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ことばの発達を促す!「語りかけ育児」とは?効果や年齢別の実践的な取り入れ方

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CONOBAS編集部 古田 CONOBAS編集部 古田

CONOBAS編集部 古田

CONOBAS編集者。一児の母で心理学生。

子育てをしながら、30代で通信大学に入学。

現在は、発達心理学・神経・生理心理学・臨床心理学を主として、心理学や教育学を学んでいます。

日々、ユーモアと科学的な学びを大切にした子育てを心がけています!

「語りかけ育児」という言葉を聞いたことがあるけれどよく分からない、自分には難しいのでは…というパパ・ママもいらっしゃるのではないでしょうか。

語りかけ育児は、誰でも簡単にできる「言葉の発達」「聞く力」「学習の土台作り」を高める子育て術です。

始めるのは何歳からでもOK。ポイントを押さえれば誰でも今日から簡単に始められます。

この記事では、産まれてすぐの0歳~4歳の乳幼児期を対象にした、語りかけ育児について取り上げます。

「語りかけ育児」とは?というところから、メリット、語りかけの基本、年齢別のポイント、語りかけ効果を高める3つのポイントについてお話します。

 

目次

1.「語りかけ育児」とは?

そもそも「語りかけ育児」とはどんなものなのでしょうか。

語りかけ育児とは、イギリスの言語治療士であるサリー・ウォードにより提唱された育児法です。

まずは「語りかけ育児」とはどんな育児術なのか、何歳から始められるのかについてご紹介します。

 

1-1.「語りかけ育児」の概要

語りかけ育児は、乳幼児のもつ「聞く力」と「注意を向ける力」に基づいて生み出された育児術です。

サリー・ウォードは、語りかけ育児を「ことばの発達」を促すだけでなく、学習するための基礎づくりを目指すためのものとしています。

語りかけは、子どもとの触れ合いの機会となるだけでなく、言葉の理解や聞く力、話す力、そして考える力へとつながり、学習の土台を培います。

また、読み書きや算数といった勉強色を感じさせずに、子どもたちの一日の生活に寄り添って自然に取り入れることができます。

 

1-2.語りかけ育児は何歳から?

語りかけ育児は、生まれてすぐに始めることができます。

乳幼児は「まだことばの意味が分からないから、話しかけても意味がないんじゃ……」と思ってしまいそうですが、そんなことはありません。

昨今の脳研究から、生まれて間もない赤ちゃんでも脳は母親(養育者)の声に敏感に反応して活動していることが明らかになっています。

一方で、乳幼児期には母親(養育者)以外の声には反応が乏しいようです。

脳への刺激は、乳幼児の身体の発達やことば、こころの発達に欠かせないものです。

そのため、乳幼児期からの語りかけ育児で、効果的に発達をサポートすることができます。

それでは、「語りかけ育児」は何歳まで有効なのでしょう。

遅いかな?早いかな?と心配になりそうですが、安心してください。

語りかけ育児は、脳に柔軟性がある成長段階の乳幼児期全般にわたって、いつから始めても効果があります。

語りかけで脳を刺激して、健やかな発達をサポートしてあげましょう。

 

1-3.語りかけ育児は短い間でも効果が高い

「語りかけ育児」は、親と子の双方向コミュニケーションです。

親が頑張って「何か話しかけなくちゃ」と、ひねり出すように話しかけるということではありません。

子どもの様子や反応に合わせた適切な語りかけが重要です。

サリー ウォードによると、語りかけは量より質が大切であると言われています。

忙しいママさんたちは、「子どもと関わる時間が少ないけど大丈夫かな?」と思いがちですが、もちろん大丈夫です。

子どもが指さししたら「何をみているのかな?」と声かけをしたり、「あーあー、うーうー」と声を出していたら、「そうね、いいわね」と返したり。

子どもの反応に合わせた語りかけができれば、短い時間でも知育効果が高いと言われています。

 

2.「語りかけ育児」のメリット

語りかけ育児は、イギリス国家が行った「ベビー・トーク・プログラム」によりその有効性が検討されました。

当初は、ことばの遅れという問題を防ぐために開発されたものでしたが、すべての子どもの発達や能力を最大限に促すために役立つということが明らかになりました 。

 

