英語講師が紹介!クリスマスにおすすめ英語絵本・海外の文化に親しむ過ごし方|3歳・4歳、5歳
この記事を書いた人
山﨑
- 幼稚園教諭
- 小学校教諭
- 児童英語講師
- 保育士
保育士、幼稚園教諭、小学校教諭、児童英語講師の免許所持。
子どもが大好きで心の繋がりを重視した保育や教育を大切にしています。
世界の保育事情や幼児教育にも興味があり、実際にニュージーランドの保育施設で働いた経験もあります。
ニュージーランドで英語の大切さに気付き、現在も日本の子どもたちに英語の楽しさを伝える活動もしています。
一児の母として、バイリンガル教育にも力を入れています。
12月の楽しみと言えば、クリスマスという方も少なくないはずです。
クリスマスは皆さんご存知、サンタさんが年に一度プレゼントを持ってきてくれる日ですよね。
筆者の英会話教室ではお子さんから
「サンタさんにお手紙を書きたい!」
「サンタさんは外国に住んでいるから英語で書くのかな?」といった声をききます。
子どもにとってワクワクするイベントごとを家族皆で楽しみたいというご家庭も多いのではないでしょうか。
クリスマスは英語や海外の文化に触れるのにぴったりな機会です。
すでに英語を習っている方も、これから始めようという方もクリスマスをきっかけに英語を楽しんでみませんか?
目次
1.クリスマスと海外の文化
クリスマスはキリストの聖誕祭ともと呼ばれることもあるように、世界でも広く知られる大きなイベントのひとつです。
海外では、クリスマスを盛大に祝うところも多く、親戚一同が集まって一緒に過ごすという国も多くあります。
クリスマス当日は仕事をすることはほぼなく、家族とゆっくり過ごすことが当たり前だという国もあります。
クリスマスは、日本とはまた違ったお祝いの仕方など、文化の違いを子どもたちに体験してもらえるとても良い機会です。
2.プレゼントにも!クリスマスにおすすめの英語絵本5選
海外の文化に触れるのにぴったりなのが「英語絵本」です。
3~5歳頃の子どもは、段々と文字に興味を持ち、絵本の世界を通じて想像力や感受性を育んでいきます。
英語絵本は、色使いがカラフルなものも多く、英語がわからないお子さんでも想像力を働かせながら楽しむことができます。
また絵本は形として残り、何度でも繰り返して読むことができるので、プレゼントにもおすすめです。
今回ご紹介する絵本は、3~5歳頃のお子さん向けにセレクトしてるのでぜひ参考にしてみてくださいね。
2-1.Spot’s First Christmas
あらすじ
子犬のスポットがクリスマスを心待ちにしながら準備を楽しんでいます。
クリスマスツリーを準備したり、プレゼントを準備したり…
と思ったら、気持ちが先走ってしまったり。
スポットはどんなクリスマスの当日を迎えるのでしょうか?
おすすめポイント
世界で大人気コロちゃんシリーズのクリスマス絵本です。
待ちきれずにツリーを倒しそうになったりもしながらも、そんな可愛い姿に心温まります。
全ページにめくるところがついている仕掛け絵本です。
読み進めるうちに、めくっているうちに自分もクリスマスの準備をしているような気持ちになれますよ。
2-2.Where’s Santa Claus?
あらすじ
クリスマスにちなんだものたちが、色々な場所に隠れています。
皆で一緒に探しながら、最後に見つかるものは…
おすすめポイント
可愛いフェルトを使った仕掛け絵本で、手触りも楽しむことができます。
日本語版「クリスマスいないいないばあ!」も発売されており、内容はシンプルなので、小さいお子様からでも十分楽しめるようになっています。
絵本の中で、プレゼントがクリスマスツリーの下に置かれてあったりと、ちょっとしたところで文化の違いも感じられるところもおすすめです。
2-3.Ketchup on your reindeer
あらすじ
雪だるまににんじんの鼻をつけるのは好き?
サンタさんに帽子をかぶせるのは好き?
そしたら…
クリスマスツリーにケチャップをかけるのは好き?!
おすすめポイント
全ページ上下に分かれていて、左はストーリー右は絵になっています。
「Do you like~?」(あなたは~が好き?)という構文が使われていたり、クリスマスにちなんだ単語を多く取り入れて作られていたりと、少しでも英語に触れているお子さまにはさらに人気の絵本です。
上下で絵がマッチする楽しさも、マッチしなくて「なんだ、これー!」と思わず笑いが出る楽しさもありますよ。
2-4.Fa la la
あらすじ
クリスマスに向けて準備を進めていく家族。
クリスマスが近づくにつれ、気持ちも高まっていきます。
さぁ、サンタさんに会ってプレゼントはもらえたのでしょうか?!
おすすめポイント
世界で人気の赤ちゃんシリーズのクリスマス絵本です。
日本では、まだあまり知られていないような外国のクリスマスを知ることができるところがおすすめです。
主人公の赤ちゃんが、どのページでも楽しそうでクスっと笑えるところも見所ですよ。
2-5.Dear Santa
あらすじ
サンタさんに「特別なプレゼントを下さい」とお手紙を書いた少年。
手紙をもらったサンタさんは、沢山のプレゼントを用意するもしっくり来ず…
どんどん次のものを包んでいきます。
最後にサンタさんが少年に選んだ最高のプレゼントとは?
