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【体験談あり】親子で虫の飼育を楽しもう!メリットや飼いやすい虫5選を紹介

この記事を書いた人

猪狩はな 猪狩はな

猪狩はな

  • 高等学校教諭
  • 小学校教諭
  • 司書教諭
  • 保育士
  • 中学校教諭

2児ママ× 現役国語科教員×ライター!

持続可能に「好き」を楽しむ生き方をしたくて転職。

・国語科(専門は古典文学)
・私立中高一貫校講師、公立中学校フルタイム教員を経て私立高校講師として勤務
・3歳と5歳の男児を育児中

キャリアに悩む人の助けになれるような発信を目指しています。

「虫に興味があるけれど、どうやって飼育したらいいのかわからない」 「子ども自身にお世話をしてほしいけれど、どの虫なら飼いやすいの?」 「虫のお世話を通して命の大切さを学んでほしい」

そんな思いをお持ちの保護者の方も多いのではないでしょうか。

この記事では、親子で虫の飼育をするメリット、飼育にあたって必要なもの、初心者や3~6歳頃のお子さんにも育てやすい虫5選をまとめました。

我が家の5歳と3歳の兄弟が飼育してきた虫についての体験談も交えてご紹介するので、虫を育ててみたいという方はぜひチェックしてみてくださいね。

 

目次

1.親子で「虫の飼育」をするメリットは?

自宅で虫を飼う、育てる経験は、子どもにとってどのような学びに繋がるのでしょうか。
親子で虫の飼育をするメリットを3点にまとめました。

 

1-1.命の大切さを学べる

身近な生き物である「虫」と触れ合うことで、子どもが命の大切さに気づく機会を作ることができます。

虫は生き物のなかでも寿命が短いため、子どもが初めて生き物の「死」と対面する場合も多いと思います。

生き物の命を預かり育てる経験や、死を受け入れることから、命の大切さを学ぶことができるでしょう。

 

1-2.責任感が育つ

虫の飼育を子どもの役割にすることで、子どもの役割意識を高めたり、責任感を育てる一助になります。

まだ1人で全てのお世話ができない年齢の子であっても、エサやりを任せる、霧吹きの担当をお願いするなど、部分的にお世話に関わってもらうこともできますよ。

 

1-3.自分で考え、調べ、実行する力がつく

虫を飼うことで、生き物の生態を間近で観察し、学べるというメリットがあります。

図鑑やインターネットを使って、育て方やどのように成長していくかといった虫の情報を集め、考え、実行する力は、虫の飼育以外の場面でも役立ちます。

 

2.「虫の飼育」をするために必要な道具は?

では、実際に虫を家で飼育する際にはどのような道具が必要なのでしょうか。
虫の種類にもよりますが、まずは以下のようなものを用意してください。

 

2-1.ケース

市販のプラスチックのケースを用意しましょう。

100円ショップでも手に入るので、まずは安価なものからスタートするのもオススメです。

ただし、購入時に注意したいのは「蓋の固さ」です。蓋がゆるすぎると、力のある生き物だと逃げ出してしまう可能性があります。一方、固すぎると日々のお世話のときに開閉しにくいです。

飼いたい生き物の大きさとも合わせて、適切なケースを探してみてください。

 

2-2.とまり木

虫の種類にもよりますが、数本準備して入れておくとよいでしょう。

虫がしがみつく足場になるだけでなく、エサをのせる台としても利用できます

 

2-3.エサ

飼育する生き物に合わせたエサを準備します。

市販の昆虫ゼリーが食べられる生き物の場合、ゼリーを用意して入れておくのがオススメです。昆虫ゼリーは栄養価も高い上に管理もしやすく、小バエもわきにくいので便利です。

 

2-4.飼育マット

飼育ケースの底に敷くために腐葉土や木を粉上にしたものを「飼育マット」(昆虫マット)と言います。

床材としての役割だけでなく、幼虫の住処や隠れ場所としても重要な役割を果たします。

 

3.子どもでもお世話しやすい虫5選

虫の飼育をしたことがない方からすると、どんな虫なら家でも飼育できるのかわからない場合も多いですよね。

ここでは、子どもでもお世話しやすい、飼いやすい虫5選をご紹介します。基本的には、肉食の虫よりは草食の虫を選ぶとエサの準備が楽ですよ。

 

