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【3歳児】子どもに罰はしつけになる?罰を使わない関わり方のアイデア!

この記事を書いた人

まさ まさ

まさ

  • 中学校教諭
  • 高等学校教諭
  • 保育士

中学校教諭、高等学校教諭、保育士の資格所持

大学卒業後、海外ボランティアや日本の療育センターにて、障害のあるお子さんと関わってきました。

現在は、育休を取得し、0歳と2歳の子どもの子育てに奮闘しています。

得意なことは、手遊び、工作です。

大人の思いや善悪を伝えたいときに使いがちな小さな罰。
「罰が良くないと知りながら使ってしまう」「罰以外に思いや善悪を伝える方法が分からない」とお悩みの方も多いですよね。

保育士資格をもつ筆者でさえ、我が子には幾度となく「お化けが来るよ」「怒られるよ」と罰を使いそうになった経験があります。

今回はそんなお悩みを抱えている方に向けて、罰がしつけにならない理由と、3歳向けの罰を使わないアイデアをご紹介します。

ぜひ、日々の子育てに活かしてみてくださいね。

 

目次

1.子育てあるある!あなたも気づかないうちに罰を使っているかも…

罰といえば、体罰をイメージする方も多いのではないでしょうか。
しかし、子育て中に出てくる罰は、だれしもが聞いたことがある身近なものです。

<身近な罰の例>
・早く寝ないとお化けが出るよ
・片付けないとおやつあげないよ
・着替えないと鬼が来るよ

いかがですか?小さな罰は身近にひそんでいることが分かりますよね。
「私も罰を使ってしまっていたかも…」と気づいたあなたは、ラッキーです。

本記事では、罰を使わない方法についてもご紹介するので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

 

2.罰はしつけにならない!?罰がNGな理由は?

結論から言うと、気軽に使いがちな罰は、しつけにはなりません。
ここでは、罰がしつけにNGな理由を一緒に見ていきましょう!

 

2-1.罰には学びがなく、長期的に見ると行動は改善しない

大人が罰を使うと、子どもは一時的に言うことを聞く場合が多いです。
大人としては、子どもの気になる行動や困った行動が改善されるため、「しつけになった」と考えがちですが、そこには大きな落とし穴があります。

そもそもしつけでは、一時的で表面的な行動の変化を求めるのではなく、正しいことを教えて子どもに理解させることが大切です。

罰を受けた子どもは、なぜダメなのかという理由に納得して行動を変えたのではなく、単に罰に対する恐怖心、威圧感、不安感から行動を変えることが多いです。

そのため、罰がなくなると気になる行動や困った行動が再び現れます。
つまり、罰には学びがなく、長期的に見ると行動は改善しないといえるでしょう。

例えば、小児科で騒ぐ子どもに対して「静かにしないと怖いおじさんに言いつける」と罰を与えた場合には、おじさんに怒られる恐怖心から静かにします。

しかし、見ている人がいなくなった途端に、大きな声を出し始めるでしょう。
なぜなら、どうして静かにしないといけないかを理解しておらず、学びに繋がっていないからです。

 

2-2.罰はエスカレートする

罰を頻繁に使うようになると、子どもは罰に慣れてきたり、鬼やお化けが来ないことに気づいたりします。
そうなると罰の効果がなくなってくるため、大人は罰をエスカレートさせることがあります。
最終的には、虐待に繋がってしまう可能性もあるので注意が必要です。

はじめは、軽い気持ちで使っていた罰が、どんどんエスカレートしていくのは怖いですよね。

また、罰がエスカレートする背景には、大人が「罰を使うことで子どもが言うことを聞いてくれた」という成功体験を積み重ねていることもあります。

成功体験があると、無意識のうちにどんどん罰を使ってしまう結果に…。
そのため、子どもが言うことを聞いているときこそ、ふと立ち止まって、どうして子どもが言うことを聞いているのか考える時間を持ってみましょう。

 

