【4歳・5歳児】保育英語講師おすすめ!子どもが楽しめる英語絵本10選を難易度別にご紹介!
この記事を書いた人
山﨑
- 幼稚園教諭
- 小学校教諭
- 児童英語講師
- 保育士
保育士、幼稚園教諭、小学校教諭、児童英語講師の免許所持。
子どもが大好きで心の繋がりを重視した保育や教育を大切にしています。
世界の保育事情や幼児教育にも興味があり、実際にニュージーランドの保育施設で働いた経験もあります。
ニュージーランドで英語の大切さに気付き、現在も日本の子どもたちに英語の楽しさを伝える活動もしています。
一児の母として、バイリンガル教育にも力を入れています。
「子どもが英語に興味を持ち始めたけど、どうしたらその興味を継続できるの?」
「英語を学び始めたけれど、何か家でも取り組めることはないかな」
など、英語に触れる機会が増えてきた現在、このようなことを考えたことがあるお母さん、お父さんも多いのではないでしょうか。
英語に興味を持ち始めた4歳~5歳のお子さんには、お家でも取り入れられる英語絵本がおすすめです。
今回は4歳児・5歳児の発達段階を踏まえて、子ども自身が引き込まれるような絵本をピックアップしてみました。
難易度別にセレクトしているので、ぜひ参考にしてみて下さい。
目次
1.4・5歳児の発達の特徴
ここでは、英語の絵本を読み聞かせる上で知っておきたい、3歳の子どもたちのことばやこころの発達、興味のある遊び方などを説明していきます。
1-1.4・5歳児のことばの発達
ことばがどんどん増えてくる4歳児、日常会話も上手にできる子どもが増えてきます。
しかし、その中でも成長には個人差があり、まだ赤ちゃんことばを使う子もいれば、大人のように話す子もいます。
会話面で見ると、この時期の子どもたちは相手が言っていることはだいたい理解できるようになっています。
5歳になると理解力がさらに増し、少し難しいことばを使って会話することもできるようになってきます。
また、自ら進んで質問したり、ストーリーを作りだしたりすることもできます。
さらに文字や数字、読み書きにも興味を示し、自ら書いてみよう、など挑戦する姿も多く見られます。
1-2.4・5歳児のこころの発達
いろいろなことに興味・関心が出てくる4歳児。
自我が強くなり、自分の気持ちを主張することも増えてきます。
また、友だちとの繋がりも意識しだす時期とも言えます。
5歳になると、生活や遊びの中で社会性や人間性も身に付いてきます。
そして、人との関わりを通して自分の役割を理解して行動できるようになってきます。
1-3.4・5歳児の遊び方
友だちと一緒にルールを守って遊ぶことができるようになってくる4歳児。
集団で遊ぶことに楽しさを感じてきます。
また、想像力も伸びてくる時期なので、ごっこ遊びが頻繁に見られるようになります。
数字や文字も取り入れながら、遊びが広がっていく5歳児。
想像力を働かせながら、ストーリーを作り出し、友だちと共に遊ぶことができるようになります。
遊びながら、自分で考える力、想像力を伸ばしていきます。
2.4・5歳児|英語絵本を選ぶポイント
興味が出てきた英語の世界、さらに興味が出てくるような英語絵本とはどのようなものでしょうか。
「難しすぎる」「つまらない」そうならないためには、子どもの興味関心や発達段階にあわせた絵本選びが重要です。
「もっと知りたい!」「もっと読みたい!」そんな気持ちにさせてくれる絵本選びのポイントを紹介します。
2-1.文章が短すぎず、長すぎない絵本
英語に興味が出てきた子どもたちは、英語の絵本に対して抵抗の少ない場合が多いです。
あまり短すぎる絵本だと物足りなさを感じる子も出てくるでしょう。
しかし、まだまだ英語の世界に入ったばかりの子どもたち、長すぎる絵本も飽きてしまいます。
そこでお勧めしたい絵本は、短すぎず、長すぎない絵本です。
1ページに多くても短文5文くらいの文章までの絵本だと、リズムよく読み聞かせることができます。
短い絵本を読んで、「もっと!」という声が聞かれれば、少しずつ長くしていくのもひとつの方法かもしれません。
2-2.絵がはっきりしていて、内容がイメージしやすい絵本
絵が、大きく分かりやすく描かれている絵本は、見るだけでも内容を理解しやすく、多くの年齢層で人気があります。
4.5歳児は、そんな絵を見てお話を想像して聞くことができるようになってくる時期なのでおすすめです。
また英語に少し触れていると、いくつかの単語を覚えている子も少なくないでしょう。
知っている単語と、絵本の絵が一致すると、嬉しい気持ちがうまれます。
そんな気持ちの積み重ねが、もっと英語を知りたい!という気持ちに繋がっていくのです。
2-3.絵本の世界に参加できる絵本
想像力が発達し、ストーリー展開を考えたり、登場人物の気持ちを考えたりできるようになってくる4・5歳。
そんな子どもたちには、絵本の世界に入り込めるものがおすすめです。
英語絵本の中には、読者に質問する形のものも多くあります。
読み聞かせしてもらう中で、自分はどうだろう?と考える時間があると、さらに楽しくなります。
自分もまるで絵本の中の登場人物の一員になったような気分で、読み聞かせしてもらうと、その絵本の内容は強く心に残るのです。
3.4・5歳児|おすすめ英語絵本10選
絵本選びのポイントをもとに、4・5歳のお子さんへのおすすめの英語絵本を10冊セレクトしました!
