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「自然」絵本11選!じっとしていられない、絵本に興味を示さない子にもおすすめ!

この記事を書いた人

さたけ のぞみ さたけ のぞみ

さたけ のぞみ

  • 作業療法士

自宅へ伺う訪問リハビリテーション、発達障害がある子どもへの療育など、作業療法士として15年勤務しています。

造形・アート、自然体験活動などを通して、子どもたちを支援し、また子どもたちから日々沢山のことを学んでいます。

プライベートでも2人の娘と、森でのお散歩や創作活動を一緒に楽しんでいます!

活発なお子さんからインドア派のお子さんまで、さまざまな興味や関心を持つ子どもたちにぴったりな「自然」をテーマにした絵本をご紹介します。

例えば、「虫取りが大好き!」という元気いっぱいのお子さんや、「うちの子、外遊びは好きだけど絵本はあまり読まないなぁ」という子どもたちにもおすすめの作品があります。

また、虫が苦手な子やあまり公園に行かない子でも楽しく読める絵本をセレクトしています。

この記事では、自然の魅力をたっぷりと詰め込んだ「おすすめ絵本11選」のほか、絵本で自然を学ぶメリット自然に興味がもてる読み聞かせポイントについても取り上げます。

どれも自然の魅力がふんだんに感じられるとても素敵な作品ばかりです。ぜひ、これらの絵本を参考にして、自然の面白さに触れてみてください!

目次

 

1.自然を「絵本」からのぞいてみよう

絵本の魅力は、子どもの世界を広げてくれることです。

文字がまだ読めない子どもたちも、カラフルでかわいらしい絵と好奇心をくすぐる分かりやすい言葉で、これまで知らなかったことを学ぶことができます。

また絵本は、子どもの想像力も豊かに育みます。絵本を読むことで子どもは、絵本の登場人物に自分を重ねたり、物語の世界のなかで想像力を膨らませることができます。

「自然をテーマにした絵本」には、図鑑のように新たな発見や知識を与えてくれるものや、自然を舞台にした物語など、さまざまな種類の作品があります。

絵本を通じて身の回りの生き物や草花を知ることで、何気なく見ていた自然に興味を持つきっかけになるでしょう。

外遊びや虫が好きな子だけでなく、苦手な子まで、どんな子でも、お家でゆったり自然探索が楽しめるのも絵本ならではの魅力です。

 

2.自然をテーマにした絵本おすすめ11選

ここでは、「虫・生き物」「自然と心」「自然遊び」の3つのテーマごとに、子どものワクワクをくすぐる「自然絵本」を紹介します。

 

虫や生き物について学べる絵本

地面の下のいきもの(大野正男/文 松岡達英/絵)

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❚ あらすじ

地面の下の世界をのぞいてみよう。地面の下は涼しくて、湿り気もある。アリやハチやセミの幼虫、ミミズにモグラに、なんと鳥まで住んでいます。地面の下でたくさんの生き物はどのように共存して暮らしているのでしょうか。

❚ おすすめポイント

著者の大野さんは動植物の研究者として有名な方で、土の中の世界の正確で緻密なイラストは圧巻です。

生き物同士が食べたり食べられたりする様子も描かれているので、食物連鎖や生態系への理解も深まります。

普段は見ることのできない地面の下の世界をのぞくと、好奇心がかきたてられます!

 

うみべであそぼう(なかのひろみ/文 小林安雅/絵)

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❚ あらすじ

潮が引いた磯に住む生き物たちについて、写真で紹介。ヒトデやウニ、ナマコ、イバラカンザシなどカラフルで個性的な生き物がたくさん登場します。最後にそれぞれの生物についてくわしい解説がついています。

❚ おすすめポイント

あまり馴染みのない海の生物について、くわしく知ることができます。

ヤドカリの近くに貝殻を置くとそちらに移動するなど、実際に「やってみたいな!」と思う遊び方が紹介してあります。これからの海遊びシーズンに活用したいですね。

 