2-1.子どもの語彙力や知能指数が高まる

語りかけ育児は、語彙力や知能指数に影響があることはよく知られています。

サリー・ウォードによれば、ことばの発達に遅れのあった幼児に、語りかけ育児を1日30分行ったところ、目を見張るような進歩を示し、ことばの遅れが躍動的に改善されたそうです。

それ以外にも、感情面や行動面での発達や社会性、集中力においても良い効果があることが明らかになっています。

 

2-2.親と子の絆づくりを促す

語りかけ育児は、親と子の絆づくりを促します。

語りかけを続けることで、子どもが何をしてほしいのか、何を感じているのかなど、感情や欲求をキャッチできるようになります。このことから、適切な関わりあいがもてるようになり、怒る回数も減少すると言われています。

また、語りかけによって、親の精神の安定が図られ、物事への柔軟な対応を促しやすくなることも明らかになっています。

育児の悩みは、夫婦仲や家事、仕事とさまざまなことへ影響するものです。

子どもとの適切で良好な関係は、親自身の人生基盤を落ち着かせるためにも大切です。

忙しいなか、子育てに自信が持てると「私はさまざまな問題に対応することができる」という、親の自己効力感を高めることもできます。

 

3.年齢別「語りかけ育児」の実践例と抑えるべきポイント

まずは、乳幼児期の「語りかけ育児」の基礎となる10のポイントをご紹介します。

 

①短いことばで、ゆっくり

単語の音が一つ一つわかるように、大きめでゆっくり抑揚をつけてお話しします。

🌸

②繰り返しことばを使う

「ワンワンのおはな、ワンワンのおめめ」

「みきくんのぼうし、ママのぼうし、パパのぼうし」など

🌸

③「擬音語・擬態語」を使う

「ニャーニャーだね」

「トコトコトコ」

「タンタンタン」

「パチパチパチパチ」など

🌸

④答えを期待しない問いかけをする

「りんごおいしいかな?」

「さむいね~」

※「これはなんですか」のように答えを求める問いかけは、まだ上手くことばを使えない子どもを委縮させてしまうためNGです

🌸

⑤興味のあるものをことばにしてあげましょう

子どもを主体に、興味を持っていることから話を広げましょう

🌸

⑥質問や指示はNG

「言ってごらん」と、 音を真似させたり、言わせたりしない。

※子どもが話した!とうれしくなって、「パパにも聞かせてあげて!ほら、言ってごらん」もNGです。

言わせられるという経験は、子どもにとって緊張を伴うため、話すことに抵抗につながることもあります。

🌸

⑦体を使った「動き」と「ことば」を結びつける

ジャンプしながら、「ぴょん、ぴょん」など

🌸

⑧子どもへの返事はすべて受け止めから入る

子ども「あのね、電車がいたよ」

親「そうね、電車が走っていたね」

🌸

⑨注意するときは、子どもの聞きたい話し方で

「これを触っちゃバツだよ」「ゆっくり歩こう、トコトコ」

※「やっちゃダメ」「触っちゃダメ」はNGです。否定的な注意で、してはいけないことを意識させすぎると、子どもの気持ちが委縮しやすくなってしまいます。

🌸

⑩子どもの話し方にあれこれ言わない

子ども「りちゅ、いたよ」

親「りちゅじゃないよ、りす」などの発言はNG。また、凄いね!など、喜びすぎるのもNGです。

正しい発音を意識しすぎると、ことばを話すことが苦手になってしまいます。正しい発音は、成長と共に学べますので、今しかない言い間違いを可愛がってあげましょう。

🌸🌸🌸

 

これらを基礎に意識しながら、年齢別「語りかけ育児」のポイントも見ていきましょう。

 

3-1.0~6カ月

「赤ちゃんの反応をキャッチしよう」

生後3ヶ月までは、授乳やオムツ替えの時間がスキンシップの機会になります。

オムツ替えのときに「気持ちいいね、のびのびするね」などと言ってお尻を拭いてあげたり、ミルクや母乳を飲むときに、「美味しいですか、ゴクゴク」などと声をかけてみましょう。

 

クーイングにはどんどん反応しよう

子どもが声を発し始めたら、 声に反応をしてあげましょう。

「 あー、あー」と言ったら、子どもと同じように「あー、あー」と返してニッコリと微笑みます。 大きく反応すると、そのぶんだけ赤ちゃんも楽しくなりどんどん反応してくれるようになります。