絵本の難易度別に紹介しているので、年齢だけでなくお子さんのペースに合わせて選んでみてください。
文章が短く、絵で楽しむことができる絵本です。英語に初めて触れるお子さんにもおすすめです。
少し長編の絵本です。歌や体を動かす遊びとともに楽しむことで、さらに英語への興味関心を膨らませることができます。
少し長編の絵本で、新しい単語も沢山登場します。絵と一致させながら読めるようになっているので、新しい英語をもっと学びたい!というお子さんにピッタリの絵本です。
★☆☆英語が初めてでも楽しめる
1.Ketchup on Your Cornflakes?
あらすじ
これとこれを組み合わせると…あなたなら好き!?
と毎ページ質問を投げかけられる絵本です。
>>「Ketchup on Your Cornflakes?」 Amazon販売ページ
おすすめポイント
上下でページが分かれていて、面白い組み合わせが何通りも出来上がります。
色々な組み合わせを楽しみながら読み進めていくことができるので、飽きずに「次は何だろう?」という気持ちを引き出すことができます。
読み聞かせのコツ
初めにDo you like~? のフレーズを覚えておくと、スムーズに読み聞かせを行うことができます。
上下をあらゆる組み合わせにして、子どもに尋ねながら読み進めていくと子どもの気持ちも盛り上がっていきますよ。
2.Go away, Big green Monster!
あらすじ
初めは、身体のパーツがページをめくるごとに増えていき、モンスターが現れます。
しかし、「Go away!」と言うと、身体のパーツが消えていき、最後はモンスターが…
>>「Go away, Big green Monster!」 Amazon販売ページ
おすすめポイント
穴あき絵本になっており、ページごとに身体のパーツが増えたり減ったりする様子がが子どもにもはっきり分かるようになっています。
読み聞かせのコツ
「Go Away!」の部分はその部分に手を払う仕草をつけて、強調して読んでみましょう。
何度も繰り返されるフレーズなので、子どもも覚えやすく、さらに絵本の世界に引き込まれていきます。
3.Brown bear, Brown bear, what do you see?
あらすじ
カラフルな動物が何を見ているのかな?
動物に質問し、動物自身が答える、というやり取りが繰り返される絵本です。
最後は先生と子どもたちも出てきて、皆何を見ているのかな?
>>「Brown bear, Brown bear, what do you see?」 Amazon販売ページ
おすすめポイント
短い文章が多く、テンポよく読むことができます。
また、同じ文章の繰り返しも多く、自然とそのフレーズを覚えることができます。
読み聞かせのコツ
何度も繰り返し読んでみましょう。だんだんと同じフレーズのところを、リズムよく読むことができるようになってきます。
4.I went walking
あらすじ
男の子が歩いていると、黒猫を見かけます。
その黒猫が散歩についてくると、そこからまたたくさんの動物に出会い…
>>「I went walking」 Amazon販売ページ
おすすめポイント
繰り返しが多い絵本です。
動物好きの子どもたちには人気の一冊です。
読み聞かせのコツ
「グーチョキパーで何作ろう?」のリズムにのせて読むと、とてもリズミカルに、テンポよく読むことができます。
★★☆英語に少し興味が出てきた時期に読むと効果的
5.Five little monkeys jumpimg on the bed
あらすじ
ママにおやすみを言ってドアを閉めたあと、5匹のサルの兄弟の時間が始まります。
みんなで楽しくベッドの上でジャンプしていると、1匹ベッドから落ちて頭を打ってしまいます。
サルたちはママに「もう二度としないように!」と注意をされますが…
>>「Five little monkeys jumpimg on the bed」 Amazon販売ページ
おすすめポイント
繰り返しを楽しめる絵本です。
歌付きなので、リズムもにのりながら楽しむことができます。
読み聞かせのコツ
保護者の方も歌の部分を覚えると、お子さんと一緒に楽しむことができますよ!
6.The wheels on the bus
あらすじ
少しずつ人数が増えていくバスの中の様子と、バスの動きが楽しく描かれています。
どこに行くのかな?誰が乗っているのかな?