すみれとあり(かがくのとも傑作集 どきどきしぜん)

(矢間 芳子/文/ 森田 竜義/絵)

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❚ あらすじ

道ばたやコンクリートのわれめ、石がきのすきまに咲いているすみれ。どうしてこんなところに咲いているのかな?そこへありたちがやってきて、種を運び始めます。ありの行動を見ているうちに、すみれの花の謎が解けていきます。

❚ おすすめポイント

写実的な絵がとても美しいです。道ばたですみれや他の花も「どうしてこんなところに?」と思うことがありますが、虫たちと関係があるのかもしれない!と気づかせてくれます。

日常的な疑問から、生き物への興味をもたせてくれる本です。

 

14ひきのとんぼいけ(いわむらかずお/文・絵)

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❚ あらすじ
ロングセラー「14ひきのねずみの家族」のお話の第11作目。10ひきのねずみの兄弟は、とんぼ池に遊びに行きます。木のボートでこぎ出すと、とんぼの池には、とんぼがいっぱい。きいととんぼ、ものさしとんぼ、おおるりぼしやんまなど…たくさんのとんぼだけでなく、カエルやげんごろうにも出会いました。

❚ おすすめポイント

いわむらかずおさんのこのシリーズは、かわいらしいネズミの家族と、細部まで精密に描かれたイラストによって、独特の世界観をつくりだしています。

まるでその中の登場人物になったような気持ちで、冒険した気持ちになります。水辺の生き物について知りたい時にもおすすめです。

 

自然を大切にする気持ちを育む絵本

ちきゅうはみんなのいえ(リンダ・グレイザー/文 エリサ・クレヴェン/絵)

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❚ あらすじ

魚やイルカなどたくさんの生命を育む海、大地に水をめぐむ雨、あたたかな光を届ける太陽…私たちの周りにある自然について、詩のように優しい言葉で語りかけます。人間だけでなく、他のあらゆる生き物たちにとっても、地球は大きな家のような存在だと教えてくれる本です。

❚ おすすめポイント

海、雨、太陽、土、空など私たちを包むすべての環境に気づかせてくれる本。

言葉がとても優しくて、読み聞かせしてもらうと子どもたちには、まるで子守歌のように心地よく聞こえるでしょう。カラフルな絵もかわいらしく、明るい気持ちにさせてくれます。

 

木になろう!かたりあい、ささえあう

(マリア・ジャンフェラーリ/文 フェリシタ・サラ/絵)

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❚ あらすじ
すっくと立った大きな木。大空に枝を広げる木のように、手を広げて背骨をのばそうと、語りかけます。読み手と木を重ね合わせながら、木の生態について学んでいきます。

木々たちが根っこの根粒菌を通じて情報をやり取りしている(www=ウッド・ワイド・ウェブ)という近年明らかになった知見についても触れています。巻末に木についての詳しい解説あり。

❚ おすすめポイント

身近にある木についての理解を深められます。木の内側や根っこの話は大人にとっても、学びあるもの。この本を読んでお散歩に行くと、新鮮な気持ちで木を眺められそうです。

注目の絵本作家フェリシタ・サラさんのおしゃれな絵も素敵です。

 

バーバパパのはこぶね

(アネット・チゾン タラス・テイラー/文・絵)

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❚ あらすじ

バーバ一家が楽しくお出かけしていると、困っている動物たちに出会います。動物たちは汚染された環境から病気に悩まされ、毛皮を狙うハンターに追いかけられていました。次から次に助けを求める動物たち…バーバパパは動物たちを助けるため「はこぶね」を作ることにしたのです。

❚ おすすめポイント

1975年発行、世界中で読まれているベストセラーシリーズ。

環境問題をメインテーマとして、取り上げています。難しいテーマですが、動物たちを一生けんめい助けようとするバーバパパの行動を通じて、動物や植物を守る大切さをわかりやすく伝えてくれます。

 

じっちょりんのなつのいちにち(かとうあじゅ/文・絵)

>>「じっちょりんのなつのいちにち」Amazon販売ページ

❚ あらすじ

植物の種を集めて暮らす、小さな小人のようなじっちょりん家族。今回は夏の暑い日に、家族で種を探しに行くお話です。じりじりと照りつける太陽のもと、子どもたちがたくさん遊んでいる公園を通ったり、夕立にあってほおずきの中に隠れたり…無事に帰りつけるのでしょうか?

