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パパの言うことは聞くのにママにわがままなのはなぜ?ママの話も聞く姿に変わる効果的な方法

この記事を書いた人

宮先惟之 宮先惟之

宮先惟之

  • 保育士

保育所や子ども園にて15年間勤務。

主に、3〜5歳児のクラス担任や障がい加配保育士をしてきました。

2児の父でもあり、子育ての大変さや楽しさを感じながら、日々子どものやる気を引き出す環境作りや言葉のかけ方を工夫しています。

パパの前ではいい子なのに、ママの言うことだけ聞かない子どもに困ることはありませんか?

言うことを聞かない子どもに、どう接していいか悩みますよね。

本記事では、保育士として子どもの心情を理解する筆者が、小学校の教員と意見を交わすことで見つけた、パパの言うことしか聞かない子の心理や適切な対応を紹介します。

5歳〜7歳(年長〜小1)の子どもに効果的ですので、ぜひご覧ください。

まずは、子どもの心理(原因)を見ていきましょう。

 

目次

1.パパの言うことは聞くのに、ママの言うことは聞かない子の心理

それでは、パパの言うことは聞く子どもの心理を見ていきましょう。

4つのパターンがあり、1つが当てはまる場合もあれば、複数当てはまることもあるでしょう。ここをしっかり把握できるかが、ポイントです。

 

1-1.ママの前では本音を出せる

パパとママで、子どもと過ごす時間を比較した場合、ママの方が長い家庭が多いのではないでしょうか?一緒に過ごす時間が長いと、信頼関係も作りやすく、ママは甘えられる存在になりやすいです。

子どもが素直に感情を表現できる相手だからこそ、ママから言われたことが今したくないことだった場合、少しくらい聞かなくても許してくれる、分かってくれると感じるのでしょう。

また、パパが怖いと感じている子どもは本音を出さず、ひとまずパパの言うことは聞く姿があります。後ほどお話しますが、ママの前で本音を出せる状況は良いことですよ。この関係は、お子さんが大きくなったときに子どもを支える大事な基盤となるでしょう。

 

1-2.パパとママの力関係を意識している

子どもは人をよく見ています。

パパとママに上下関係があると感じた場合、力の強い方の話を聞き、弱いと感じた方の話は軽んじる傾向があります。

例えば、パパがママのことを否定したり怒ったりする姿を、子どもが見ていたらどのように思うでしょう?内容にもよりますが、多くの子どもはパパが強いと感じます。

ちなみに、保育や学校の現場においても、話をする先生によって子どもの聞く態度は異なりますよ。先生の力関係も子どもはよく見ています。

 

1-3.ママが優しすぎる

ママが優しすぎるために、子どもが言うことを聞かないパターンもあります。子どもを尊重するあまり、わがままを全て受け入れてはいませんか?注意しないといけない場面で叱らないと、子どもは社会のルールを知らないまま育ちます。

病院やレストランなどの公共施設で、騒いでいたときは声をかけますよね。普段から注意や指示をすることで、子どもは話を聞くようになります。メリハリを持って子どもと関わっていけたらいいですね。

子育てにおいて、しつけは大事な関わりですよ。しつけについては、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。

 

1-4.自立できていない?

子どものことを、ママが何でもやってあげていませんか?ママは色々とやってあげなくてはと気が利きますが、子どもにしてみると、「自分がしなくてもやってもらえる」と考える子もいるでしょう。

自分のことは自分でする子どもと、そうでない子では同じことを言われたときに差が出ます。

例えば、「脱いだ服やおもちゃなど、散らかっているものをしまってね」と声をかけたとしましょう。普段から自分のことをしている子は、直す場所や片付けるクセがついているので、やる気になればすぐに行動します。反対に、やり慣れていない子はどう動いていいか悩み、結果としてやる気が起きません。

子どもは小学生になったからといって、急に自立する訳ではありません。ママは、「もう小学生だし、これくらいしてよ」と感じるかもしれませんが、子どもは緩やかに成長しているので、その子に合わせた関わりが大事ですね。

 

2.パパの言うことは聞く子どもへの対策《ママの対応編》

では、パパの言うことしか聞かない子どもにはどう関わっていけば良いでしょう?具体的な方法を、《ママの対応編》と《パパとママの日常編》に分けて紹介していきますね。

まずは《ママの対応編》からです。お子さんがママの言うことを聞かなかったときに、その場でできる効果的な関わり方ですよ。

 

2-1.子どもの目を見て話を聞く

ママの話を聞かなかったとき、なぜママの話を聞かないのかお子さんに尋ねてみましょう。ポイントは、目を合わせて話をすることです。

親しい間柄だからと、目を見ずに会話することはありませんか?無意識に「コミュニケーションが雑でも大丈夫」と思い込んでいるケースがあります。

当然ですが、目を見ずに相手と話すと心が通いにくいですよね。きちんと目を合わせて、子どもの話を聞いてみましょう。

 

2-2.子どもと相談する

子どもの話を聞く中で、相談するのも1つです。言われたことができない理由を聞いたあと、「じゃあ、いつならできる?」と聞いてみると良いですよ。

子どもは自分の思いを受け入れてもらった満足感から、相手の話を聞き入れる余裕が生まれます。

筆者の家庭では、話(理由)を聞いた後、「じゃあ、長い針が○○になったらしてね」と声をかけることもありますよ。

ポイントは、大きな声で伝えないことです。威圧的な言い方をすると、子どもは心を閉ざしますので、落ち着いた口調で話を進めていきましょう。

 

