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登園しぶり・登校しぶり特集|専門家によるお悩み相談やママ・パパの体験談を大調査

園に送っていくと、玄関口で大泣き
家で「保育園に行きたく」と大暴れ
小学校に行きたがらない

そんな経験がある、ママ・パパも多いのではないでしょうか?

CONOBASにも「登園しぶり・登校しぶり」に関する多くのお悩みが寄せられています。

ママ・パパのお悩みを解決するために
どうして「登園しぶり・登校しぶり」がおきるの?
「登園しぶり・登校しぶり」がおきたらどうすればいい?
実際ママ・パパはどうしてる?

そんな情報をぎゅっとまとめました。
さらに今回は実際にCONOBAS読者のママ・パパにもアンケートも実施。
アンケートの結果では多くのママ・パパが「登園しぶり・登校しぶり」を経験していることがわかりました。
現在も悩んでいる方がいらっしゃったらぜひCONOBASの記事を読んでみて下さいね。

ママ・パパの心が少しでも軽くなりますように。

(文責:CONOBAS編集部)
 

 

目次

 

1.「登園しぶり・登校しぶり」の経験はある?アンケート結果大公開

こんなに悩んでるのは自分だけ?、そんな不安を持ったことはありませんか?
今回CONOBASの読者であるママ・パパに「登園しぶり・登校しぶり」に関するアンケートを実施。

リアルな声をご紹介します。

■アンケート対象
回答者:CONOBAS読者のママ・パパ107人
お子さんの年齢:0歳~小学生

1-1. 「登園しぶり・登校しぶり」の経験はみんなあるの?

CONOBAS読者のママ・パパを対象にアンケートを実施した結果、なんと8割近くが「登園しぶり・登校しぶり」の経験があると回答しました。
ご友人や先輩ママに話してみると、「実はわたしも…」なんてことも多いのではないでしょうか。

「イヤイヤ期」や「反抗期」のように、子どもが成長していくうえで「起こりやすい」イベントととらえてみると、「接し方が悪かったのかな…」と自分を責めてしまうような考えから少しでも離れられるかもしれません。

 

1-2. 「登園しぶり・登校しぶり」は終わりがくるの?

「登園しぶり・登校しぶり」は今も続いていますかというアンケートには6割が「はい」、4割が「いいえ」と回答しました。

今日、明日で状況が変わることはないかもしれませんが、時間が経つにつれて通えるようになることもあるようなので焦らず見守っていけたらいいですね。

 

1-3. 登園しぶりはいつから?

「登園しぶりをしたことがある」と回答した方に、「登園しぶりはいつからおきましたか?」と質問したところ、約50%の方が「3歳」ごろから登園しぶりがおきたと回答しました。
幼稚園に通い始める年齢ごろに起きることが多いのでしょうか。

一方で2歳、4歳、5歳、小学生以降とそれぞれの年齢にも回答がありました。

それまでママ・パパと過ごす時間が中心だった乳児期から、園や小学校という新しい環境に移っていく時期は、何歳であるかに関係なく「登園しぶり・登校しぶり」が起きる可能性があるといえるでしょう。

そのため「『〇歳』になるのに園(や小学校)に通えないなんて…」と思うのではなく、子ども本人に温かく寄り添っていくことが大切ですね。

 

「登園しぶり・登校しぶり」が起こりやすい時期がある?

「登園しぶり・登校しぶり」が起こる年齢は子どもによって様々ですが、「登園しぶり・登校しぶり」が起こりやすい「時期」が存在します。

それは
入園、入学、進級など子どもにとって環境が大きく変わる時期
②GWや夏休みなどの休暇明け
の大きく2つです。

何かのきっかけがあり登園しぶり・登校しぶりが起きることももちろんありますが、この2つの時期は特に誰にでも登園しぶり・登校しぶりが起きやすい時期です。
そのため、もし起きてしまっても「時期的に起こりやすい」と知っていると落ち着いて対応することができるのではないでしょうか。

 

1-4. 「登園しぶり・登校しぶり」実際はどんな様子?