>>「The wheels on the bus」 Amazon販売ページ
おすすめポイント
歌や手遊びも楽しめる絵本です。
子どもも自然と歌に乗せて内容を覚えてしまいます。
読み聞かせのコツ
歌を覚えて読み聞かせするだけでなく、手遊びを一緒にすると様々なアクティビティと組み合わせながら子どもと盛り上がりましょう。
7.From head to toes
あらすじ
各ページに動物が一匹、子どもが一人登場します。
そして、頭を回したり、首を曲げたり…
動物たちと同じポーズ、あなたはできるかな?
>>「From head to toes」 Amazon販売ページ
おすすめポイント
動物を見ながら自然と自分もこんなことできるよ!と身体を動かしてしまう一冊です。
読み聞かせのコツ
「Can you do it?」といった後に、一緒にその動きができるかやってみましょう。
英語のフレーズを楽しく理解できますよ。
8.Where’s Spot?
あらすじ
子犬のスポットはどこへ行った?
ママが色々な場所を探しにいくお話です。
おすすめポイント
仕掛け絵本になっていて「どこにいるかな?」「ここかな?」とめくりながら、一緒に探しているワクワク感を感じられます。
読み聞かせのコツ
めくる直前に5秒ほど一呼吸おいて読むと、ワクワク感が増します。
★★★英語をもっと知りたい!という時期にお勧め
9.Dear Zoo
あらすじ
ペットが欲しくて、動物園に手紙を書く主人公。
色々な動物が登場し、どの動物がペットにふさわしいかを考える過程が楽しく描かれています。
おすすめポイント
繰り返しが多く、自然と口からフレーズが出るようになります。
また、仕掛け絵本なので、ページをめくるごとに隠れていた動物が登場し、次は何が出てくるんだろう?とワクワクした気持ちを持つことができます。
読み聞かせのコツ
一ページ読むごとに、少し一呼吸おいて次のページに移りましょう。
「次はどんな動物が出てくるだろう?」という気持ちが高まります。
10.Shark in the park
あらすじ
望遠鏡を手に入れた主人公のティモシーは、公園に行って色々なものを見てみます。
すると、望遠鏡越しに何かを発見し、驚いたティモシーは叫んでしまいます。
それが一体何だったのか、一緒に驚いたり笑ったりできる一冊です。
>>「Shark in the park」 Amazon販売ページ
おすすめポイント
ティモシーと一緒に望遠鏡を見ている気分になり、次は何が出てくるのだろう?と想像力を掻き立てられます。
読み聞かせのコツ
何だろう?というページで子どもが考える時間を作ってあげると、次のページがさらに楽しくなります。
4.おうち英語で絵本をお勧めする理由
4、5歳児になると、英語に触れる機会が少しずつ増えたり、おうち英語を始めてみたりする、といった方も多いのではないでしょうか。
おうち英語、英会話教室など学習方法は様々でも、子どもの発達段階と理解レベルに合わせた方法で英語を取り入れることが大切です。
英語を学ぶ方法は様々ですが、特に英語に興味を示しだしたお子さんに英語絵本をおすすめする理由を3点紹介します。
4-1.親子で楽しめる時間になる
お子さんが英語に興味を示すようになれば、お父さん、お母さんも自然と英語で書かれているものなどに目がいくのではないでしょうか。
英語の絵本は日本の絵本とはまた違った特徴のあるものが多く、お子さんだけでなく、保護者の方も違いを楽しむことができます。
お子さんが興味を持った絵本を、是非一度一緒に読んでみてあげてください。
お母さんやお父さんと一緒に読んだ、という楽しさが加わってより一層楽しいものだという記憶が残りますよ。
4-2.楽しみながら自然と学ぶことができる
絵の多い絵本では、絵を見ると話の内容が分かる絵本も多くあります。
筆者が保育園や幼稚園で読み聞かせをしていたときも、英語が分からなくても、お話の世界に引き込まれる子どもたちをたくさん見てきました。
英語は韻を踏んでいる絵本も非常に多く、聞いているだけで心地よいという特徴があります。
そのため何度も聞いているうちにフレーズを覚えて、いつのまにか口に出していたり、英語と絵が自然と一致してくることもあります。
教えてもらって、ではなく、楽しみの中から学んでいくことがたくさんあるのが英語絵本なのです。
4-3.英語を通して、新しい世界に触れることができる
英語絵本にたくさん触れていると、英語が身近なものに感じてくるようになります。
もっと読みたい、もっと知りたい、そんな知的好奇心も高めてくれます。
英語絵本の中であらゆる世界観に触れるため、自然と自分とは異なる文化があることや、多人種がいることも学んでいきます。
5.英語絵本の読み聞かせで世界が広がる
英語絵本は英語の扉を開いたお子様の世界をさらに広げてくれるものです。
一度親子で英語絵本を一緒に読む機会を作ってみて下さい。
今まで知らなかった英語の世界を知るきっかけにもなりますよ!
関連記事をご紹介!
・早期英語教育の効果とは?メリット・デメリットをご紹介【保育英語講師が解説】
・【3歳児】保育英語講師おすすめ!初めての英語絵本5選!