすくなるでしょう。
そのヒントを紹介していきます。
2-1.遊びを通じた図形の理解
複数の形や色鮮やかな色彩に日常的に触れることで、脳が刺激されて想像力とひらめきの力が育ち、図形の理解につながります。
そこでおすすめなのは、積み木で遊ぶこと。
積み木で遊ぶ習慣をつけると、毎日触れる図形に抵抗感がなくなり、お子さまもストレスなく遊びながら図形に親しめます。
お子さまにとって、遊びは学びということ。
ぜひ様々な遊びを取り入れて、図形について学ぶ機会を与えましょう!
「3歳児の積み木遊び」に関してはこちらの記事でさらに詳しく解説しています!
【3歳児】積み木で遊んでステップアップ!保育士おすすめ積み木5選をご紹介
2-2.ことばを通じた図形の理解
多くのことばを覚える時期の3歳児は、図形を理解していくのに最適な時期です。
「三角のおにぎり」「丸のボタン」のように耳で聞こえることば(インプット)と形(視覚)を結びつけると、より明確に図形を理解しやすくなります。
おすすめなのは、図形が出てくる絵本を読むこと。
日常的に絵本を読んであげると、お子さまも図形を楽しく覚えることができます。
絵本を読み聞かせて、耳で聞こえることば(インプット)と形(視覚)を結びつけて反復練習をすると、図形を覚えるように脳を刺激します。
ぜひ積極的に声かけをして、図形の理解を深めましょう!
2-3.視覚を通じた図形の理解
3歳児の視覚は、遠近感や大小の大きさを理解することができる段階です。
「道の向こう側に人がいる」などの視覚で得た情報を脳の中で考えることで、状況判断や予測能力の発達につながります。
お子さまと一緒に散歩に出かけたときに、見えた形を言葉で結びつけて教えていくと、自然に図形を理解していく助けになるでしょう。
家での遊びの中でも「丸は、丸の穴に入れる」というように同じ形を目で見て選んで合わせる遊びは、指先も脳も刺激されます。
おすすめなのは、図形を目で選んで同じ形に合わせる、ポットン落とし。
手にしている図形と入れる穴の図形がぴったり合ったとき、ポトン!と落ちる達成感がやみつきになりますよ!
ぜひ日常的に図形を目にする機会をつくり、視覚からも図形を覚えていきましょう!
3.なぜ幼少期の図形の理解が大切なのか
「図形がわからなくて困るのは、算数や数学の勉強だけ」と思っていませんか?
図形の理解は、形の名前を覚えるということだけではありません。
図形を理解することは、生活するうえで必要な、様々な能力を育てることにつながります。
具体的にどのような能力が育つのか、説明していきますね!
3-1.図形を理解する3つのメリット
図形を理解するメリットは大きく分けて3つあります。
1.算数、数学に強くなる
図形といえば、算数や数学の勉強に役立つことが真っ先に思い浮かびませんか?
図形を理解すれば算数や数学の勉強に役立ち、苦手意識が薄くなることがひとつめのメリットといえるでしょう。
2.想像力とひらめきの力が身につく
複数の図形を組み合わせて別の形を構成することで、想像力とひらめきの力が育ちます。
「三角と四角を組み合わせたらどうなる?」「三角と四角を組み合わせたら、こうなるかもしれない!」とたくさんチャレンジすることで予想がたてられるようになり、先の見通しができるようになります。
3.空間認識能力の形成
図形の理解は空間認識能力(物が置いてある場所や方向、大きさなどを正確に察知する力)の発達と関係しています。
積み木遊びのように物の形や大きさ、位置を把握することが含まれている遊びは、空間認識能力を高める訓練になります。
空間認識能力が高いと、人との物理的な距離感を正確に認識できるため、大きなけがをする危険性を低くすることにつながります。
以上のように、図形を理解するメリットはたくさんあります。
「からだ」も「ことば」もめざましい成長をする3歳児に、図形を身近に感じさせて自然と理解していくように手助けをしていきましょう。
3-2.図形を理解するうえで大切なポイント
身につけるメリットの多い図形の理解力ですが、3歳児は興味のない遊びはすぐに飽きてしまい、違う遊びに移っていきます。
一方で、興味があることに対しては集中して長時間でも遊びに取り組めます。
そこで、図形で遊ぶときには以下の5つの工程を組み合わせて、飽きずに継続して学べるようにすることが大切です。
・図形を見る
・図形の名前を覚える
・図形に触る
・図形を動かす
・図形と図形を組み合わせる
お子さまが興味を示して飽きずに取り組めるおもちゃを選ぶことが、図形の理解につながりますよ!
