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【5歳児】数の理解が自然と身につく!数字でたのしくあそべる知育玩具5選

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にじいろママ

  • 子育て支援員

中学受験塾の講師、子育て支援員としての勤務経験あり。

子どもへの学習指導と、地域での子育て支援というふたつの視点から、子どもの育ちについて学び実践してきました。

小4と小1の姉妹の母でもあります。

自身の子育てにおいても、子どもが自ら育つ力を引き出し見守ることを大切にしています。

「5歳になったけれど、子どもは数字をどれくらい理解しているのかな?」

「小学校入学前に数字のドリルとかやったほうがいいのかしら?」

「楽しく遊びながら数字に慣れていってほしいけれど何をすればいいの…?」

といったお悩みはありませんか?

この記事では、5歳前後の「数の理解」について簡単にお話ししながら、楽しく数字とふれあえるおすすめ知育玩具をご紹介します。

子どもはどうやって数を理解するようになっていくのでしょうか?

そのヒントは、普段の生活と遊びの中にたくさん眠っています。

例えば、夢中になれる知育玩具で遊ぶことで数の理解がぐっと深まります。

楽しく遊びながら数字が身近になっていく知育玩具を、実際に使ってみたレビュー付きでご紹介します。

目次

1.子どもはどんなふうに数を理解する?

子どもが数を理解するには、まず基礎的な3つの要素が必要です。

数字という言葉にふれ、ひとつ、ふたつ…といった量の概念を学び、数を数えることで、ものがいくつあるかを理解するといったステップを踏んでいきます。

この段階を知っておくと、お子さんに合った知育玩具を選ぶ手助けとなります。

具体的な例を取り上げながら見ていきましょう。

1-1.数を理解するための4ステップ

①数唱をする

「いち、に、さん、し……」と、数を唱えることを「数唱」と言います。

このとき、数にふれ始めたばかりの子どもは、「まとまりとしての10秒」を意識しているわけではありません。

「あいうえお、かきくけこ・・・」と同じように、順序が決まっている連続した音としておぼえたものを唱えている段階です。

子どもにとって、楽しく数を唱えることは数字との最初の出会いなのですね。

②数字を見て読む

子どもが、生活の中にある数字を見つけて、「これは“いち”だ!」「ここに“さん”ってかいてあるね」と認識するようになる段階です。

最初は、量や個数という認識ではなく、文字の読み方と同じように覚えます。

・エレベーターのボタンを見て、「2を押そう!」
・テレビのリモコンを持って「3のチャンネルにしてね」

など、数とその呼び方を一致させていきます。

 

③数量を認識する

3枚のクッキーを、「いち、に、さん」と唱えながら渡すなど、目の前の具体的な物と数唱を重ねることで、
その数が表すのが「全体の量」であるとわかるようになります。

このようなやりとりの繰り返しの中で、「数唱」「数字」「数量」の要素がつながってくるのです。

 

④順序数と集合数

①~③までを基礎として、数の概念である「集合数」と「順序数」の考え方が身につくと言われます。

集合数とは、ものがいくつあるのかという全体の集まりを言います。

かごに入ったアメを、「1、2、3」と数えて、「全部で3個」と全体の数が分かるということですね。

順序数とは、順序を表す数を指します。

列に並んだ時に、端から数えて自分が〇番目かを理解しているということです。

 

1-2.5歳児の数の理解はどれくらい?

おおよそ5~6歳前後には、基本的な数の概念が分かるようになると言われています。

前述の4つのステップに照らし合わせると、以下のようなことができるのがひとつの目安です。

 

①数唱

10を超えて二桁の数を暗唱できるようになります。100近くまで唱えられるお子さんもいるでしょう。

②数字

数字を見て、2桁の数字を読めるようになります。

③数量

10個前後の物を自分で数えて認識することができるようになります。

④順序数・集合数

10前後までの数字を使ったやりとりがだんだんと出来るようになっていきます。

日常の中で、順序を表す「順序数」やものの全体の量を表す「集合数」を使う場面はたくさんあります。

その際身の回りの物を使うとわかりやすいでしょう。

例えば、食事の準備をお手伝いしてもらうとき
・家族の人数分、お皿やお箸を用意する(ひとりにつき〇枚、または〇セット、と人と物の数を対応させて、最後の数が物の多さであることを捉えていく)
・上から〇番目のお皿をとることや、上から〇枚のお皿をとるという作業をする

2桁を超える数字は、身の回りの物で用意するのが難しくなってきます。

この後にご紹介する知育玩具で、大きな数に慣れる機会を作ることができますよ。

 

数の理解の発達についての年齢は、大まかな目安です。

5歳くらいの子どもは、認知力や社会性の成長も目覚ましいです。

数の理解は、日ごろの生活や遊びの中で、楽しく声かけをしてあげることで無理なく育んでいきましょう。

 

 

 

2.数字を楽しく学ぶ知育玩具選びのポイント

5歳頃のお子さんが、楽しく数字とふれ合うにはどんながいいのでしょうか?