 

モノや動きに、ことばをつけてみよう

動きに音をつけてあげましょう。例えば、ボールを転がして「ボール、コロコロ」、抱っこしながら「ゆ~ら、ゆら」、お腹をくすぐりながら「こちょこちょこちょ」など。

この時期の後半では、簡単なものの名前を教えてあげましょう。

顔のパーツについて「おめめ、おはな、おみみ」や、ご飯を食べるときに「スプーン、フォーク」など。

 

仕事や家事などで、手いっぱいなときにはママの独り言も◎。赤ちゃんにことばのリズムを覚えてもらうために役立つそうです。
例えば、「あら、雨が降ってきた。洗濯物を取り込まなければいけないな」など。

 

3-2.6ヶ月~1歳

「音と動きでことばを楽しもう」

6カ月頃になると、視力や手先、感情の発達が高まります。鈴がリンリン、ボールがころころ、つみきがガッシャンなど音と動きのある繰り返し遊びに興味を示すようになります。

1歳近くになると、ミニカーを電話に見立てたり、大人のしぐさをマネするなどの、ごっこ遊びが始まります。

 

繰り返し・真似っこで遊ぼう

繰り返しことば遊びをしましょう。 「いないいないばぁ」、お手て「パチパチパチ」、ボールを落として「ポンッ」など。

また、赤ちゃんの動きを真似するのも良いそうです。 赤ちゃんが手を振ったらママも一緒に手を振ってみましょう。

赤ちゃんが「バババババ」などと言っているときは、ママも真似して返してあげましょう。 赤ちゃんは、自分の発している音と周りの音を比べて学んでいます。

 

どんなこと考えてるかな?

表情や仕草から、赤ちゃんが思っていることをことばにしてあげるといいでしょう。

赤ちゃんが泣いているときには、「悲しいのね」と声をかけたり、ボールを落とす遊びをしているときには、「ボールが落ちたね、ポンッ」などと語りかけます。

ママが家事をしているときに、じっとこちらを見ていたら、 「いま、ミルクを作っています」「洗濯をしています」などとお話するのも良いでしょう。

 

3-3.1歳~2歳

「分かりやすいことばで伝えよう」

この時期は、注意力がどんどん高まってきます。自分の興味の持っている音に注目するようになります。

しかし、注意していられる時間は短いので、一つの遊びはそんなに続きません。いろいろな刺激を組み合わせた遊びを用意してみましょう。

 

子どもが聞きやすい短いことばをつかおう

この時期の終わり頃には、二つのことばを組み合わせた短い文が分かるようになってきます。 「みき の くつ」 「ママ の はし」などです。

子どもと話すときも、親は短い文で話してあげましょう。

子どもの興味に関連付けて、実況放送をしてあげるのもおすすめです。

例えば「電車が駅に止まっているよ、あ、電車が動いた、電車が走り出しました、電車さんばいば〜い、電車は遠くに行っちゃったね」など、こんな風に。

サリー・ウォードは、ことばを習得するための最善の方法は、子どもの耳を傾けさせることだといっています。

子どもに説明できるときは、いつでも子どもを会話に入れてあげましょう。

生活の日課やその日の出来事について、たくさん話しかけることで話をすることの楽しさや喜びを学びます。

 

子どもに新しいことを教えるときのコツ

子どもが知らない新しいことばは、手振りを使って伝えるのが有効です。

「おもちゃのおかたづけ」なら、おもちゃ箱におもちゃを入れるなど、実際にやってみせながら説明すると良いでしょう。

 

遊びにたくさん「ことば」を使おう

水遊びをしているときには「バシャバシャ」、粘土遊びでは、「どんどん」「コロコロ」「ぐちゃ」など、遊んでいる動作に向けて音をつけて子どもの遊びにさらに注意を引きつけてあげましょう。

絵本を読む際には、 登場人物ごとに優しい声、大きな声、年老いた声など、声色に変化をつけてみると集中力が持続します。

 

子どもに注意するときは?