図解を理解するためのポイントまとめ
図形を理解するためには、継続的な反復練習が必要です。
反復練習をすると物の形や大きさ、位置を正確に理解できるようになり、その結果空間認識能力を高める練習にもつながります。
脳や神経の働きを示す神経系の発達は、8歳頃にほぼ完了します。
図形の理解は経験則で養うことができますが、8歳頃までが伸長のリミットといえるでしょう。
そのため、図形の理解はプレゴールデンエイジと呼ばれる3~8歳の頃に経験を積み重ねることが必要です。
4.図形の理解に最適!おすすめの知育玩具5選
ここでは、幼児期のうちから楽しく図形を学べるおすすめの知育玩具5選を紹介します。
ぜひ、お子さまが図形に興味を持って楽しく学ぶためのヒントにしてください。
1.RiZKiZ(リズキズ) アクリル製積み木
25個の積み木がケースに入っていて、様々な色や形を楽しめます。
手軽に図形を学べるので、初めての知育玩具にぴったりです。
木製の積み木と違って、アクリル製の積み木は覗きこむと向こう側が透けて見えます。
積み木は食品衛生法に準じた材料を使って作られているので、お子さまが口にしても安心です。
おすすめポイント①:図形を認識する力が身につく
お子さまは耳で聞こえることば(インプット)と自発することば(アウトプット)を繰り返すことで、図形を理解します。
お子さまに積み木を渡すとき、「三角の積み木をどうぞ」と図形の名前を教えると耳で覚えていきます。
慣れてきたら、お子さまも一緒に「三角」とことばをいうようにしましょう。
おすすめポイント②:想像力とひらめきの力を伸ばすことができる
積み木を積み上げるとき、「どのように積み上げればバランスがよいか」「どの図形を組み合わせれば、高く積み上げられるか」考えながら遊びましょう。
また、複数の形を組み合わせて別の形を発見!
お子さま自身が想像して繰り返し練習をすると、想像力とひらめきの力が高まりますよ。
使用時の注意ポイント
形によっては小さなパズルもあるため、誤飲がないように必ず大人が一緒に遊んでください。
2.KALOKAKK(カロカック) 木のおもちゃ型はめパズル
3種類のレベル別の型はめパズルが1セットになっていて、お子さまのレベルに合わせて型の種類を変えられます。
慣れてきたら徐々にレベルを上げていくので、長期的に遊べておすすめです!
指先の運動にもなり、色鮮やかな図形を視覚で感じて脳を刺激してくれます。
おすすめポイント【初級】:まずは同じ型を探してはめてみよう
初級は、型と同じ図形が入っているパズル。
同じ形はどれか、図形の名前を覚えながら型にはめていきます。
おすすめポイント【中級】:2つの型を合わせてはめてみよう
中級は、色違いの2つの型を合わせて1つの穴に入れるパズル。
色違いの型を2つ合わせるとき、パズルの向きを考えて合わせることで、「こうしたらよいかもしれない!」とよいアイデアがひらめきます。
おすすめポイント【上級】:3つの型を合わせてはめてみよう
上級には、初級と中級の型はめパズルに加えて、色違いの3つの型を合わせて1つの穴に入れるパズルが、1つのシートに入っています。
色違いの3つの型を合わせることが難しくても、初級と中級の型はめパズルの種類も入っているので、できるものからやっていきましょう。
使用時の注意ポイント
パズルが小さいため、誤飲がないように必ず大人が一緒に遊んでください。
3.学研(Gakken)ニューブロック はじめようバッグ
ニューブロックは年齢によって遊び方が変わってくるため、長期的に遊べます。
43個のパーツが入っていて、目玉パーツやお花パーツを使えば様々な形を作れます。
他のニューブロックと互換性があるため、買い足して大容量で遊ぶこともできますよ。
使用した感想
私が幼少期に使っていたニューブロックが実家に残っていて、それを見つけた子どもが興味津々。
3歳頃に新しく購入したら、夢中になって遊び始めました!
立体的な家を作ったり、パーツを外して「これはドアだよ!」といったり、アイデアであふれていました!
