集団行動が苦手?子どもの発達心理と親ができる「遊び」のサポート
この記事を書いた人
suzuran
- 言語聴覚士
言語聴覚士の資格を持っている二人の息子のアラフォーママです。
様々な悩みを抱えたご家庭のことばの発達相談やお子さまの言語訓練に携わってきました。
現在は、大きくなってきた子どもに寄り添いながら執筆活動を行っています。
保育園におむかえに行くと我が子はいつも一人で遊んでいる。
「他の子どもたちはお友だち同士仲良く遊んでいるのにどうしたらみんなと遊べるようになるのだろう…」 「園ではお友だちにあわせて行動できているのかな?」と悩んだ経験があるお母さんやお父さんがいらっしゃるかもしれません。
言語聴覚士として様々な保護者の方やお子さんと出会ってきましたが、 「周りの子と一緒に行動できない」「お友だちと遊べない」と相談されるご家庭は多く、子ども自身もどう行動したらいいのかわからず困っている場合があります。
一緒に行動したいのにできないのか、「一緒に行動する」という意識が希薄なのか、性格によるものなのか、特性によるものなのか、などなど考えられる原因はさまざまです。
親はどのようなまなざしで子どもを見つめたらよいのでしょう。
今回は3歳から5歳の子どもの「遊び」の場面に着目したケースを中心に、そのヒントと対処法をお伝えします。
目次
1.集団行動はどのようにしてできるようになるの?
集団行動とは「集団内で規律ある行動をとること」です。
集団行動ができるようになるには、言語発達や社会的スキルの発達が重要なカギとなります。
ここでは言語や社会的スキルがどのように発達し、集団行動ができるようになっていくのかを説明します。
1-1.ことばを話す前のコミュニケーション
集団行動において欠かせない他者とのコミュニケーション。
コミュニケーション能力の土台は赤ちゃんのうちから育まれています。
赤ちゃんは生後1ヶ月を超えた頃からお母さんの顔をじっと見るようになります。
そのときはまだコミュニケーションの意味をもつ視線ではありませんが、徐々に目が合うと声を出したり、お母さんが見ているものを見ようとしたり、「あーあー」と声を出してお母さんの方を見ながら注意をひこうとします。
次第に、お母さんが見ているものと赤ちゃんが同じものを見てまなざしを共有することができるようになる「共同注視」が起こり、これが、ことばを学ぶための土台になると言われています。
アイコンタクトも発声も他者を意識するから起こることなんですね。
他にも他者とやりとりするためには、顔を認識したり、表情をよんだり、指さしやジェスチャーで要求したり、感情を表現したり理解したり、様々な力が必要です。
人が生きていくためにコミュニケーションは不可欠。赤ちゃんの頃からたくさん練習しているのです。
1-2.ことばによるコミュニケーションの発展とともに社会的スキルが育つ
友だちと遊ぶためには、友だちが話していることを理解する、自分のことばで伝える、遊びの内容や目的を理解する、情報を共有する、相手の感情を察する…などなど様々な社会的スキルが必要です。
言葉の獲得により、どのようなコミュニケーションが生まれ、それによってどのように社会性を身につけていくのかを簡単にご紹介します。
■1歳
初語は1歳頃で、半年経つと50語前後のことばを使うようになります。
他者とのコミュニケーションでは、ことば以外でも「ちょうだい」「おいしい」などジェスチャーを使ってやりとりできるようになります。
■2歳
2語文が話せるようになり、色の名前や形容詞の理解も始まります。