3-1.カブトムシ・クワガタ

飼育しやすい虫の代表とも言われるカブトムシ・クワガタ。飼育に必要な道具も用意しやすいので、虫の飼育初心者でも始めやすいです。

基本的な飼育道具に加えて、霧吹きも準備しておきましょう。ケースの中が乾燥すると、虫の体から水分が奪われて弱ってしまいます。

オス・メスのペアで飼育すれば、繁殖させることもできますよ。

 

3-2.バッタ

公園や河川敷で簡単に捕まえられるバッタは、飼育も簡単です。ケースが小さいとバッタが壁にぶつかって怪我をしてしまうので、ゆとりをもったサイズ選びをしましょう。

エサとなる植物のほかに、水分量の多い野菜や果物を与えるのもオススメです。

 

3-3.ダンゴムシ

ダンゴムシは、子どもからの人気が高く、育てやすい生き物です。

ダンゴムシがいた場所の土か飼育マットを敷き、落ち葉、枝、小石を入れて隠れ場所を作ります。エサは野菜くずや煮干しをあげましょう。

 

3-4.カタツムリ

かわいらしい見た目のカタツムリは飼育も楽しい生き物です。ケースのなかに濡らしたティッシュを敷き、落ち葉や小石を置きます。

エサは、基本的にはニンジンやキャベツといった野菜類ですが、丈夫な殻を作るための栄養素である「卵の殻」も与えると良いです。

食べたものによってフンの色が変わるので、観察するのも楽しいですね。

 

3-5.イモムシ(蝶の幼虫)

蝶やトンボなど、羽のある虫は飼育に向きませんが、幼虫であれば手軽にお世話ができます。

イモムシの食べ物は葉っぱですが、しおれると食べなくなってしまうので、枝ごと水差しに入れるのが一番手軽です。

イモムシが大きくなり、あまり葉っぱを食べなくなったら、もうすぐさなぎになる証拠。ケースのなかに湿らせたティッシュやキッチンペーパーを敷くと、その中でさなぎになります。

幼虫・さなぎ・成虫への成長の変化を観察できるため、楽しく飼育できるのも魅力の1つです。

 

4.5歳&3歳「虫の飼育」の実体験をご紹介

生き物が大好きな我が家の5歳・3歳の子どもたちが飼育してきた虫たちについてご紹介します。
ちなみに私は虫が苦手……。お世話は全てパパと長男、時々次男が担当しています。

最初は怖がっていた次男も、今ではクワガタに普通に触れるようになりました。
長男は保育園でも虫のお世話係に立候補して、率先して生き物に関わっているようです。

 

4-1.カブトムシ・クワガタ

昨年はカブトムシ、今年はクワガタを飼っています。昨年飼育していたカブトムシは、大事にお世話をした結果、10月まで長生きしてくれました!

パパ曰く、大事なのはケースの湿度だそう。1日1回くらいのペースで、霧吹きで飼育マットを保湿することで、適切な湿度を保っていたようです。

死んでしまったカブトムシとクワガタは、長男の希望で毎回剥製にしています。去年ファーブル昆虫記の展示を見たことがきっかけで虫を記録することや剥製に興味をもったようです。

ドライヤーを使って剥製を作れるキットが市販されているので、想像よりも手軽に作れましたよ。

剥製にすることで、虫の細かな部分を観察でき、学びが深まっていると感じます。

 

4-2.カマキリ

長男が一番好きな虫は、カマキリです。家の周りにはなかなかいないのですが、お出かけのときにたまたま小さめのカマキリを発見し、大はりきりで飼育をスタートしました。

動画や図鑑で飼い方やエサについて学び、飼育環境を整えました。

生きたエサがよさそうだという話になり、家族でバッタを捕まえに行って与えたり、そのバッタを捕食するカマキリを見て肉食の貫禄を感じたり……。なかなかエキサイティングな体験でした。

カマキリの飼育は長男にとって初めての「生き物との死別体験」となり、一緒にお墓を作りました。私自身もカマキリの生態について知ることができ、勉強になりましたよ。

 

5.「虫の飼育」を通して命の大切さを学ぼう

図鑑や本で調べて生き物について学び、自らおうちを作ってエサを用意し、日々お世話をすることは、子どもたちの生きた学びになっていると感じています。

虫の飼育は子どもたちにとって自然の不思議さや命の尊さを感じる素晴らしい体験となり、また、親も子どもたちと共に楽しい学びの時間を過ごすことができます。

初心者の方も、飼いやすい虫を選んで気軽にチャレンジしてみてくださいね。
 

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