ここからは実際の登園しぶりの様子について寄せられたコメントをご紹介します。

■家にいるときに…

「早朝に覚醒し、『園の担任に注意されるのが嫌』と言う」
「登園しぶりの時間になると大泣きして「行かない!行かない!」と叫び続ける。」

■園にむかうと…

「毎回保育園に行く道中から大泣き」
「毎回園の門で泣き叫んだり、園バス乗れなかったり…」
「家から大癇癪を起し、園に響き渡る声で泣いていました」

朝家を出る前から大泣きしたり、道中でも癇癪を起したりといった様子にお悩みの方が多いようです。

通園は毎日のことなので、こういった日々が続くと、送っていくママ・パパも疲弊してしまいますよね。

その時の気持ちとしてこんな声も寄せられていました。

「お友達はたくさんいてくれるのに、どうして園生活を嫌がるのかがわからずに、どう対応してあげればいいのかわからず、真っ暗闇の中にいるような気持ち」

「もうストレスでどうなるかと思いました。育て方が悪いのかなとか、他の親の目も気になりました」

「泣いている子供を見るとしんどかったが子供の適応能力を信じました」

いつになったら、明るく元気にいってきますーと言って幼稚園に行く姿を見れるのだろう」

「本当にしんどかった。私が園に行きたくなかった。」

ママ・パパも先が見えずに不安に感じている様子がうかがえます。

特に「どうして」「どうしたら」と原因や対応方法がわからず、辛く感じることが多いようです。

「登園しぶり・登校しぶり」の原因はいったいどんなことなのでしょうか。

 

2.「登園しぶり・登校しぶり」はなぜ起きる?

「登園しぶり・登校しぶり」が起きる理由は一つではありません。
子どもの年齢や、起こった時期、園や学校での体験など様々な理由が考えられます。

ここではいくつかの理由をご紹介します。心当たりのあるものがないか確認してみましょう。
理由についての詳しい解説は、個別の記事で丁寧に解説しているので、気になった方はぜひ読んでみてくださいね!

2-1. 親と離れたくない

「親と離れたくない」の背景にある原因は年齢によって異なる場合もあります。
ここでは大きく2つの要因をご紹介します。

①分離不安

幼稚園や保育園の入園後はママ・パパと離れた場所で過ごすことになります。
ママ・パパと離れる不安を極度に怖がることを「分離不安」といい、これは3歳ごろまでは良く見られる現象です。
「分離不安」は子どもの発達のペースによっては年少以降にも見られたり、一度見られなくなってもストレスによって再び現れることがあります。

②赤ちゃん返り

年少の時は通えていたのに年中・年長になって登園しぶりをし出した、なんてこともあるかもしれません。
長期休みにママ・パパとずっと一緒に過ごしていたり、弟や妹が生まれて親御さんが忙しくなったりといった理由から親と離れることに不安を感じることがあります。
4~5歳頃は「赤ちゃん返り」と呼ばれる行動がよくみられます。
「行きたくない!」と言ったり泣いたりして登園しぶりをすることで、ママ・パパとの時間を無意識に確保しようとしている可能性もあるのです。

 

2-2. 環境の変化によるストレス

人見知り」や「場所見知り」という言葉を聞いたことはあるのではないでしょうか。
お子さんが環境の変化に敏感な性格であると、入園後に人見知りや場所見知りをすることがあります。

また、そういった環境では「これから何が起こるか」という見通しも持ちにくいですよね。
そんな状況の中で活動が行われることで、さらに不安が大きくなることもあります。

ただし3歳頃の認知機能の発達では、はっきりと見通しを持つのは難しく、段々とできるようになっていく段階です。
見通しが持てないことによる不安の場合は、成長と共に園の活動の楽しさや1日の流れが分かると、安心して園に通えるようになることもあります。

