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絵本の読み聞かせの効果やコツとは?現役読み聞かせボランティアのママが読み聞かせのお悩み解決方法もご紹介!

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小学1年生と6年生の姉妹のママ。

元塾講師。在職中に独学で保育士資格を取得しました。

佐々木正美先生の『子どもへのまなざし』シリーズが子育てのバイブルです。
娘たちの小学校で読み聞かせボランティアとしても活動中です!

「読み聞かせをしているけれど、なかなかうまくいかない」「そもそも読み聞かせにはどんな効果があるの?」そんなお悩みや疑問はありませんか?

そんなお悩みや疑問をお持ちのお母さん・お父さんへ、読み聞かせの効果や読み聞かせのコツをご紹介します!

「読み聞かせがうまくいかない…こんなときどうしたら良いの?」というお悩みの具体的な解決法もご紹介しています。

お子さまとの楽しい絵本タイムの参考にしてください!

 

目次

 

1.読み聞かせの前に:発達段階に応じたことばの発達と絵本との関わり方を知ろう!

 

「子どもの年齢によって読み聞かせのやり方も変えるべき?」「そもそも読み聞かせっていつまですればいいんだろう?」そんな疑問をお持ちではないですか?

成長するにつれて、子どもが理解できること、楽しめることが変わっていくように、その年齢に適した絵本や読み聞かせの方法があるのです。

まずは絵本に深く関係することばの発達に焦点をあて、6歳頃まで発達段階を見ていきましょう!

 

1-1.3歳頃まで

生後2か月頃からのクーイング、6か月頃からの喃語を経て、10か月以降には発音が明確になり、1歳頃には「まんま」「ぶーぶー」など一語文を話し始めます。

1歳6か月から2歳頃には「これ、ちょうだい」などの二語文を、2歳6か月頃には「わんわんのえほんよんで」などの三語文になり、より意味のあることばを話すようになります。

3歳になる頃には発音もしっかりしてきて、大人の真似をして話そうとしたりもします。

絵本の中のものを指さして言ったり、短いフレーズをくり返し一緒に読んで喜んだりします。

 

1-2.3歳頃

理解できる語彙の数が急激に増えて、日常でのことばのやり取りが、だんだん不自由なくできるようになってきます。

2つ以上の述語が組み合わせられた複文や、助詞、代名詞も使い始める時期です。

大人と対等に話せるようになってきて、ことばでコミュニケーションを取ることが楽しいと感じるようになります。

ことばが増えていく中で知的興味や関心が高まり、「なんで?」「どうして?」といった質問を盛んにするようにもなります。

「こうしたらこうなる」と結果を予測したり、絵本の中でも短く単純なストーリーを理解できるようになってきます。

 

1-3.4歳頃

「話したい」という気持ちがますます大きくなり、お友だち同士でも会話を楽しめるようになってくる時期です。

ことばで自分の気持ちを表現し、思いを伝えて解決しようとします。

想像力も豊かになり、長めのストーリーの絵本も楽しめるようになります。

絵本の中で登場人物の気持ちに共感したり、自分だったらこうする、と考えたりします。

 

1-4.5歳頃

自分が体験したことをことばで相手に伝えることができるようになります。

ことばに共通のイメージを持って、お友だちとコミュニケーションを取ります。

自分の思いが通らない場合や、意見が食い違った場合にも、ことばを使って調整しようと試みます。

語彙が増えてきたことで思考力も深まり、お友だちと関わりながら他者の心情に共感できるようになります。

そのためことばと絵を頼りに鮮明なイメージをふくらませたり、登場人物の心情に寄り添ったりして、絵本の内容をより深く理解できるようになります。

 

1-5.6歳頃

会話はますます高度になり、自分の思いや考えをスムーズに話せるようになっていきます。

表現も豊かになり、場面に応じたことば選びも少しずつ上手にになっていきます。

ルールを理解しておともだちとしりとり遊びを楽しむこともできます。

ことばをたくみに使ってコミュニケーションを取ることで、社会性も身についていきます。

この頃は絵本から読み物へ少しずつ移行していく時期であり、読み聞かせだけでなく、自分でも少しずつ物語の世界を楽しめるようになっていきます。

ですが、自分で読む楽しみ方と、読み聞かせてもらう楽しみ方は別のものです。

自分での読書と平行して、小学校卒業くらいまではぜひ読み聞かせを続けましょう

 

 

2.絵本の読み聞かせをするときに意識したい5つ効果とは?