いたずらややってはいけないことを注意する機会が増える時期でもあります。

しかし、「ダメ」「触っちゃいけない」などと、否定的な表現を使うのはあまり良くありません。

この時期は、 興味のあるそのものを遠ざけたり、抱っこしたり、注意を他に向ける方が適切です。

 

見てくれない、聞いてくれないと思ったら…

気を引こうとしてはいけません。

子どもが他の事に集中しているならば、ただ待ってあげてください。

例えばプレゼントをあげたとき、そのおもちゃよりも箱に興味がいってしまった場合は、その箱を取り上げるのはNGです。最初に目に飛び込んできた「箱」への興味が終わったら、おもちゃに関心が向くはずですから、ゆっくり待ってあげましょう。

 

3-4.2~3歳

「子どもが話しやすくなるように、ことばを支えよう」

この時期には、経験した過去の話も少しづつみられるようになりますが、まだ時系列がわかりません。

過去の話は、子どもが自分から話しだしたときに話すことをおすすめします。

また、この時期の後半には出来事の流れを思い出させるような質問の仕方がおすすめです。

「お医者さんが、チクって注射した後に何があったかな?」というように具体的に聞いてみましょう。

答えられなかったら、無理に答えさせようとせずに「そうだ、お医者さんが引き出しから、シールを取り出して、どうぞって、くれたんだったね」などと、代わりに答えてあげましょう。

 

遊びを膨らませてあげよう

ごっこ遊びをたくさんする時期です。

一緒に遊ぶ際には、子どもに主導権を持たせてあげましょう。

大人からしてみたら、「え、そんなバカな」と思う展開になるかもしれませんが、遊びの中では指示をしない方が良いでしょう。

また、「昨日、みきくんはプリン食べて、美味しかったな~。お腹い~っぱい♪」など、子どもの日常を歌にしてあげる遊びは盛り上がります。

 

子どもの言い間違いは、正さず受け止めながら伝えよう

子どもは時に、話の途中から急に話し出すことがあります。

例えば、「みうちゃんが、たんたんってたたいて、はいどうぞしてくれた」というように、何を言っているのかわからないな?ということもあると思います。

そんなときは、まず「そうだね」「そうなんだね」といった受け止めで答えてあげましょう。

また、子どもの言い方をあからさまに正すような言い方はNGです。

例えば、子どもが「負けたから僕が一番だ!」というように、勝つと負けるを間違えていることがあります。

そんなとき、「勝ったからでしょ、勝ったから一番」と言うのはよくありません。

「そうだね、あいこちゃんが勝ったから一番です」というように、受け止めながらサラッと伝えます。

 

3-5.3~4歳

「ことばを子どもの自信と学びにつなげよう」

同じことばを繰り返したり、ことばにつっかえたりするといったことが起こることがあります。

言いたいことを一生懸命言おうとしている証拠です。

このとき、「もう一度言ってごらん」「ゆっくり話してみて」などと、話すことを意識させてはいけません。こんなときは、ただ静かに待ってあげるのが一番です。

子どもの話し方を正さず、子どもに話し方を意識させないことが大切です。

スムーズに話せないのは、この時期特有です。発達とともに自然に話せるようになりますので、焦らず穏やかに見守ってあげましょう。

また、この時期にも「ゆっくり大きめの声で話しかける」ということは忘れずに心がけてください。

「今日は何をしますか。 公園に行く?」など、文の切れ目には、ちょっと休みを入れましょう。

 

話すことで考えてもらおう

まだ小さいから言ってもわからないだろうと思わずに、「なぜそうしなければならないか」「なぜしてはいけないか」は都度ことばで説明してあげましょう。

ことばは、考えることの基盤になります。

自分で考えて、行動することを習慣づけるために、小さなころから小さいなりに、ことばを使って考えることを練習させてあげましょう。

忙しい中、子どもに説明するのは大変なことかと思います。

子どもは分からないことが多いため、「なぜ」「どうして」と繰り返すかもしれません。

そんなときこそ、ひと呼吸置いて、「忙しくて、お話できなくてごめんね」「お風呂のときにお話しようか」「ママもわからないから、明日一緒に調べてみようか」というように、ゆっくり語りかけてあげましょう。

 

4.「語りかけ」の効果を高める3つのポイント

ここでは、語りかけ育児の効果を高めるための3つのポイントについてお話します。

 