関連して、「生活リズムの乱れ」も原因としてあげられます。
「寝起きの機嫌」や「朝起こしてから起きるまでの時間」と登園しぶりに関連があることが示唆された研究もあります。
長期休みなどで生活リズムが崩れてしまうと、朝起きるのがつらくなったり、元のリズムに慣れるまで肉体的にもストレスを感じたりと、登園しぶりが起きやすくなってしまうのです。

 

2-3. 気持ちの切り替えが難しい

4歳~小学校低学年ごろは「4歳の壁」や「中間反抗期」が起こる時期です。
この時期には状況にあわせて自分を調整したりすることもできるようになっていきます。
園では特にルールを守ったり、お友達と仲良くするために我慢したりすることを経験しますよね。
一方で「自分で決めてやりたい!」という気持ちも抱えている子どもにとって、家は自己主張がしやすい場でもあるため、そこを離れたくないと思ってしまうこともあるのです。

 

2-4. 苦手な活動や怖い体験をした

園や小学校ではみんなで一緒に取り組む活動がたくさんありますよね。
子どもの発達ペースや得意不得意は様々なので、苦手な活動や、やってみたけれどうまくいかなかったということもあるでしょう。
そういった失敗体験から「もうやりたくない!」と園での生活が嫌になってしまうこともあります。

また先生にきつく叱られたなどの「怖い経験」から、通うのを嫌がる場合もあります。
ある日突然「登園・登校しぶり」をした、という場合は子どもに理由を聞いてみることも大切です。
ただし、3歳ごろまでは自分の気持ちや出来事を説明するのが難しく、子ども自身も親ももどかしさを抱えることがあるでしょう。

 

2-5. 人間関係のトラブル

年中~年長頃になると段々と集団遊びができるようになります。
お子さん自身の特性や、周りのお友だちの性格によっては
・友達の輪に入れない
・遊びのルールを守るのが苦手
・自分の思ったことを上手に伝えられない
といったトラブルが起きることがあり、子どもにとって園での生活は大きなストレスとなります。

またお友だちだけでなく、担任の先生との関係も重要なポイントです。
特に小学校に上がると、先生とのかかわりも密接になるので、うまく関係築けなかったり、学習態度などに関してマイナスな評価を受けたりすることは子どもにとってストレスとなるでしょう。

 

2-6. 親の不安を察知している

子どもの近くで、「園で楽しく遊べているかな」、「ずっとこんな様子だったら・・・」などと考えたり、不安な表情をしたことはありませんか?
子どもはとても敏感で、普段から親の感情の機微を感じとっているため、そういった様子が続くと「園」=「ママ・パパにとって不安なところ」と認識してしまうこともあります。

するとたちまち子どもにとっても「園」=「不安なところ」となってしまうため、お子さんだけでなくママ・パパも一緒に園や学校に前向きなイメージを持てると良いですね。

 

3.「登園しぶり・登校しぶり」にどう対応する?CONOBASの記事をご紹介

ファミリー

CONOBASには様々な年齢、シチュエーションでの「登園しぶり・登校しぶり」に関するお悩みが寄せられています。
専門家ママ・パパが体験談も交えながら原因や対応のヒントをご紹介しています。
登園しぶり・登校しぶりに関してさらに詳しく知りたい方はぜひご覧ください。

 

実際に寄せられたお悩み相談記事をチェック!

2歳・3歳「保育園や習い事に行きたくない!」大暴れする理由とスムーズに送り出す方法

「ママと離れたくない…」園を休ませるべき?保育士が原因と対応方法を解説

【3歳児(年少)の転園後の登園しぶり】原因と対応策を現役保育士が解説

 

年齢別に記事をチェック!

【年少児の登園拒否】行きたくない理由と対処法を詳しく解説!