おすすめポイント①:たくさんの形を作りやすい
ニューブロックは1歳半から遊べる知育玩具なので、形を作ったあとは簡単に崩せます。
強く力を入れなくても簡単に崩せるので、すぐに次の形を作れて意欲的に遊びを継続することができますよ。
おすすめポイント②:空間認識能力を育てる
立体的な形を作ることが可能で、奥行きやブロックの幅などを考え、どのブロックが最適かを選んで組み立てます。
ブロックの中心には四角の穴があり、そこに棒のパーツをはめることで、より複雑な立体の図形ができます。
おすすめポイント③:集中する力が身につく
ニューブロックはお子さまがイメージしたものを形にするために集中して取り組む力が身につきます。
「こうやったら、どんな形になるのかな」と試しながら遊ぶことで、長時間集中して遊ぶ練習になりますよ。
使用時の注意ポイント
パズルが小さいため、誤飲がないように必ず大人が一緒に遊んでください。
遊びのワンポイント
パーツを増やしたり減らしたりすることで、お子さまに合った難易度で遊ぶことが可能です。
4.ボーネルンド マグ・フォーマー(MAGFORMERS)ベーシックセット
強力なマグネットが内蔵されていて、ピース同士が簡単にくっつきます。
62ピース入っているので、大きな立体的図形を作れます!
他のマグ・フォーマーのシリーズと互換性があるので、買い足してピースを増やすこともできますよ。
使用した感想
3歳頃に購入し、まずは慣れるために大きなピースだけを渡して遊ばせていました。
最初は床に広がっているマグ・フォーマーを混ぜて音を楽しんだり、投げてみたり、遊び方を考えていました。
マグネットが強力なので外すときに力が必要ですが、繰り返し練習をすると簡単に外せるようになりますよ!
慣れてきた頃に小さいピースも渡したら、すぐにいろんな形を作りだしました!
四角のピースを何個も組み合わせて「立体駐車場作ったよ!」と紹介してくれたときは、「子どもの想像力はすごい!」と感動しました!
おすすめポイント①:指先の器用さを育てる
つけたり外したりするときに、持っているピースに力を入れるため指先の運動になります。
ピースは握れる形状をしていて、2つのピースをそれぞれ握って反対方向に引っ張って外すことも指先の運動になります。
おすすめポイント②:想像力でアイデアが生まれる
複数のピースを組み合わせて「どんな形になるか?」と想像しながら遊びましょう。
ピース同士をくっつけていく中で「五角形と五角形を何個もくっつけていけば、丸になるかもしれない!」と意外な発見をすることも…!
おすすめポイント③:空間認識能力を育てる
床や机の上に複数のピースを並べて、真ん中あたりのピースを持ち上げると、まわりのピースがカチカチ!とくっついていきます。
「どんな立体的な形になるか」考えながら床に並べて、持ち上げたときに立体的に仕上げることで、想像力、ひらめきの力、空間認識能力がフル稼働します。
遊びのワンポイント
ピースを増やしたり減らしたりすることで、お子さまに合った遊び方を見つけられます。
5.LEGO(レゴ)クラシック 黄色のアイデアボックスプラス
基本的なブロックの形のレゴを使って、様々な形に組み立てることができます。
35色484ピースが入っていて、黄色のアイデアボックスプラスだけでじゅうぶんに遊べます。
窓やドアなどの特殊なピースを組み合わせることで、膨大な数のアイデアが生まれます。
他のLEGO(レゴ)クラシックを買い足してピースを増やせば、よりお子さまの想像力をかきたてますよ。
使用した感想
1歳半頃から使えるレゴデュプロという大きめのブロックを使用していましたが、3歳の誕生日プレゼントにレゴクラシックを購入。
レゴデュプロよりもレゴクラシックのほうが小さなピースなので、初めはくっつけることが難しそうでした。
毎日繰り返し遊ぶことで指先がうまく動くようになり、いまでは自由自在に小さなピースをつけたり外したりするようになりました。
説明書の「作り方」が絵で描いてあってわかりやすく、「自分で作ってみる!」と意欲的に遊んでいます。
おすすめポイント①:個性豊かな世界観を作って想像力を育てる
35色484ピースも入っているので、複数組み合わせていくとお子さまだけの個性豊かな世界観が生まれます。
特殊ピースの窓やドア、タイヤを使うことで、より想像力が豊かになります。
おすすめポイント②:指先の器用さを育てる
レゴクラシックはブロックのサイズが小さいため、指先でつまむ練習になります。
「どのように力を入れれば小さなブロックがくっつくか」を考えながら取り組むことで、指先の力の入れ加減も学べます。
おすすめポイント③:立体的に作って空間認識能力を育てる
複数の小さなブロックを組み合わせていくと、立体的な形が生まれます。
立体的な形を作るとき、「作りたいものを再現するためには、どのように組み合わせていけばよいか」を様々な角度から考えることで空間認識能力が育ちます。
使用時の注意ポイント
対象年齢は4歳から。
小さなブロックなので、お子さまが口に入れる可能性がある年齢の場合、大人がそばにいて気をつけながら遊びましょう。また、お子さまに弟妹がいる場合も大人がそばにいて安全に遊べるように見守りましょう。
遊びのワンポイント
イラストつきの「作り方」の冊子がついているので、見本の真似をして作りやすいです。
図形の理解はおもちゃ以外でも深められる!