4-1.マザリーズ~子どもが聞きやすく、心地のいい声色

赤ちゃんや小さな子どもと話すとき、普段より声が高くゆっくりした話し方になりませんか。

それは、「マザリーズ(母親語)」といわれる話し方です。

子どもが聞きやすく、心地のよい声色といわれており、大人が乳幼児と話すときに自然と発せられることが多いものです。

一方でマザリーズは、ストレスや育児不安が高い場合に出にくくなってしまうそうです。

乳幼児は一番手がかかる時期でもあります。そのため、疲れからついつい言い方がキツくなってしまうこともあるかもしれません。

しかし、赤ちゃんは意味は分かっていなくても雰囲気で、どのような感情を伝えているのか感じています。

できるだけ、マザリーズを使った優しい声がけを心がけてください。

キツい言い方になってしまったときには、「ごめんね、ちょっと疲れているの。あなたは悪くないのよ」と、改めて優しく声をかけてあげるといいでしょう。

普段より高い声に「なんだか気恥ずかしいな」と思われることもあるかと思いますが、語りかける効果を高めるためにも、ぜひマザリーズで話かけてみてください。

 

4-2.ふれあい、視線~コミュニケーションと愛着形成

語りかける際には、①子どもと目を合わせる②手や足、お腹などをくすぐったりなでたりするふれあいを取り入れると、コミュニケーション効果や愛着形成をより高めます。

最初のうちは、どう話しかければいいのか分からないこともあるかと思います。

そんなときは、子どもと目が合った際に微笑み、頭を撫でたり手を握るなどのふれあいを行うところから始めてみてください。

スマホを見ながら、家事をしながらなど、優しく声をかけているけれど、視線は子どもをみていないというような語りかけもNGです。

子どもの反応をキャッチすることができず、タイミングと欲求にズレが生じてしまうことから、語りかけの効果が半減してしまいます。

また、怒っているのに怒っていないというよりも、「ママ、今はうまく話せないから、うまく話せるようになったら話してもいい」などと声をかけてみましょう。

目を見て、どのように反応しているか、反応にはどのような変化があるのかなど、子どもの成長を楽しめる関わり合いになると良いでしょう。

 

4-3.歌や手遊び、キャラクター~子どもとの共通の視線

「子どもが何を思っているのかわからない」「どう反応してあげればいいのか」「臨機応変な対応が苦手」という方もいらっしゃるかと思います。

そのような方は、子どもと共通の視線(興味)を増やすために、歌や手遊び、キャラクターを活用するのがおすすめです。

例えば、子どもが指さしたものに対して、「ちょうちょだね」「お花だね」「わんわんだね」と答えているうちに、疲れてしまったということはありませんか。

子どもとの関わりは、単調で物足りないなぁと苦手意識を抱えているママさんも実は多くいらっしゃいます。

そんなときは、「ちょうちょだね」と話す際に、手で蝶のカタチを作ってひらひらさせたり、「ちょうちょ〜、ちょうちょ〜、なのはにとまれ〜」など歌や手遊びを取り入れると良いでしょう。

子どもが好きな歌や手遊び、キャラクターなどを覚えてみると案外大人でも楽しいものです。子どもの穏やかに流れる世界を感じられる良いきっかけにもなります。

 

5.語りかけ育児で、親子の絆、子どもの能力を高めよう!

誕生してすぐに始めることができる語りかけ育児。

語りかけ育児は、ことばの発達や社会性など、子どもの能力を最大限に引き出してくれます。

最初は気恥ずかしいかもしれませんが、続けることで子育てへの自信や子どもとの信頼関係を高めることができます。

いつからでも遅いということはありません。

子どもとのコミュニケーションの取り方の一つとして、「うちの子、ことばが遅いかな?」「子どもの気持ちが分からないな」というママやパパも、ぜひ取り入れてみてください。

 

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主な参考文献
・Sally Ward, 槙朝子, 汐見稔幸,0~4歳 わが子の発達に合わせた1日30分間「語りかけ」育児,小学館,2001
・田中順子,情報社会における子供とのコミュニケーション:「双方向性」の意味を問い直す,情報社会試論 Vol. 9,2004・山本千紗子,乳幼児に話しかけること
・褒めることの大切さ − 子育て支援のためのエビデンスを求めて,上武大学看護学部紀要 第 5 巻第1号,2009

 

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