2-3.子どもの対人関係に影響が出る

大人が罰を頻繁に使うと、子どもの対人関係にも影響が出ます。

例えば、子どもが自分の意思を通したいときに、「○○しないと絶交する」「○○しないと先生に言いつける」など、相手をコントロールするようなコミュニケーションを取り始める可能性があります。

学童期は問題なく過ごせたとしても、思春期に入ると自立し始めた友人がたちまち周りから去っていくかもしれません。
我が子にそんな悲しい思いはしてほしくないですよね。

3歳ごろの子どもは、言葉の理解が進み、お友達とも一緒に遊び始める時期です。
家庭のなかで、罰を使わない正しいコミュニケーションの方法を教えてあげましょう。

 

3.子どもが思わしくない行動をとった後に使える!罰を使わずに思いや善悪を伝える方法

子どもが思わしくない行動をとった後に、大人が正しい対応をとることで、学びを与えることができます。
それではさっそく、罰を使わずに思いや善悪を伝える方法をみていきましょう。

 

3-1.理由を説明する

3歳ごろの子どもは、個人差はありますが、大人が話す言葉をある程度理解しています。
そのため、なぜダメなのかという理由を教えてあげましょう。

例えば、歯を磨かない子どもに対して、「歯を磨かないとばい菌がくっついて痛い痛いになるよ」、「歯を磨くとピカピカで気持ちがいいよ」と磨くべき理由を伝えます。

もちろん、理由を伝えてもやりたがらない場合もあります。
そんなときには、罰を使いがちですがぐっと我慢。根気づよく続けることが大切です。

 

3-2.代替案を一緒に考える

思いを伝えたい場合には、代替案を一緒に考えるのがおすすめです。

例えば、お風呂から出たがらない場合には、「お風呂にお化けが出るよ」と罰を使うのではなく、「10数えたらおしまいにしようか」「お部屋でブロック遊びをしようか」「お風呂のあとお茶かお水どっちを飲む?」など、代替案を提案したり、一緒に考えてみましょう。

ちょっとした声かけで、子どもの気持ちが切り替わることもあります。

 

3-3.子どもの気持ちを受け止める

子どもの気持ちを受け止めるだけでも、子どもの気になる行動が落ち着く場合があります。

「○○したかったんだね」「○○おもしろいよね」と共感の声かけをしてあげましょう。
ある程度善悪の理解ができている子どもの場合は、意地をはっているだけのこともあります。

まずは気持ちを受け止めてあげて、「良い」行動へと変化させるサポートをしてあげましょう。

 

3-4.望ましい行動のみシンプルに伝える

条件をつけずに、望ましい行動のみシンプルに伝えるのも重要です。

例えば、「片付けないとおもちゃ捨てるよ」と声かけをするのではなく、子どもの目を見て「片付けをしましょう」とだけ伝えます。

遊んでいる場合は、一度手をとめて、大人の言うことを聞ける環境にしてから話し始めてくださいね。
声かけをしたら実際に大人が片付け始めたり、子どもの手をとって一緒に片付けるのがおすすめです。

 

3-5.根気づよく繰り返し伝える

子どもは、一度理解してもすぐに忘れてしまいます。
そのため、10回、20回、100回と根気づよく繰り返し伝えましょう。

また、何度言ってもできない場合は、子どもにとって難しすぎないか振り返ることも必要です。

例えば、小児科で2時間椅子に座って待ちなさいというのは、3歳ごろの子どもだけでなく、大人にとっても苦痛ですよね。
そのため、根気づよく伝えてもできないことは、子どもの能力以上のものを求めていないかどうか振り返りましょう。

もし、子どもに多くを求めすぎたことに気づいたら、代替案を考えたり、環境を変えることが大切です。

 

4.子どもが思わしくない行動をとる前に心がけたい!日頃から家庭でできること

子どもが思わしくない行動をとらなければ、罰のない伝え方について悩む必要もありません。
また、大人と子どもがお互いにイライラするのも防げますよ。
ここでは、子どもが思わしくない行動をとる前に日頃から家庭でできる取り組みをご紹介します。

 