おもちゃ以外の身近にあるものでも図形の理解を深めることができます。
ここではおすすめの方法を2つ紹介します。
①絵本の読み聞かせ
図形が出てくる絵本を読み聞かせることで、「図形の名前を耳で聞く」「図形を目で見る」の2つが結びつき、お子さまも楽しく図形を学ぶことができます。
②3D仕様のゲーム機
ゲーム画面は3D仕様のものが多くあり、コントローラーを使ってプレイヤーの前後左右上下、全方向を見渡せるようになっています。
3Dのゲーム画面で、物が置いてある場所や方向、大きさなどを正確に把握するため、空間認識能力が育ちます。
ぜひ、お子さまに合った方法を探してみましょう。
5.簡単に手作りできる!図形を学べる知育玩具をご紹介!
図形遊びができる知育玩具は、おもちゃを買わなくても簡単に手作りできます。
では、図形遊びができる簡単な手作り知育玩具を紹介します。
フェルトで作るタングラム
フェルトとはさみで簡単に作れる、図形の知育玩具です。
フェルトでできた図形を組み合わせて、別の形を作って遊びます。
■材料
フェルト(18cm×18cm)3枚、布用ペン(チャコペン)、はさみ、定規
タングラムあそびの狙い
様々な大きさの形に触れよう
タングラムは「同じ三角」の中でも「同じサイズ」ではありません。
様々な大きさの形があり、並べて比べることで形の大きさや種類に気づいていくでしょう。
慣れてきたら形を組み合わせていき、別の形を作れるか試してみましょう。
カラフルなフェルト生地を使ってタングラムを作れば視覚を刺激できるところもポイントです。
タングラムを複数セット作ると、想像力の幅が広がります。
■手順
1.定規と布用ペンを使って、フェルト生地の対角線(直線)を1本引く
(大きな三角が2つになります)
2.正方形の2辺の中点を、①と平行になるように直線を引く
3.②の直線までの対角線を1本引く
4.フェルト生地1辺の中点(②の線の端)を、③と平行になるように①の直線まで引く
5.②と③の交点~①に向けて、フェルト生地の1辺(①と②の端がある1辺)と平行になるように直線を引く
6.引いた直線の通りにはさみで裁断する(3枚とも①~⑥すべて行う)
7.完成!!
■作成時の注意ポイント
はさみを使うため、お子さまがけがをしないように必ず大人が一緒に作ってください。
(感想)作って遊んでみた!
フェルト生地は切ったあとの糸のほつれがないので、線を書いて切るだけで簡単に作れます。
フェルトで作ったタングラムを私の子どもに渡したところ、最初は図形の名前と色をことばにして並べていました。
そのうち「三角の大きさが違う!」と教えてくれて、大発見をしたかのように目が輝いていました。
慣れてきたときに形と形を組み合わせるようになり、三角を2つ並べて「うさぎさんのお耳ができたよ!」と説明してくれたときは、子どもの想像力に「なるほど!」と驚きました。
6.子どもとコミュニケーションをとりながら図形への関心を伸ばしていこう
いかがでしたでしょうか。
図形の理解の発達年齢は、おおよその目安です。
大切なことは、お子さまの成長段階に合わせて適切な知育玩具を選んでいくことです。
また、「フェルトで作るタングラム」を用いて遊ぶことも、図形の理解を深めていきます。
親御さんが作ったおもちゃは、お子さまにとって宝物になることも…!
お子さまとコミュニケーションをとりながら、日々の生活や遊びの中でストレスなく発達を促していき、図形への関心を伸ばしていきましょう。
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