「なに?」と質問をしたり、自分の気持ちを表現できるようになってきます。
■3歳
文でことばを理解し、1,000語前後のことばを使うようになります。
この年齢になると自分の経験を短いながらも話してくれるようになり、会話に「わたし」「ぼく」ということばを使い始めます。
■4〜5歳
4歳で1,500語前後のことばを使うようになります。
「あした」「きのう」といった時間の概念ができ、「いつ?」の質問にも答えられるようになります。
また、位置関係を示すことばや量に関する概念もわかるようになってきます。
5歳では2,000語近くのことばが使えるようになり、相手の立場に立って気持ちを推測することができるようになってきます。
ことばの獲得と正比例するように、コミュニケーションスキルが磨かれているんですね。
そもそも他者への関心が薄い、ことばで相手と関わることが少ないなどが気になる場合、ことば以前のコミュニケーションから見てあげるとサポートしやすいですよ。
1-3. 「遊び」を通じて社会的スキルが育まれる
相手と言葉でやり取りをする、相手の気持ちを推測する、といったスキル以外にも、集団行動に欠かせない社会的スキルがあります。
それは集団のルールを理解する、集団内での自分の役割を理解する、といったスキルです。
このようなスキルは「遊び」を通じて育まれていきます。
友だちと一緒に遊べるようになるのは、一般的に3歳頃からです。
アメリカの心理学者であるパーテンによると3歳頃の遊びは、『子ども同士で遊び、おもちゃの貸し借りや簡単な会話をすることがあっても、明確な役割分担やリーダーシップをとる子どもはいない』とされており、子ども同士が役割を持ち、ルールのなかで遊びだすようになるのは4~5歳頃だとされています。
子どもが成長し、遊びが高度になるにつれて必要なスキルも身についていくのです。
1-4. 子どもの遊びは6つの種類に分けられる
先ほど述べたように、子どもが成長するにつれ、遊びの内容や難易度は変化していきます。
ここではパーテンによる遊びの分類を用いて、子どもの遊びにはどのような種類があるのかをご紹介します。
子どもが今どのような遊びを好んでいるのか、次にどのような遊びにつなげていけばいいのか、を知っているとサポートがグッとしやすくなりますよ。
①何もしていない状態
周囲をうろうろするなどはっきりした遊びへの興味はない
②ひとり遊び
自分の遊びに熱中しているため他児が近くで遊んでいても一緒に遊ぼうとしない
③傍観
他児の遊びを眺め話しかけたりすることはあっても遊びに入ろうとはしない
④平行遊び
他児と同じ遊びをしていても子ども同士のやりとりはなく平行して遊んでいる状態
⑤連合遊び
子ども同士で遊び、おもちゃの貸し借りや簡単な会話をすることがあっても、明確な役割分担やリーダーシップをとる子どもはいない
⑥協同遊び
複数の子どもたちで役割を分担しルールのなかで相互交渉しながら遊ぶようになる
子どもは今どのような遊び方をしていますか? 一人で遊ぶことに集中していますか?他児を意識している様子がありますか?
お子さんの様子と6つの分類を照らし合わせてみましょう。
①から⑥に向かって遊びが高度になっていきますが、この分類は発達過程を示すものではなく、遊びの種類を示すものなので、「協同遊び」ができたとしても「ひとり遊び」が好きな子どもはその遊び方を選ぶこともあります。
「できるのかできないのか」「好きなのか嫌いなのか」お子さんをよく観察し、遊びの段階と子どもの好みの遊び方は分けてサポートを考えるといいでしょう。
2.集団行動が苦手だとどうなるの?