4-1.親が日頃から手本を見せる

子どもは、大人の行動をよく見ています。
気づいたら大人と同じ口調でしゃべったり、同じことをしていたという経験がある方も多いはずです。
そのため、子どもにして欲しい行動があるなら、まずは大人が手本を見せましょう。

「こうやってするんだよ。」と言い聞かせながら見せる必要はありません。
日常生活の中で、意識的に子どもの手本となる行動をとりましょう

元気に挨拶をする、物を出したら片付ける、お年寄りに席を譲る、など身近なことから始めるのがおすすめです。

子どもが大人の行動を見て「なんでお年寄りに席を譲るの?」と聞いてきたときには、理由を教えてあげるチャンスにもなりますよ。

 

4-2.事前にルールを決める

事前にルールを決めておくのも、日頃から家庭でできることのひとつです。
特にどうしても守って欲しい時間や習慣に有効ですよ。

例えば、保育園へ行く時間は、大人の仕事の都合などもあり、できるかぎり遅れたくないですよね。
そこで、「時計の針が8になったら保育園に出発する」など事前にルールを決めておけば、子どもがぐずったときにも、「8になったので出発するよ」と伝えることができます。

「出発しないと家に置いていくよ」と罰を使うのではなく、「8になったから仕方ないね」と、ルールだからあきらめるという経験も時には必要です。

もちろん、家を出た後には、「もう少し家で遊びたかったね」と共感の声かけをしたり、「お外は気持ちがいいね」と気持ちの切り替えを手伝ったり、「8に出発できたから、ママはお仕事に間に合うよ」などと理由を伝えてあげるとよいでしょう。

 

4-3.望ましい行動をしているときに褒める

子育てをしていて忘れがちなのが、望ましい行動をしているときに褒めることです。
大人は、子どもの困った行動を減らそうとばかり考えがちですが、それ以上に望ましい行動を増やそうと考える視点も大切です。

例えば、子どもが自分から片付けをしていたり、手を洗ったりしているときに、当たり前だからとそのままにしていることはありませんか?

そんなときには、「片付けをしたからお部屋が綺麗になったね」「手を洗ったからばい菌がいなくなったね」と声かけをしてあげると、望ましい行動の定着につながります。
「すごいね!かっこいいね!」などでもよいですが、できれば何がよいのか具体的に褒めてあげるのがポイントです。

声かけを通じて、あなたのことをしっかりと見ているよと伝えてあげましょう。

 

4-4.感謝の気持ちを伝える

子どもがマナーを守ったり、大人の思いを汲み取って行動したときには、感謝の気持ちを伝えましょう。

「お手伝いをしてくれたから、ママは少し休憩できたよ、ありがとう」「ゴミを捨ててくれてありがとう、お部屋がきれいになったね」と感謝の気持ちを伝えることで、人の役に立ったと喜びや誇りを抱くことができます

 

4-5.絵本やドリルでマナーについて学ぶ

子どもが実際に体験したことのないことや、公共の場でのマナーなどについては、なかなかイメージがしづらいことがあります。
そんなときに便利なのが、絵本やドリルです。

例えば、あいさつについて学びたいときには、かわいいキャラクターがお互いに「こんにちは」と元気にあいさつをかわす様子を描いた絵本や、朝は「おはよう」、夜は「こんばんは」などシーンに合わせたあいさつが紹介されている絵本などを活用するのがよいでしょう。

3歳の子どもは、身近な人やキャラクターの真似っこをするのが大好きです。
そんな発達段階の特性をうまく活かしましょう。

絵本やドリルを活用することで、子どもの理解を助けることができます
理由を説明しても理解が難しそうだった場合にもおすすめです。

 

5.身近なことから少しずつ、「罰を使わない子育て」を始めましょう

本記事では、罰がしつけにならない理由と罰を使わずに思いや善悪を伝えるアイデアについてご紹介しました。
少しの心がけで、日常生活の中に潜んでいる罰を減らすことができます

また、罰を使わないためには、思わしくない行動が起きる前と後の対応が大切です。
「罰を使わない子育て」でお悩みの方のヒントになれば幸いです。

 

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