子どもの成長にとって良いと言われる読み聞かせですが、具体的にはどのような効果があるのでしょうか。

たくさんある効果の中から、読み聞かせをするときにぜひ意識をしてほしい5つの効果をご紹介します!

 

2-1.想像力を育む

子どもは絵本の読み聞かせをしてもらいながら、自分の大好きな人の声で聞こえることばと、素晴らしい絵に助けられながら、めいっぱいイメージを膨らませ、空想の世界での体験を積み重ねていきます。

イメージを膨らませ空想の世界を体験することをくり返す中で、子どもの想像力は大きく伸びていくでしょう。

目の前にあることを手がかりに想像を働かせる力は、より良い人間関係を築いたり、多角的な視野で物事を捉えたりするのに大きく役立ちます。

 

2-2.ことばの獲得を助ける

ことばの獲得には、周りの大人たちからのたくさんのことばかけが大切です。

絵本の読み聞かせをすることで、子どもは自然と多くの言葉に触れることになります。

絵本の中には、普段お母さんやお父さんがあまり使わないような言葉や表現も出てくるでしょう。

そんなことばを、読む人の声や目に見える絵をヒントに理解していくことで、子どもの語彙力が育まれていきます。

 

2-3.本が好きになるのを促す

人は近くにあるものや頻繁に接するものに親近感を持ち、好きになる傾向があります。

子どもが本好きになることを望むなら、ぜひ読み聞かせを習慣にしてみましょう。

読み聞かせを繰り返すことで、絵本は子どもにとってより身近でなくてはならないものになります。

絵本が好きな子どもはそのまま本が好きな子どもに成長し、たくさん本を読むようになります。

読書量が増えると、語彙力や読解力の向上も期待できます。

 

2-4.子どもの自己肯定感を高める

大好きなお母さんやお父さんすぐそばで絵本を読んでもらう時間は、子どもにとって何より幸せな時間です。

温かい膝の上で、ソファでくっついて、寝る前にベッドの中で、忙しいお母さんやお父さんが時間を作り、自分のために愛情を持って絵本を読んでくれるのです。

子どもは「自分はお母さんお父さんに大切にされているんだ!」と心から感じるでしょう。

この「自分がお母さんお父さんにとってかけがえのない存在である」という実感は、子どもの自己肯定感を大きく育てます。

 

2-5.親子関係を良好にする

お互いのぬくもりを感じながら読み聞かせをすると、子どもも大人もオキシトシンという物質が分泌されます。

オキシトシンは「幸せホルモン」とも呼ばれ、親子の愛着形成に大きく役立ちます

またストレスを軽減したり、ストレスへの耐性を高めたりする効果もあります。

読み聞かせをすることで、子どもは穏やかな気持ちになって情緒が安定し、大人もイライラしにくくなるのです。

「怒りたくないのについ怒ってしまった」ということも減って、お互いに穏やかな気持ちで接することができるでしょう。

 

 

3.絵本の読み聞かせを実践するときの4つのポイント

 

ここまで子どもの発達段階や読み聞かせの効果を説明してきましたが、実際に読み聞かせをするときにはどんなことを意識すればよいのでしょうか。

ここでは読み聞かせの4つのポイントを紹介していきます。

いきなり全てできなくても大丈夫です。お子さまに合わせて、取り組めそうなポイントから実践してみてください!

 

3-1.環境を整え、読み聞かせを習慣化する

読み聞かせをするときはできるだけ他のおもちゃなどを片付け、絵本に集中しやすい環境を作ってみましょう

おやつのあと、寝る前ベッドに入ったらなど、一日の中で読み聞かせをするタイミングを決めて習慣化するのもおすすめです。

読み聞かせの前に毎回同じ手遊びや言葉かけをしてから読み聞かせを始めると、絵本に気持ちを向けやすくなります。

 

3-2.絵本に書いてあることを書いてあるとおりに読む

無理に声色を変えたり抑揚をつけて読む必要はありません。

絵をじっくりと見せながら、絵本に書いてあることを書いてあるとおりに読みましょう

ことばのひとつひとつを子どもの心へ届けるようなつもりで読みます。

そこにある絵とことばから、子どもは想像力を最大限に活用して絵本の世界を体験するのです。

大げさな表現は、時に子どもの想像力の邪魔をしてしまいます。

 