ここまでお伝えしてきたように、子どもは様々な種類の遊びをいったりきたりしながら、また、ことばやコミュニケーションのスキルを少しずつ身につけながら成長しています。
そのため、ある一面をとらえて、「集団行動ができない!」と過剰に不安になる必要はありません。
集団行動が苦手な場合の良い面・気になる面に分けてお伝えします。
2-1.集団行動が苦手な子どものポジティブな面
■自分の世界をしっかり持っている
自分の『好き』を大切にしているので、他者からの影響を受けにくいという側面があります。
例えば他の子どもたちに人気の玩具があっても気にすることがないので取り合いになることがないなど、みんながしているから自分もしたいと流されることが少ないです。
■興味があることに関してとことん追究する
例えば歴史に興味がある子は、城や武将の名前を覚えるだけでなく、地理的関係、人間関係、風土、築城の理由、など様々な視点から学びを深めていきます。
大人顔負けの知識を披露してくれるといったこともありますね。
■集中力がある
上記で、興味があることに対して知識が深められると説明しましたが、それはそれだけの集中力があるということです。
長い時間でも一つの遊びに集中し試行錯誤しながら遊ぶことができます。
例えばお母さんやお父さんが止めに入るほど集中しすぎて時間が経過していることがあります。
■マイペース
自分に合ったペースで何事も落ち着いて物事を進めることができます。
例えば友だちがお外遊びをしていても黙々と絵本を読み自分の世界を広げるなどです。
2-2.集団行動が苦手な子どものネガティブな面
■仲間意識が育ちにくい
そもそも集団で求められる役割や活動への意識やルール順守の意識が低く、また、帰属意識も低い場合があります。
例えば遠足で交通量の多いところは隣の子と手をつないで行動することがありますが、手をつなぎ続けたり、スピードを合わせたりすることが難しいといったことが起こります。
お友だちの名前を憶えていない、といったことが起きることもあります。
■協調性が養いにくい
集団内のルールや求められる役割の理解ができているかに関わらず他者のペースに合わせて自分を変えることが難しく、自分のやりたいことを優先してしまうことがあります。
例えば自分の気持ちを優先するあまり人の玩具をとってしまったり、遊びのルールを勝手に変えて自分勝手な行動をとってしまうといったことが起こります。
■世界が広がりにくい
他者からの刺激を受けにくいと新しいことにチャレンジする機会が少ないことがあります。
例えば一つの遊びに集中しすぎていて、他の遊びに興味が向きにくいといったことが起こります。
3.集団行動ができるようになるために親ができる3つのサポート
ここまで集団行動ができるようになるステップや、集団行動が苦手なことによっておこる困りごとについて紹介してきました。
「うちの子集団行動が苦手かも…」そんなお悩みを抱えたときに、親はどんなサポートをしてあげたらよいのでしょうか。
ここでは日常でよくみられる「遊び」の場面でのサポートをご紹介します。
サポートをする前に、今お子さんがどのような状況なのかを理解することが大切です。
記事で紹介したステップに照らし合わせながら、実践できそうなポイントを見つけてみてください。
大丈夫ですよ。特別なテクニックはいりません。
子どもの様子をよく観察して、いつもの遊びを少しだけサポートしてあげましょう。
3-1.年齢に応じたコミュニケーション能力がみられる場合は、見守ろう
2歳の子どもが友だちとやりとりしながら遊ぶのは難しく、また、3歳の子どもが5歳の子どもと対等に遊ぶのは難しいです。
この時期の年齢差はとても大きいので、年齢に応じた言語発達や社会性が見られる場合は、『育ちを待つ』ということが大切です。
また、「協同遊び」はできるけれど「ひとり遊び」が好きだという子どもの場合も、まずは見守ってあげるといいでしょう。
3-2.他児に関心がある場合は、関わり方の手本を見せてあげよう
他児を視線で追っていて遊びたそうにしているけれど自分から遊びにいけない。
そんなタイプのお子さんは、友だちと場の共有ができるようにサポートしてあげましょう。