2-3.きちんと叱る

ママの言うことを聞かない理由で、「1-3.ママが優しすぎる」に当てはまった方に効果的な方法ですよ。

子どもが家や社会のルールに反することをしたときには、きちんと叱ることが大切です。叱ると、子どもがすねて余計にややこしいと感じるかもしれませんが、親も子どもも成長するためには通るべき道ですよ。

いけないことをきちんと注意してくれるからこそ、子どもはママを頼りにし、言うことも聞くようになります。叱り方のポイントは、以下を参考にしてみてください。

・人格を否定せず行動を注意する。
・叱る理由は1つだけにする。
・叱った後はフォローする。

叱り方についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。

 

3.パパの言うことは聞く子どもへの対策《パパとママの日常編》

次は《パパとママの日常編》です。

普段の生活でパパとママが意識すると、効果が出る方法ですよ。子育てをする上で、大事なポイントですのでご覧ください。

 

3-1.子どもと話をする

まずは、子どもとの関係作りに目を向けていきましょう。子どもと信頼関係がしっかりできていると、ママの言うことを聞く機会が増えますよ。信頼関係を作るのに、会話は最適な方法です。

お子さんと話をしていますか?会話の内容のほとんどが、用事や注意など、こちらの伝えたいことになっていませんか?子どものつぶやきや質問に応えるなど、楽しい会話を通じて良好な関係を作っていきましょう。

子どもとよく話をされる方は、会話の1つにパパはママのこと、ママはパパのことを褒める内容を伝えられると効果的ですよ。

例えば、「ママ(パパ)の作るご飯は美味しいね」や「○○をパパ(ママ)が用意してくれたよ。助かるね」と伝えたり、「ママ(パパ)のこんなところステキだね」と話してみましょう。

お互いを褒め合えていると、子どもは夫婦の力関係を意識しなくなり、私達も心穏やかに過ごせるでしょう。

 

3-2.困りごとは夫婦で共有する

ママの困りごとは、パパと共有していますか?もし、ママの言うことを聞かない原因が、「1-2.パパとママの力関係を意識している」場合は、夫婦の会話の仕方など改善できることを話し合いましょう。

1人で悩みを抱えるのは、大変ですよね。もし、子どもの前でパパがママに命令したり見下す発言をしている場合は、控えてもらいましょう。

また、パパがママに「ありがとう」を子どもの前で言うのも効果的ですよ。子どもからすると、パパがママに感謝する様子はママへの尊敬や心の安定につながります。

お互いの良いところに目を向けて関わるのも良いですね。

 

3-3.パパにも積極的に関わってもらう

1人で長い時間、子どもと関わっていると疲れますよね。パパにも積極的に子どもと関わってもらい、リフレッシュする時間も作りましょう。

子育ての大変さは、やってみないと分からないことがたくさんあります。もしかすると、パパがママの立場を経験するとその大変さに気づき、ママへの接し方に変化が見られるかもしれません。

また、パパの子どもへの関わり方を見ていると、頼りになると感じることもあるでしょう。参考になる関わり方を真似したり、思いきって任せたりするのも方法の1つですよ。

 

3-4.子どもの世話をしすぎない

普段から子どもに、身の回りのことを自分で取り組めるように声をかけていきましょう。この関わりは、ママの言うことを聞かない原因が、「1-4.自立できていない?」に当てまった方に効果的ですよ。

習慣をつけるには、小学生になる前、なったときが良いタイミングです。関わりのポイントは、褒めて伸ばすことですよ。前向きな言葉をかけながら、できることを少しずつ増やしていきましょう。

時おりママが手伝っても大丈夫です。自立していくことで、親に甘えすぎない土台を作っていきましょう。

 

4.パパの前ではいい子、ママにはわがまま!はずっと続く?

続いては、少し視点を変えたお話をします。

突然ですが、ママにだけわがままな子は中学生、高校生と成長しても同じ姿が続くと思いますか?実はそうとも限りません。

言うことを聞かない理由が「1-1.ママの前では本音を出せる」に当てはまった方、今後は関係性が大きく変わりますよ。さて、どう変わるのでしょう?

 

4-1.ママは何でも話せる関係へと変わる

今ママの前で本音を出せる子どもは、大きくなると何でも話せる関係に変わりますよ。私たちが経験したように、お子さんも思春期や反抗期を経て成長していきます。

ママとは何でも話せる関係だと、子どもがどんな環境にいて何を頑張っているのか、何に悩んでいるのかなどを話してくれます。知ることができると応援や助けることもできますし、我が子の成長していく姿を理解して見守れることは幸せですね。

反対に、成長した子どもが本音で話してくれないと寂しいと感じませんか?子どもの世界はこれからどんどん広がるため、子どもからの話(情報)は貴重です。

学校の先生も、保育施設の先生ほどこまめに話をされる訳ではありません。今はもどかしさを感じるかもしれませんが、ママとの貴重なつながりを大事にしてくださいね。

 

5.パパには素直、ママにはわがまま!を受け入れ、子どもの成長につなげよう!

パパの前ではいい子だと、ママは対応に疲れますし、ストレスもたまりますよね。

実は、今が子どもとの関わりや夫婦で子育てについて考える良いきっかけかもしれません。まずは、子どもの様子をチェックとパパとママの振り返りでしたね。ぜひ、これまで紹介した対策を試してみてください。

子どもの姿が変わるまでに時間がかかることもありますが、温かく見守っていきましょう。

 

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