おすすめポイント
「次は何がくるんだろう?」とワクワクしながらめくることができる仕掛け絵本です。
白の背景に色鮮やかな仕掛けのページになっているので、小さなお子様でも視覚的に楽しむことができます。
触って楽しむことができるページもあるところがおすすめです。
3.英語と親しむ!クリスマスを盛り上げるひと工夫
クリスマスが近づいてくると、段々とワクワクする気持ちも大きくなりますよね。
しかし、いざ英語や海外の文化を取り入れたいと思っても、「何から始めよう?」「どうやってやればいい?」となかなかイメージがつかない方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ここではクリスマスまでの期間、そして当日に家族で楽しめる過ごし方をご紹介します。
実際におうち英語を実施しており、クリスマスを楽しむ取り組みをされているご家庭のインタビューもご紹介します。
取り入れてみたいものがあれば、ぜひチャレンジしてみてください!
3-1.アドベントカレンダー~クリスマスまでの日々をカウントダウン!
アドベントカレンダーとは、カレンダーの日付のところに小さな扉がついていて、一日ずつ開いていくと中に小さなプレゼントやお菓子が入っています。
クリスマスまでの日々をワクワクしながら過ごせる素敵なアイテムです。
これは、ドイツの伝統的なクリスマス習慣から来たと言われており、海外の文化を体験するのにもピッタリです。
クリスマスの雰囲気を感じつつ、日々に楽しさを増してくれるということで、日本でもどんどん広がりを見せています。
100円ショップでも販売されていたり、手作りすることもできます。
お子さんの好みに合わせて選んでみてはいかがでしょうか?
3-2.エルフ オン ザ シェルフ~棚の上の小人さん
こちらは2004年に北米で出版された絵本をきっかけにアメリカやカナダで広がりを見せた風習です。
北米では、小人はサンタさんのためにプレゼントを作ったり、包装したりする妖精だと考えられています。
クリスマスが近づくとお家にやってきて、子どもたちが良い子にしているかを見るのがこの小人さんのお仕事です。
毎晩、皆が寝た頃にサンタさんの元に子どもたちの様子を伝えに帰っているのです。
■遊び方
お子さんに「小人は○○ちゃん/くんが良い子にしているかどうか見にきているんだよ。」と伝えます。
お母さんやお父さんは、子どもたちが寝静まった後にエルフの位置を変えます。
子どもたちは、「今日は小人がどこにいるかな?」と毎朝小人を探します。
簡単な遊び方ですが、毎日探す楽しみがありますね。
SNSなどには沢山の隠し場所のアイデアがあるので、ぜひ参考にしてみてください。
この遊びにはルールが一つだけあります。
それは「子どもは小人に触ってはいけない」というルールです。
お子さんが小人にさわってしまうと小人の魔法が解け、サンタさんのもとに帰れなくなってしまうからです。
とはいえ、そこまで厳密にルールを守る必要はありません。
この遊びを通じて、クリスマスまでのワクワクする気持ちを高めたり、家族でコミュニケーションをとる機会を作ったりしてみてくださいね。
3-3.体験談:クリスマスを楽しむ工夫
今回取材させていただいたのは、おうち英語にも取り組む小6・小3・年中の3人のお子さんを持つママです。
お子さんは3人共、英語教室に週に一回通っていらっしゃいます。(歴9年, 6年, 1年)
――いつから海外の文化や英語を意識して取り入れていますか?
一番上の子が0歳のときから毎年取り入れています。
――きっかけはありましたか?
自分が小さいときに、家族がイベントごとを大切にしていて、クリスマスが一番心に残っていることが大きいです。
また、自分がカナダに行ったときのホームステイ先のクリスマスにとても魅了され、そのときのクリスマスの過ごし方に憧れを持っているからです。
――クリスマスを家族皆で楽しむためにしている工夫はありますか?
毎年12/1からアドベントカレンダーやエルフ遊びを取り入れています。
海外赴任している友人が子ども達に取り入れているのをSNSで知り、素敵だと思ったからです。
海外の文化に憧れがあり、自分の家族との時間でも取り入れることで海外の文化にも興味を持てると思いました。
また、クリスマスツリーは大きくて飾りを華やかにすることで皆の気持ちを高めたいと思っています。
――アドベントカレンダーはどのようにして取り入れていますか?
まずは子どもたちと一緒に作るようにしています。
毎日、お家に帰ってからひとつ開けるスタイルなので、家に帰ってくるのを楽しみにしています。
――エルフ遊びはどのようにして取り入れていますか?
まずは絵本からエルフが出てきたという設定で子どもたちに話します。
エルフは子どもたちを常に見ているので、ふと何かしているときに「だってエルフ見てるもんね」という言葉が聞かれたりします。
エルフは子どもたちが触れることができない高めの位置に置くのがポイントです。
――クリスマス当日の過ごし方を教えてください。
クリスマスの音楽をかけ、食事もクリスマス仕様にします。
そして、家族皆でゲームをしたりしながら楽しみます。
この日は洋画を見たりしながら海外の生活を意識したりもします。
――子どもたちも日々のレッスンなどで英語に触れていると思いますが、クリスマスのイベントと英語にどのような繋がりを感じますか?
普段はインプットが中心の英語の単語や意味も、イベントを通して楽しみ方を知ることができると感じています。
例えばアドベントカレンダーのAdventusという意味を考え、背景のキリスト教について知ったり、エルフは海外から来たので英語で話しかけてみよう!と遊ぶことで、英語のアウトプットができます。
――素敵なエピソードを聞かせていただきありがとうございました!
4.英語や海外の文化に親しむのにぴったり!クリスマスを家族で楽しもう!
クリスマスは、一年の中で親子が楽しみを共有できる大きなイベントのひとつですよね。
今年は英語や海外の文化を取り入れて、また違った楽しみを体験してみるのはいかがでしょうか。
是非、クリスマス当日だけでなく、準備から一緒にワクワクした気持ちを持って過ごしてみて下さいね。きっと、親子で素敵な時間を過ごせると思います。
そして、心に残る素敵なクリスマスになることを願っています。
メリークリスマス!
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