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英検Jr.とは?英検Jr.の特徴やおすすめの教材、勉強方法を徹底解説!

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CONOBAS編集部 リー CONOBAS編集部 リー

CONOBAS編集部 リー

アメリカ人の父と日本人の母を持ち、バイリンガルな環境で育つ。

幼い頃から海外の人と接する中で異文化理解や異文化交流に興味を持ち、大学では国際関係を専攻。

英語を使ってコミュニケーションを取ることの楽しさを伝えるべく、CONOBAS KIDSでは、カリキュラムの作成にも携わっています。

英語学習を始めているご家庭の中で、「子供の英語力を知りたい」「分かりやすい成果が欲しい」と考えている保護者の方も少なくないのではないでしょうか。

 

今回はそんな方に向けて、お子様も楽しく取り組みながら英語力を測ることのできる「英検Jr.」や、自宅でもできる英検Jr.の勉強方法、おすすめの教材について紹介していきます。

また、今回は、児童英語講師の免許を所持しており、英語指導経験も多数あるRisa先生からのコメントも記載しております。是非参考にしてください!

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目次

 

1.英検Jr. とは?英検との違いは?

英検Jr.とは、児童が英語に親しみ、外国の文化を理解することを目的として、日本語英語検定協会が1994年に開発したリスニングテストです。英検も英検Jr.と同じく、日本語英語検定協会が実施しています。

 

英検Jr.は小学生低学年から高学年までを対象としており、小学校の外国語活動に対応しています。また、英検Jr.は、以前は児童英検という名称で実施されていましたが、2015年に改名され、現在の英検Jr.という名前で実施されています。

ここからは、英検Jr.の特徴を英検と比較しながらいくつか紹介していきます!

 

1-1.オールリスニングのテスト

英検Jr.の最大の特徴は、試験内容が全てリスニングで構成されていることです。英検Jr.は英語を学習し始めた児童に向けた試験となっているため、英語学習の入門期に最も大切と考えられているリスニング力にスポットを当てているのです。

 

一方で、英検ではリーディングやリスニング、級によってはスピーキングなど多方面から英語力を測ります。また、TOEICやTOEFLなどの他の英語試験も、リスニングやリーディング、場合によってはライティングやスピーキングなど様々な角度から英語能力を測る試験が多いです。

そのため、英検Jr.は、他の英語検定と比較して、英語を学習し始めたお子様にとって、取り組みやすい試験となっています。

 

1-2.「育成型ゲーム感覚」で楽しめる

英検などをはじめとする多くの試験は、文字中心で構成されています。

一方で英検Jr.は、ほとんどがカラーで作成されており、お子様の興味を引くようなイラストが多く含まれています。

また、テストの解答方法に関しても、CDから流れる英語を聞き、それに合ったイラストに○をつけるなど、ゲーム感覚で手軽に楽しめる形式になっています。

さらに、試験時間も30分から45分間と短めなので飽きずに、最後まで挑戦しやすい工夫がされています。

 

1-3.文字が読めなくても受験できる

先述したように、英検Jr.はリスニングに特化した試験となっています。テストの一部の選択肢に文字が含まれることはありますが、基本的にはイラストを参照しながら回答していくため、英語の読み書きができなくても受験することができます

 

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Risa先生からの一言

英検Jr.の特徴として「オンラインで受験可能」ということも挙げられます。

英検Jr.のオンライン版では、有効期間内(申込後三ヶ月間)であれば、いつでも受験することができます。
※試験は一度受験したら再度受験し直すことはできません。

会場に行って受験するよりも、自宅からいつでも受けられる手軽さから、生徒様にオンラインでの受験をおすすめすることが多いです!