お母さんやお父さんが友だちとの関わり方の手本を見せてあげながら、子ども自身が遊べたという成功体験をいくつも経験し場数を踏んでいけるといいですね。
具体的な例
①「静」的遊びが好きな子
プラレールが好きな子どもは、同じくプラレールが好きな友だちの近くで遊び始め、線路が交わるように遊びをサポートしてあげるといいでしょう。
どちらかが相手を意識し始めたら「一緒に遊ぼう」とお手本を見せてあげてください。
友達と場を共有したら遊びを展開してあげましょう。
「ここに坂を作ろう」「ここに踏切をおいていい?」など、子どもの気持ちを代弁したり、相手の意思をうかがう様子を見せてあげるといいですね。
「貸して」「交換」などのやりとりもいいですね。
最後は「よーいドン」で競争しながら片づけると楽しく遊びを終わらせることができますよ。
②「動」的遊びが好きな子
追いかけっこが好きな子は、初めはお母さんやお父さんと手をつなぎながら集団に参加するといいでしょう。
手をつなぎながらが難しい場合は抱っこをしてあげながらでも構いません。
追いかけられているときは一緒に逃げて、追いかけるときは子どもにタッチしてもらうといいですね。
ルールを守ること、役割を持つこと、集団で遊ぶことなどが学べます。
遊具を使うと自然に手を離せることがありますので、園庭や公園で遊ぶといいかもしれません。
3-3.他児への関心が薄い場合は、まずは大人とコミュニケーションを楽しもう
友だちが近くで遊んでいても気にならない、自分の話はたくさんしてくれるけど人の話は聞いてないなど、他者への関心が薄いと感じる場合は、まずは周囲の大人とコミュニケーションを楽しみましょう。
具体的な例
①「静」的遊びが好きな子
絵本を一緒に読んでいると子どもが大好きなシーンの前にニコニコこちらを見つめてくることがあるかと思います。
そのときに子どもに微笑み返し、わかっているよとうなずきながらアイコンタクトを送ってあげましょう。
続きを読んでほしくて子どもが絵本に視線を戻したら朗読を再開してあげてください。
もし子どもがセリフを覚えていたら一緒に読むこともいいでしょう。
わくわくした気持ちをしっかり受けとめ楽しい気持ちを共有してあげてくださいね。
②「動」的遊びが好きな子
抱っこをしてもらいながらグルグルまわる遊びが好きな子どもは、何度もグルグルしてほしいとお母さんやお父さんの体に抱きついて要求するときがあります。
そういうときはアイコンタクトをとりながら「もう1回」とジェスチャーとことばで見本を示し、グルグルまわしてあげるといいでしょう。
グルグル遊びの合間に追いかけっこをいれてみたり、小さなかけひきをしながら遊ぶこともいいですね。
相手に要求すること、相手の意図を読むこと、遊びの切りかえに気づくこと、遊びを長く続けること、そして楽しい気持ちを共有することなど、たくさんの学びがあります。
サポートは子どもの好きな遊びからはじめるとうまくいきやすいのです。
しかし子どもが友だちと遊べるようになってほしいと焦るあまり、できないことばかり練習してしまうことがありませんか。
気持ちはよくわかりますが、子どもが苦手と感じていることを中心に練習することは得策ではありません。
最後に、言語聴覚士の視点から、子どもの遊びをサポートするときの2つのポイントをお話します。
1つ目のポイントは、子どもがサポートを受ければできる段階からアプローチするということです。
旧ソビエト連邦の心理学者ヴィゴツキーが提唱した「発達の最近接領域」の理論によると、「子どもがサポートを受ければできる段階へアプローチすることが子どもの発達を促す」といわれています。
サポートなしでもできることは、子どもの発達段階にとって容易なものであり、逆に、サポートを受けてもできないことは、難しくてすぐにはできるようにならないとされています。
例えば おままごとで友だちと「平行遊び」はできるけど「連合遊び」ができない場合、コップを持って「かんぱい!」のやりとりを見せてあげ、簡単な交流ができるようにし「連合遊び」を促すといったサポートをするとよいでしょう。
2つ目のポイントは、そのサポートが適切か子どもの気持ちを考えながらアプローチをするということです。
子どもの気持ちの面から考えてみましょう。
子どもが難しいと感じることばかり練習を強いられたらどんな気持ちになるでしょう。
