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子どもの「はじめてのおつかい」は何歳から?注意点やメリットをご紹介
この記事を書いた人
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よつば
- 幼稚園教諭
- 小学校教諭
- 保育士
幼稚園で2年、保育所で3年の勤務経験があります。
現在は小学2年生の息子と4歳(年少)の娘の子育てをしながら、記事執筆をしています。
毎晩寝る前に子ども達に絵本を読み聞かせるのが日課です。
子どもが行う「はじめてのおつかい」は、有名なテレビ番組や絵本で幅広く取り上げられてきました。子どもにとっては大きな成長の一歩となり、はじめてのおつかいを経験させたいと考える親御さんも多いことでしょう。
ただし、「子どもをひとりでおつかいに出すのは心配」「何歳頃からおつかいができるのか?」といった不安や疑問が尽きないものです。
この記事では、はじめてのおつかいができる子どもの年齢の目安と、子どもをおつかいに出す際の注意点について詳しく解説します。はじめてのおつかいに挑戦しようと考えている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
1.子どもの「おつかい」とはどんなこと?
まず、おつかいとはどういったことを指すのでしょうか?
「お使い」という言葉を辞書で調べると、「人の用事を足すために、目的の場所へ行くこと」とあります。したがって、子どものおつかいとは、主に親に頼まれた用事をしに、子どもが目的の場所まで行って帰ってくることです。
買い物をしに行くだけがおつかいではなく、届け物など金銭の受け渡しが発生しないこともおつかいと言えます。
2.「はじめてのおつかい」は何歳から?
子どもに「はじめてのおつかい」を経験させようと考えている親御さんにとって、最初に疑問に思うのは、「おつかいは何歳頃からできるのか?」という点でしょう。
子どもの性格や家の周辺の環境などが影響を与えるため、おつかいの難易度は個々に異なります。
実際にお店で商品を購入するようなおつかいは、小学校入学のタイミングが目安です。年齢でいうと5〜6歳になります。小学生になると、家族以外の人とのコミュニケーションもスムーズにできるようになるためです。
さらに簡単な計算もできるため、金銭の受け渡しが必要な買い物も体験できるでしょう。また、通学などで一人で外を歩く経験もしており、少し遠くのお店にも出歩けるようになります。
しかし、交通量の多い道や通ったことのない道は危険が多いため、よく利用している慣れた道を使うか、事前に親と一緒に歩く練習をすることが大切です。
子どもが新しい場所に慣れるために、親が同行し、安全なルートを一緒に確認すれば安心しておつかいに挑戦できます。
3.子どもが「はじめてのおつかい」をするメリット
「はじめてのおつかい」という貴重な経験は、子どもたちにとってさまざまな成長や学びが得られます。ここからは、子どもが「はじめてのおつかい」を経験することで得られるメリットを解説します。
3-1.社会を知るきっかけになる
子どもがおつかいを経験することで、社会を知るきっかけになります。なぜならおつかいをするためには、子どもは家族以外の人とコミュニケーションをとる必要があるからです。
例えば、近所の家に届け物をするおつかいなら、普段は関わらない人とのコミュニケーションの機会になります。
また、買い物をすれば、お店の店員さんの存在や仕事内容にも目を向けられるようになるでしょう。このようなことは親と一緒に行動しているときにはなかなか体験できない部分です。
子どもたちはおつかいを通じて他者との関わりや社会の仕組みを学びます。これらの経験は、子どもたちにとって貴重な成長の一環と言えるでしょう。
3-2.子どもに自信がつく
おつかいを経験することで、子どもに自信がつくというメリットが期待できます。
「はじめてのおつかい」という今までできなかったことをやり遂げた経験は、子どもにとって大きな自信につながります。成功体験を積むと、自分で何かを成し遂げられる実感が生まれ、その自信は将来のさまざまな挑戦にもプラスの影響を与えます。
また、親の元を離れて自分1人でおつかいをすることで、自立心も芽生えます。
自分で考え、行動すれば自分で考える力や判断する力が養われ、日常生活での自主性が高まります。これにより、子どもは自分の力で物事を解決できる自信をつけ、将来の社会参加においてもより積極的に取り組めるようになるでしょう。
3-3.金銭感覚が身につく
お店で実際に買い物をするおつかいの場合、金銭感覚が身につけられます。普段の買い物では、親が金銭の受け渡しを行うため、実際にお金に触れる機会が少ない子どもが多いかもしれません。
おつかいで子どもが自分でお金を支払って商品を購入するとことで、物を買うためにはお金が必要であることを実感できます。商品の価格を確認し、支払う金額を計算する作業は、数学的な能力だけでなく、財布の中のお金の使い方の練習にもなります。この経験により、お金を大切にする感覚が養われるでしょう。