また、オンラインで受験する際に、お子様が保護者の方に助けを求めてしまうケースが多かったため、教師がお子様の後ろで監督(見守る)することが多くありました。

そのため、オンラインで受験をする際には、お子様と適度な距離感を空けて受験していただくのが良いでしょう。

 

ここまで、英検Jr.の三つの特徴を英検や他の資格試験と比較しながら見てきました。

英検Jr.の特徴が分かったところで、「結局受けるメリットは?」「無理に頑張らせてモチベーションが落ちてしまわないか心配」と実際の受験を迷っている保護者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで、ここからは英検Jr.の特徴をさらに深掘りしていきながら、お子様のモチベーションアップにつながるポイントについて説明していきます。

 

 

2.英検Jr.が子どものモチベーションアップにつながる4つのポイント

英検Jr.を受験することに、どのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、「お子様のモチベーションアップ」という観点を軸に四つのポイントについて説明していきます。

 

2-1.受験までの過程も楽しく勉強できる!

先述したように、英検Jr.は英語を学習し始めた児童を対象とした試験になっているため、公式の検定ではあるものの、イラストに◯をつけるなど幼稚園生や小学生にとっても手軽に楽しめる形式をとっています。

 

また、英検Jr.の試験対策においても、普段の学習の延長でリスニングの機会を増やしたり、ドリルや参考書などを活用しながら徐々に英検Jr.の試験形式に慣れていくことができます。

特に、英検Jr.のオンライン版では、英検Jr.の試験のみならずゲームやドリルなどの学習コンテンツをオプションで付けることができます。このようなコンテンツを活用しながら、遊び感覚で英語を学習するうちに、自然と英語力を身に付けることができます。

 

2-2.不合格という概念がない!

通常の検定試験では、成績の判定として合否が使われます。しかし、英検Jr.は、合格や不合格という形で成績をつけず、代わりに正答率(%)で成績を表示する仕組みとなっています。

これには、お子様に「できた!」という達成感を実感してもらい、この達成感をもとに、お子様のさらなる英語学習の原動力となってほしいという狙いがあります。

 

また、試験の正答率が80%を越えると、次のグレードに挑戦することができるようになっており、お子様がさらに上を目指して学習していけるような工夫が施されています。

 

2-3.結果がすぐにわかる!

英検Jr.は、お子様が直接会場に行って受験する場合と、自宅からオンラインで受験する場合の二つから選択することができます。

オンラインで受験する場合、テスト終了後すぐに受験結果を確認することができ、モチベーションの維持に繋がります。また、お子様が試験内容を忘れないうちに間違えた箇所等を復習することができます。

 

2-4.表彰状のような成績証明書が届く!

英検Jr.では、受験後に全ての受験生に対して、受験者の氏名が印字されたREPORT CARD(成績表)CERTIFICATE(成績証明書)が送付されます。

特に、成績証明書は賞状形式になっており、お子様ご自身がそれぞれのシールを貼ることができる仕様となっています。そのため、英検Jr.では単にテストを受験するだけでなく、お子様の頑張りを形として残すことができるため、お子様のさらなる学習の動機付けになります。

 

ここまで、英検Jr.の特徴や英検Jr.がお子様の英語学習のモチベーションアップにつながるポイントについて見てきました。ここからは、英検Jr.の試験内容に焦点を当てながら、英検Jr.三つのグレードのレベルや出題範囲、形式などについて詳しく説明していきます!

 

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Risa先生からの一言

英検Jr.では、次のレベルに進むにあたって、正答率が80%超えていることが望ましいです。

しかし、オンライン受験の場合、正答率が80%を超えなくても、次のレベルを受験することができます!

実際に、私が担当していたお子様の中でも、正答率が70%台で次のレベルに挑戦した方が数名いらっしゃいました。

子どもの挑戦したい気持ちを尊重してあげられると良いですね。

 

3.英検Jr.の3つのグレード

英検Jr.は、「ブロンズ」「シルバー」「ゴールド」の三つのグレードで構成されています。

 

3-1.対象者

英検Jr.の各グレードの対象者は下のようになっています。

ブロンズでは、全ての問題が音声やイラストと対応する音声やイラストを選択する形式となっているため、文字の学習を全く経験していないお子様でも受験可能となっています。

また、ブロンズを受験して80%以上正解するとシルバーに、シルバーを受験して80%以上正解するとゴールドに挑戦することができます。

 