例えば、遊ぶ方法がわからないのに、遊び方を教えてもらえず、「遊んでおいで」という声かけだけされるといったものです。
自分がどう行動したらいいのかわからないとその場所から逃げたり、間違ったやり方で注意をひこうとするようになるかもしれません。
この場合の「遊んでおいで」という声かけはサポートとは呼べないでしょう。
この場合は、実例3-2のように、子どもと一緒に行動し遊び方の手本を見せてあげるといいですね。
4.集団行動が苦手なちょっと気になる子
子どもの育ちは子どもそれぞれなので、お子さんの発達状況について不安を感じる保護者の方もいるのではないでしょうか。
子どもが今どのような状態なのかを確認しつつ、子どもの現状にあったサポートをするのが大切です。
しかしもともと集団行動が苦手という特性をもった子どももいます。いわゆる発達グレーゾーンの子どもや発達障害の子どもです。
生まれつきの脳の働き方の違いで行動面や情緒面に特徴がでるため、保護者が育児の悩みを抱えやすくなります。
また、子ども自身が生きづらさを感じることもあります。
発達障害には自閉スペクトラム症や注意欠陥・多動症などがあります。
ここではそれぞれの特徴をかんたんに説明します。
4-1.自閉スペクトラム症や注意欠陥・多動症の特徴
■自閉スペクトラム症
・コミュニケーションがうまくとれない
・対人関係が苦手
・こだわりが強い
という特性をもちます。
遊びの場面では、車を一列に並べ続ける、タイヤの動きを眺める、ルールを理解して友だちと遊んだり空気を読むことが苦手、という姿が見られます。
他には、「バイバイ」をするときに手の平を自分にむける、視線が合いにくい、共同注視が難しい、ことばの発達の遅れなどが特徴として挙げられます。
■注意欠陥・多動症
発達年齢に比べて
・落ち着きがない
・集中力がない
・衝動的
という特性があり、症状の現れ方によって特徴が異なります。
落ち着きがない子はお部屋をウロウロ歩き回り、決まった時間や場所での行動ができない、衝動的な子は感情のコントロールが苦手で、コミュニケーションミスから友だちとトラブルになりやすい、などそれぞれ特徴はありますが、どの症状が現れても叱られることが多くなりがちなため適切な支援が必要です。
4-2.我が子の様子が気になる場合は、迷わず相談を
発達障害の子どものサポートは早い時期から始める方が良いといわれています。
子どもの発達が気になる場合、まずは市の健診で相談してみてください。
お住まいの地域によって異なりますが、医療と福祉の連携があり支援体制が整っている場合があります。
医療機関に直接相談する場合は、小児科、児童精神科、小児神経科、または発達外来のある病院になります。
大学病院や総合病院への受診はかかりつけ医の紹介状が必要な場合がありますので受診前に確認してくださいね。
悩んだり、困ったりした際は、一人で抱え込まず専門家に相談しましょう。
5.集団行動が苦手な子は、一緒に遊びながらサポートしよう
遊びの種類やコミュニケーションの発達を知っておくと集団行動が苦手な子どもへのサポートの手助けになります。
また、「この年齢だったら育ちを待とう」と判断する目安にもなります。
今回は、他者への関心を主軸にサポート方法を提案しました。
子どもがサポートを受ければできる段階へアプローチすることや子どもの気持ちを意識しながら行うことも、子どもへの負担をかけずにサポートする上で重要なポイントです。
「友だちと遊べるようになるにはどうしたらいいか?」 その1番の近道は、『人とコミュニケーションをとることは楽しい』と子ども自身が実感することです。
様々なシーンで『楽しい』の積み重ねができるよう、そしてその『楽しい』がたくさんの人に広がっていくよう、子どもの発達とペースに合わせて親子で楽しんでくださいね。
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参考文献
・お茶の水女子大学子ども発達教育研究センター 『幼児教育ハンドブック』
・ヴィゴツキー(著),土井 捷三(翻訳),神谷英詞(翻訳),「発達の最近接領域」の理論―教授・学習過程における子どもの発達,三学出版,2003