❚ おすすめポイント

家の床下など、人間のすぐ近くで暮らすじっちょりん家族。じっちょりんのお話にはどくだみやつゆくさなど、普段目にする草花がたくさん登場します。

そんな身近な草花からせっせと種を集めて暮らしている姿を想像すると、私たちのすぐ近くにも自然があるのだと改めて気づきます。

身近な自然に目を向けさせてくれる本です。

 

遊びを広げてくれる絵本

どろだんご(たなかよしゆき/文 のさかゆうさく/絵)

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❚ あらすじ

この本ではたくさんの泥遊びが登場します。水をザバッと入れることから始まり、泥のスープやクッキー、おにぎりを作り、最後がピカピカのどろだんごに挑戦。まるで本物の泥のような迫力あるイラストが、一緒に遊んでいるような気にさせてくれます。

❚ おすすめポイント

泥遊びの楽しさが伝わってきます。子どもたちが夢中になって遊んでいる様子が、とてもリアルに描かれているので、泥遊びが苦手な子も興味をもつきっかけになるかもしれません。

泥を使った色んな遊び方が出てくるので、泥遊びに慣れてなくて「どうやって遊んだらいいの?」という子にも、参考になりますよ。

 

あそびずかん 全4巻

(はるのまき・なつのまき・あきのまき・ふゆのまき) (かこさとし/文・絵)

>>「かこさとし あそびずかん」Amazon販売ページ

❚ あらすじ

草花遊びや虫取り、鳥の見方などの自然遊びから、折り紙や工作など季節の風習に関する遊びまで、様々な遊びを紹介します。豊富なイラストがついているので、小さな子でも見て一緒に楽しめます。

❚ おすすめポイント

身近な遊びがたくさん載っているので、すぐにお子さんと遊べるアイディアが見つかるでしょう。

昔から受け継がれている遊びは、楽しみながら子どもの身体や知恵を育てます。屋外だけでなく屋内でできる遊びが紹介されているのも、雨の日にも嬉しいポイントです。

 

ぼくのコレクション 自然のなかの宝さがし(盛口・清/文・絵)

>>「ぼくのコレクション 自然のなかの宝さがし」Amazon販売ページ

❚ あらすじ

どんぐり、虫のぬけがら、花、種、実、落ち葉、ネコジャラシなど…自然の中にあるたくさんの宝物を集めてみようと提案する本です。季節ごとに「自然の宝物」を紹介し、虫や草花の詳しい名前が載っているので、図鑑としても使えます。

❚ おすすめポイント

植物や生き物について、豊富に紹介されています。

宝物を探す場所も、田んぼや畑、雑木林から公園や台所の野菜までかかれているので、身近なところからお子さんの興味や好奇心を育むのにピッタリです。

 

3.自然をテーマにした絵本が、学びにつながるメリット3点

自然をテーマにした絵本には、学びがいっぱいあります。

それでは具体的に、どのような学びにつながっているのか見てみましょう。

 

3-1.子どもの好奇心を引き出す

絵本を読むことで、子どもはこれまで知らなかった世界を知ることができます。

例えば、「土の中では、生き物同士がどのように生きているのか」ということは、絵本でなければなかなか見れません。

絵本をきっかけに「実際に確かめてみよう」と土の中をのぞいて生き物を探してみる子もいるかもしれません。

絵本は「新しいことを知りたい!」「知らなかったことを知りたい!」と知識を探求する、子どもの好奇心を引き出します。

さらに絵本で学んだことを実際に確かめてみることで、理解が深まります。

この繰り返しが、生きた知識を学習する土台につながります。

 