3-3.絵本に対する子どもの発言や問いかけを受け止める

読み聞かせをしている途中で子どもから発言や問いかけがあったら、「そうだね」「どうしてかな」と共感して受け止めましょう

読み聞かせが中断してしまうのを恐れなくても大丈夫です。

自分の気持ちを受け入れてもらえたという安心感を与えることを優先してください。

発言や問いかけのやり取りが終わったら、また続きを読み始めます。

逆に読み聞かせの途中や終わったあとに、大人から質問したり感想を求めたりするのはあまりおすすめしません。

絵本の世界をたっぷりと味わわせ、読み終わったあとも余韻に浸らせてあげましょう。

 

3-4.「読み聞かせは楽しい」と子どもに感じてもらう

読み聞かせをする上で一番大切なのは、子どもにとって絵本の読み聞かせが楽しいものであり続けることです。

読み聞かせによって得られる効果は結果であり、目的ではありません

効果を期待するあまり、子どもが嫌なことを無理強いしては本末転倒です。

子どもが読み聞かせを楽しいと思えているか、常に最大限の配慮をしてください。

反応をありのまま受け止め、要求を満たしてあげましょう。

今聞きたくないのなら、今聞かなくて良いのです。

やり方にとらわれず、子どもが「読み聞かせは楽しい」「絵本が好き」と思えるようにしてあげられると良いですね。

 

 

4.読み聞かせのお悩みを解決!~こんなときどうする?~

 

実際に読み聞かせをしてみると、子どもがなかなか集中して聞いてくれなかったり、新しい絵本を買っても同じ絵本を読んで欲しいと頼まれたり、いろんなお悩みが発生するのではないでしょうか。

ここでは「読み聞かせあるある」のシチュエーションを取り上げてそれぞれの対応法をご紹介します!

 

4-1.同じ絵本を何度も読んでとせがまれる

同じ本をくり返し読んでもらうことは、何度読んでも同じ絵や内容であることに安心感を覚えたり、はじめは気づかなかったことに気づいたりと、子どもにとってとても意味のあることなのです。

「もういいよ」と言われるまで、くり返し読んであげましょう。

 

4-2.絵本を読んでいる途中でページをめくり、とばしてしまう

そのまま自由にページをめくらせてあげましょう。

子どもは絵が変わっていくことを楽しんだり、めくる動作を楽しんでいます

めくる動作が終わったら、そのページからまた読み始めてください。

 

4-3.読み聞かせを最後まで聞いてくれない

聞いてくれるところまでで終わりにして大丈夫です。

もし周りのものに気を取られてしまうなら、片付けをして絵本に気持ちが向くようにすると良いでしょう。

遊んでいる途中で急に絵本が気になって「読んで」と言われたときは、そのまますぐに読んであげてください。

子どもの絵本を読んで欲しい気持ち、そうではない時の気持ちを尊重します。

 

4-4.絵本に全く興味を示さない

好きなおもちゃのそばに、好きなおもちゃに関連する絵本を置いてみてください。

たとえば車のおもちゃが好きなら、車のおもちゃの近くに車を題材にした絵本を置いておきます。

興味を持ってもらえたら、まずは一緒に眺めるところから始めてみましょう。

そのあと少しずつ読み聞かせに挑戦していってください。

 

読み聞かせに限ったことではありませんが、うまくいかないと思ったときは目の前の子どもがこたえを持っています。

子どもの「こうしたい」という気持ちを受け止め、可能な限り実現してあげることが大切です

 

 

5.親子で絵本を楽しむことで読み聞かせの効果が最大化します!

絵本に触れること、読み聞かせをすることは、子どもの能力を伸ばし自己肯定感を高めてくれます。

絵本は教育の一つの手段としてよく取り上げられますが、一番大切なのは親子で絵本を楽しむことです。

迷ったり困ったりしたら、子どももお父さん・お母さんもストレスなく楽しいと思える方を選びましょう。

読み聞かせを通して、親子で絵本のある素敵な時間をたくさん過ごしてくださいね!

 

参考文献
厚生労働省「保育所保育指針解説」2018年

 

 

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