3-2.試験形式

英検Jr.の各グレードの試験形式は下のようになっています。

試験時間はグレードが上がるにつれて長くなります。また、大問数もシルバーとゴールドはブロンズと比較して多くなります。

出題内容は、グレードが上がるにつれて、音声を選択して回答する形式が多くなり、文字を選択する形式が新たに追加されます。そのため、リスニングや文字の学習中心の対策をすることがスコアアップの鍵になります。

 

3-3.各グレードの到達目標

ブロンズ

ブロンズでは「英語の音やリズムに慣れ親しむ」ことと「初歩的なコミュニケーションに必要な語句や簡単な表現を聞き、理解する」ことが到達目標として挙げられています。

 

シルバー

シルバーでは「日常生活での身近な事柄に関する簡単な語句や表現を聞き、理解し、それに対して簡単に応答する」ことや、「簡単な会話や文をいくつか聞き、その中にある情報を理解する」こと、「文字と音声の結びつきに関心をもつ」ことが到達目標として挙げられます。

 

ゴールド

ゴールドでは「日常生活での身近な事柄に関する語句や表現を聞き、理解する。また、それに対して質問したり応答したりする」ことや、まとまった会話や文章を聞いて、その中の情報を理解し、その場面状況を判断したり要旨を把握する」こと、「身の回りの語句や簡単な短い文を読む」ことが到達目標として挙げられています。

 

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Risa先生からの一言

「ゴールド」では、長い文章や会話が多く出題され、「ブロンズ」「シルバー」と比較すると一段と難易度が高くなります。

また、英検Jr.の「ゴールド」は、英検5級と比較しても語彙や表現数が多く、英検Jr.の「ゴールド」の方が難しいと感じる方も一定数いらっしゃるようです。

実際に、私が生徒様の保護者に英検の5級と英検Jr.の「ゴールド」の違いを説明すると、英検Jr.よりも英検5級を受けさせたいという方が多くいらっしゃいました。

そのため、「ゴールド」を受験する際は、十分な学習時間を設け、リスニングを集中的に対策する必要があります。

また、「ゴールド」の学習をしてみて、難しいと感じたお子さんは、英検5級に挑戦してみても良いかもしれません。

 

英検Jr.のホームページでは、各グレードのサンプル問題も用意されているので、気になった方は是非チェックしてみてください!

>>英検Jr. ホームページ

 

ここまで、英検Jr.の各グレードの特徴について詳しく見てきましたが、具体的にどのような対策をしたら良いのか疑問に感じる方いらっしゃるのではないでしょうか。そこで、次は英検Jr.を受験するにあたって自宅でもできるオススメの学習方法について紹介していきます!

 

 

4.自宅でもできる!英検Jr.のための三つのステップとおすすめ教材

英検Jr.を受験するにあたって、「英会話教室などに通わせて対策しなければ」と考える保護者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、塾などに通わなくても、教材などを使いながら自宅学習で英検Jr.に挑戦することも可能です。特に、英検Jr.はリスニングに特化した試験であるため、リスニングの対策が鍵となります。

 

英検Jr.の学習には大きく分けて以下の三つのステップが必要です。

「英単語・英語表現を学習する」「リスニング力をつける」「参考書を使って学習する」

ここからは、この三つのステップの詳しい学習方法やおすすめの教材について解説します。

 

 

4-1.英単語、英語表現を学習する

まずは、基本的な英単語や英語表現を学習する必要があります。英検Jr.では食べ物や色、挨拶などの基本的な語彙が出題されるので、語句や簡単な表現の意味を理解できるようになる必要があります。

そのためには、英単語カードなどイラストやCDが付いている参考書を使いながら、遊び感覚で楽しみながら学習すると効果的です。

『キクタン キッズ』では、英検Jr.の各グレードに合わせた語彙を収録しているため、英単語・英語表現の学習対策におすすめです。

>>『キクタン キッズ』Amazon通販ページ

 

また、Audibleでは『キクタン キッズ』の音声を有料でダウンロードすることができ、携帯で気軽に音源を聴くことができます。

>>Audible 『キクタン キッズ』ページ

 