3-2.自然の仕組みを学べる

「自然の仕組み」が学べるのも、絵本ならではのメリットです。

例えば、植物の成長過程をじっくり見ることはなかなか難しいことです。

絵本では、「種が土の中で小さな芽を出し、土の表面で葉を広げる、先端の茎が伸び、葉が大きくなり増える、そして花が咲き、種を残し枯れていく」という植物が成長する一連のプロセスを知ることができます。

「土の中で、芽が出ているんだ!」「お花が咲くのは、種を作るためなんだ!」など、ただ花を見ていた時には気づかなかった植物の仕組みを学ぶことができる良いきっかけになります。

また、昆虫の住み家や、食べ物など「昆虫の暮らし」を知ることで、食物連鎖や生き物の生態系について学ぶことができます。

少し難しい内容ですが、絵を通して分かりやすく理解できるのも、絵本ならではの強みです。

 

3-3.自然を大切にする気持ちが育つ

小さな虫たちの生活や、動物の親子、植物の成長など。絵本を通して、自然の植物や生き物について理解を深めることで、自然を大切にする気持ちが育まれます。

自然についての学びが増えると、

「小さな虫も花も草も、みんな一生けんめい生きているんだなぁ」

「動物たちが間違えて食べるといけないから、ゴミを捨てたくない!」

「ありさんも一生けんめい食べ物を集めているから、踏んでしまわないようにしよう」など、

地球や生物といった「自然環境」を大切にする心が育まれます。

自然を大切にする気持ちは、持続可能な社会を生み出す「SDGs」教育にもつながっていきます。これからを生きるために、とても大切な価値観ですね。

 

4.「自然」が好きになる!絵本の読み聞かせポイント

お子さんと絵本を読むときのポイントを2つ解説します。

 

4-1.子どもがゆっくりと絵を見れる時間をとる

子どもは絵本を通して、たくさんのことに気づきます。

花の形や虫の足の数など、細かく精確に描写されている作品も多いため、できるだけゆっくりページをめくって観察する時間をとってあげると良いでしょう。

「このお花の花びらはこんな形なんだね」

「ありさんの足は、ここから生えてるんだね」など、

気づいたことを子どもに伝えながら、1ページ1ページじっくり見ていくと、子どもの気づきを促すことができます。

また、よくよく見ると、空にトンボが飛んでいたり、遠くの方にうさぎがいたりと、その絵本独自の世界観も楽しむことができます。

日々忙しい中で「絵本をゆっくり読む時間がない」という方もいらっしゃるでしょう。

そんなときは「1冊だけ、3ページだけ、今日はこの1ページ」と決めて、できる範囲で絵本を開いてみてはいかがでしょうか。

 

4-2.絵本を読むときに楽しむことを大切にする

絵本を読むときには、勉強のためではなく楽しむのを大切にすることをおすすめします。

絵本は必ずしも最後まで読まなくてもOKです。

生き物の名前を覚えさせたり、感想を聴いたりするのは幼児期の子にはまだ少し早いかもしれません。

子どもの好きなページだけじっくりと見たり、読みたがる本があれば繰り返し読んであげるのもよいでしょう。

子どもの好奇心を引き出すには、自発的に楽しむことが大切です。

強制されるのではなく「楽しい」「知りたい」という気持ちを大切にすると自然と学ぶ意欲が育ちます。

 

5.絵本を通じて自然を知り、もっと好きになろう

絵本を読むことで、子どもの世界は豊かに広がります。

自然を題材にした絵本にも様々な作品があり、大人でも知らない面白い発見があることも多いです。

絵本で新しいことを学ぶと、お散歩や自然のある場所へのお出かけがさらに楽しくなります。

絵本を通じてお子さんと新しい発見を楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

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