【年中・年長児の登園しぶり】心理的要因と乗り越えるための具体策

小1の行き渋りの原因と「学校に行きたくない」への対応のコツ

 

シチュエーション別に記事をチェック!

【2~4歳】登園の朝のお見送りで号泣!いつまで続く?泣いてしまう理由と対応法

【3歳・4歳・5歳の転園によるストレス】年齢別ケア方法を徹底解説

 

4.実際みんなはどうしてる?ママ・パパの体験談

CONOBASの記事でも様々な対応のヒントをご紹介していますが、実際悩んだママ・パパはどんな対応をしたの?と気になる方も多いのではないでしょうか。

アンケートに寄せられた体験談をご紹介します。

お友達や先生に協力してもらい、楽しく園生活を送れるようにしてもらったり、登園できた日にはとことん褒めて、自信を持ってもらえるように対応しました

「新しい保育園はドキドキするよね。」などと子供の気持ちに寄り添いながら、仕事が終わったらすぐ迎えに行くから大丈夫だよと話をした。

幼稚園から帰ったらカレンダーにシールを貼って、いつ行く日でいつが休みかわかるようにした。朝の準備の時に何をするか描いた磁石を自分で下に下げるようにして、目に見えてやる事がわかるようにした。

 

お子さんの気持ちに寄り添ったり、見通しがもてるような仕組みを作ったりと様々な工夫をされている様子がうかがえますね。

 

5.「登園しぶり・登校しぶり」を経験したママからのメッセージ

「原因や対応方法はわかったけれど、やっぱり不安」「本当に状況は良くなるの?」とまだまだお悩みの方も多いでしょう。

最後に「登園しぶり・登校しぶり」を経験したママから寄せられたメッセージをお届けします。

子供なりの決心が必要なんだと思います。不安な気持ちに寄り添いつつも、これから楽しい場所に行くんだ!という気持ちにさせる声かけを見つけて欲しいです。


しんどい気持ちわかります。ほんとになんで?と思いながら連れて行ってました。でも子供は成長します。本当に辛い時は相談をしたりとにかく吐き出す事が大切だと思います。


保育園の先生に相談を忘れずに。育児のプロは色々アドバイスをくれます。

逆に、あまり教育動画や教育本はみないように。考えがまとまらず、焦ってしまいます。


子供のために、時間を犠牲にしている感じになりますが、子供が親とまともに向き合ってくれる時間は、せいぜい10歳くらいまで。後は外の世界にとびだしていきます。

そう考え、なんとしても乗りきって、休日は沢山子供に親が、遊んでもらってます。時間が解決することまありますから、焦らずに。

 

6.「登園しぶり・登校しぶり」に悩むママへCONOBASからのメッセージ

おはなし

アンケート結果では「登園しぶり・登校しぶり」を多くのお子さんが経験していることがわかりました。
つまり、多くのママ・パパも「登園しぶり・登校しぶり」をするお子さんを見て、不安な気持ちを抱えた経験があるということです。

一人で抱え込まずに、「似たような経験をしている人もいるんだ」「辛いと思うことは悪いことじゃないんだ」とありのままの今の気持ちを受け止めてみても良いのではないでしょうか。

「時間が解決してくれるかもしれない」と思っていても、その最中にいるときは不安でいっぱいになってしまいますよね。
お子さんの性格、周りの環境がそれぞれであるように、「登園しぶり・登校しぶり」の原因や対応法も様々です。

CONOBASがお届けしたヒントの中から、少しでも役に立つ方法が見つかれば幸いです。

この記事を読んでくださったママ・パパは、すでにお子さんのことを沢山考えて日々を過ごしているでしょう。
まずはそんな風に真剣に子育てに向き合っているご自身のことを、時には沢山褒めて、認めてあげてくださいね

CONOBASはこれからも、ママ・パパにとって毎日を少しでも前向きに過ごせるような情報をお届けしていきます。

いつでもCONOBASの記事を見に来てくださいね。

 

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