4-2.リスニング力をつける

英検Jr.はリスニングに特化した試験であるため、耳で聞いて理解するリスニング力をつけることが鍵となります。そのため、音声付きの教材を使うなどして、お子様と楽しみながら「英語の音」に慣れ親しむ時間を作りましょう。

 

『ベビー&キッズ えいご絵じてん』や『はじめてのえいかいわえほん』では、音の出る「タッチペン」がついていたり、イラストが盛り沢山で、お子さんの「もっとタッチしてみたい!」という気持ちを高めてくれ、英語の音に慣れ親しむ教材としておすすめです。

>>ベビー&キッズ えいご絵じてん Amazon通販ページ

 

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また、紙媒体の教材以外にも、アプリ等を使いながらゲーム感覚で楽しくリスニング力をつけることもできます。

『Khan Academy Kids 』は、英語で喋るキャラクターの言うとおりに問題を解く、ステージクリア型のアプリになっています。出題は全て英語となっていますが、英語が分からなくても、感覚的に解ける問題が多く出題されています。そのため、リスニング力アップにおすすめです!

>>Khan Academy Kids ページ

 

4-3.試験本番の形式に慣れる

英単語表現やリスニング力がある程度ついてきたと感じたら、試験本番の形式に慣れていきましょう。このフェーズでは、お子さんのモチベーションを保ちながら学習する必要があります。

『楽しくはじめる英検Jr.シリーズでは、英検Jr.を受験するお子さんが、各グレードに向けて楽しくテスト対策できる内容となっています。本番形式の問題を通じて実際のテストに向けた練習や、「ポスター」「表彰状」「ごほうびシール」など、やる気アップにつながる特典が満載です。そのため、試験直前の対策におすすめです!

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また、英検Jr.をオンラインで受験する場合、オプションで模擬テストやドリル、ゲームなどの教材を含んだパッケージを申し込むことができます。これらの公式の教材を使いながら本番の形式に慣れていくこともできます!

パッケージには「テスト」「ラーニング」「フルパック」の三種類があり、一つを選択して受験することになります。

 

テスト

テストでは、「英検Jr.」「カードアルバム」が付いてきます。カードアルバムとは、ゲームや模擬テスト、英検 Jr.テストでわかるようになった言葉や表現をオンライン上でカード形式で参照することができるサービスになります。

試験対策がバッチリな方や、他の教材等で学習済みの方はテストがおすすめです!

 

ラーニング

ラーニングでは、「ドリル&ゲーム」「模擬テスト+カードアルバム」が付いてきます。「ドリル&ゲーム」では、語彙や会話表現を楽しく学習することができます。また、「模擬テスト」では、試験本番さながらの内容が240問入っています。

英検Jr.の対策を公式教材でみっちり行いたい方や、まだ試験対策ができていない方はラーニングがおすすめです!

 

フルパック

フルパックでは、「英検Jr.」「ドリル&ゲーム」「模擬テスト+カードアルバム」がセットになっています。また、テストとラーニングをそれぞれ個別に購入するよりも価格がお得になっています。

英検Jr.の学習の目処が立っており、かつ英検Jr.の対策を公式教材で行いたい方はフルパックがおすすめです!

 

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Risa先生からの一言

パッケージは、お子さんの学習状況に合わせて選択するのが良いでしょう。

ちなみに私の生徒様は、レッスンでリスニングや英語の日常的な表現に触れていることもあり、「テスト」を選ぶ方が多いです。

 

『英検Jr.のホームページ』では、各オプションの価格や内容について詳しく書いているので、気になった方は是非チェックしてみてください!

>>英検Jr. ホームページ

 

 

5.英検Jr.を通して楽しく英語を学習しよう!

ここまで、英検Jr.の特徴やおすすめの学習方法などについてご紹介しました。いかがでしたでしたでしょうか。

英検Jr.はお子様の英語力の尺度になるだけでなく、お子様の英語学習をする上でのモチベーションアップにも繋がります。

また、英検Jr.の受験を準備のための学習を通して英語力アップも期待できます。さらに、英検Jr.はオンラインで自宅でも受験できたり、英検Jr.の対策学習も家庭学習で対応することができたりと気軽に受験することができます。

皆様も英検Jr.にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

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