また、実際に金銭のやり取りを通して、お金に対する責任感や節約の重要性も理解できるようになります。
おつかいを通じて得られるこれらの経験は、子どもたちが成長するときに重要で、将来のお金の使い方にも良い影響を与えるでしょう。
4.子どもが「はじめてのおつかい」をする際の注意点
「はじめてのおつかい」は、子どもが成長するうえで重要な経験ですが、子どもにとっても親にとっても、不安が伴うものです。ここでは、子どもが「はじめてのおつかい」にチャレンジする際の注意点を解説します。
4-1.子どもが歩いて行ける距離にする
子どもがおつかいに出かける場所は、子どもの足で歩いて行ける距離にしましょう。
5~6歳の幼児の場合は、家の近所が望ましいです。その一方で、小学校低学年であってもバスや電車に乗ることは避け、歩いて行ける場所を選ぶことが重要です。
バスや電車に乗るほど遠い場所は、危険も多く、思わぬトラブルに巻き込まれる恐れがあります。
例えば、次のようなリスクが考えられます。
- 道を間違えて迷子になる
- 交通事故に遭う
- 犯罪に巻き込まれる
遠い場所では迷ってしまった場合、すぐに親が迎えに行けないリスクもあります。そのため、「はじめてのおつかい」では、遠くの場所ではなく、できるだけ近くの慣れた場所を選ぶようにしましょう。
また、おつかいの前に子どもと一緒にお店まで行って、道順や買い物の仕方を練習しておくと安心です。
4-2.交通量を確認する
子どもの安全のために、おつかいに行く場所までの道の交通量を確認することも大切です。子どもが「はじめてのおつかい」に出かける際は、安全に配慮することがポイントになります。
その中でも、交通量の多い道を通るかどうかは、注意すべきポイントの1つです。
5~6歳の幼児の場合は、まだ1人で道路を渡る能力が十分に備わっていません。そのため、なるべく車道を横断しないルートを選びましょう。
小学校低学年の子どもの場合は、通学で1人歩きにも慣れている頃です。しかし、極度に交通量の多い道や信号のない道路を横断することは避ける必要があります。
どうしても交通量の多い道を通る必要がある場合は、事前に道路の渡り方を練習したり、交通量の多い道までは親が見守るのもいいでしょう。
子どもの安全を1番に考え、子どもの状況に応じて対応しましょう。
4-3.約束事を決めておく
子どもが安全に「はじめてのおつかい」を成功させるために、親子で約束事を決めておきましょう。
約束事の具体的な例としては、以下のようなものが挙げられます。
- 交通ルールを守る
- 挨拶をする
- わからないことがあるときは店員さんに聞く
- 困ったことが起こったら家に帰ってくる
また、電話を操作できる年齢のお子さまであれば、携帯電話を持たせ、困ったときは親に連絡するように約束しておくと安心できるでしょう。
これらの約束を決める際には、子どもに「どんなことに気をつけたらいいと思う?」「困ったときはどうしたらいいと思う?」などと質問し、よく話し合って約束事を決めましょう。
約束事を決めることで、子どもは安心してはじめてのおつかいに臨むことができます。また、約束を守ることで子どもの自主性や責任感を育むことにも繋がるでしょう。
4-4.おつかいから帰ってきたらしっかり褒める
「はじめてのおつかい」は、子どもにとって大きな成長の機会です。親が褒めることで、子どもの自信を育み、また挑戦してみようという気持ちを引き出せます。
おつかいが成功した場合は、しっかりと褒めてあげましょう。
例えば、「牛乳をちゃんと買ってきてくれたね」「ひとりで歩いて行けたね」など、具体的に褒めてあげてください。子どもは、親の褒め言葉によって、自信をつけることができます。
失敗してしまった場合でも、できたことや挑戦したことを褒めてあげましょう。
具体的には「間違ったものを買ってきてしまったけど、ちゃんとお店に行って買い物ができたね」「途中で帰ってきてしまったけど、ひとりでチャレンジできたね」など、子どもの頑張りを認めてあげてください。
失敗を責められてしまうと、子どもは自信を失い、また挑戦したいと思う気持ちが薄れてしまいます。
子どもは、親の褒め言葉で自信をつけ、成長していきます。はじめてのおつかいを成功させ、次のおつかいや別のことにチャレンジする気持ちを育むためにも、親はしっかりと褒めることを心がけましょう。
5.無理のない範囲で「はじめてのおつかい」を成功させよう
「はじめてのおつかい」は子どもが成長するうえで重要な経験となります。
子どもは「はじめてのおつかい」で、家族以外の人とのコミュニケーションや、お金の使い方、社会の仕組みなどを学べます。この経験を通して、さまざまなことに挑戦しようという気持ちを育むきっかけになるでしょう。
しかし、子どもがはじめて1人で外を歩いたり、買い物をするために危険やトラブルも考えられます。事前に子どもと約束事を決めたり、危険のないルートを考えるなどして、安全におつかいへ挑戦できるようにしましょう。
お子さんと話し合いながら、無理のない範囲で子どもの「はじめてのおつかい」に挑戦してみてくださいね。
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