知育玩具を選ぶポイントをお伝えします。

 

2-1.親子でコミュニケーションを取りながら遊べる知育玩具

新しい知育玩具は、最初は遊び方が分からなかったり、子どもの興味がわかなかったりするかもしれません。

そんな知育玩具でも、大人の働きかけや遊ぶ環境が整うことで、子どもが楽しさを発見してぐっとひきこまれることがあります。

日々の生活の中での数とのふれあいを繰り返すことで数の概念が育まれ、就学以降の学びの土台となります。

親子でたくさん話したり、ふれあったりして楽しめる、コミュニケーションを盛り上げる知育玩具を取り入れてみてください。

 

2-2.成長とともに様々な遊び方ができる知育玩具

子どもの好きな物を作りあげられる積み木や、使い方が固定されず様々な楽しみ方ができるおはじきなどの知育玩具は、成長や発達とともに遊びの幅を広げることができ、筋道立てて考える力や、知的好奇心の育ちを促してくれます。

子どもが自分で考えたものを積み木やブロックで制作したり、どうやったらゲームで勝てるようになるかを考えたりすることは、達成感や充実感を得ることにもつながります。

成長と共にいろいろな楽しみ方ができる知育玩具を選ぶことで、子どもの発達に合わせた遊びができ、子どもも熱中することができます。

 

2-3.子どもの性質や理解度に合った知育玩具

大人が選んだ知育玩具を一方的に与えても、残念ながら子どもの心にヒットしないこともあります。

対象年齢が高すぎたり、難易度があまりにも高すぎたりする知育玩具は、最初は子どもが「遊びたい!」という気持ちにならないことがあります。

まずは最初のステップが簡単そうなもの、大人といっしょにやると楽しみ方が分かるものがいいですね。

子どもがもともと興味を持っていること、周りの影響を受けてやってみたいことを見つけておきましょう。

ボール遊び、工作、恐竜、おままごと、キャラクターなどなど、そのときの子どもが好きなものとリンクした要素がある知育玩具を取り入れることで、遊びがぐっと深まり満足度が高まります。

また、「競争が楽しい」「負けることを嫌がる」「自分の考えや計画をもとに遊びたい」「手順が決まっている遊びが好き」「何度も繰り返すことが楽しい」「何度か楽しんだ後は、もう遊ばなくなる」など、子どもの個性や成長によって知育玩具との付き合い方の相性があります。

「その時期の子どもの様子に合っているか」も基準のひとつにしておくことも大切です。

 

大人もちょうどいい距離で関わりながら、子どもが楽しく遊べる知育玩具と環境を作りたいですね。

 

 

3.楽しく数を学べる!おすすめ知育玩具5選!

それでは、子どもの発達段階や、知育玩具選びのポイントに沿って、我が家で実際に使ってみて、大活躍した知育玩具5選をご紹介します。

 

1.はじめてのつみきRING10

パステルカラーのリングと、それを差す棒が付いたスタンドがセットになっている、初めての積み木にぴったりの知育玩具です。

5色のリングが各10個ずつの計50個、木の棒が付いたスタンド1台、お顔のついたサイコロ5個、帽子型のサイコロ5個、ソーイングひも2本、おかたづけトレイ1台、遊び方紹介シート1枚がセットになっています。

>>はじめてのつみきRING10 Amazon通販ページ

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使用した感想

娘が2歳のころから小学生になった今でも使っている、遊びのバリエーションが豊かな知育玩具です。

小さい頃は、1から10まで数えながら、リングを棒に差したり外したりをひたすら繰り返して遊んでいました。
おままごとをするようになると、リングをいろいろな食べ物に見立ててお料理したり、ごはんを食べる場面を真似したり。

ピンクはいちご、黄色は目玉焼き、など5色のリングを子どもなりに使い分けていて、普段の食べ物のイメージを表現していることが伝わりました。

積み木として、車のタイヤにしたり、建物の一部になることもあります。

 

おすすめポイント①:いろいろな遊び方で、長く使える

遊び方が何通りもあり、お子さんの好きなことに合わせて楽しめます。

数の概念以外にも、色・形の概念の、空間認識力など様々な力を育むことができるので、子どもの成長に沿って難易度を変えながら長く遊ぶことができるのがポイントです。

 

おすすめポイント②:数の概念にふれられる

ひとつずつ並べながら数える、人形の数に合わせて必要な数を選ぶ、といった「数唱」と「数量」の一致などの基礎的な数の要素が身につきます。

 

使用時の注意ポイント

対象年齢は1.5歳から。

口に入れる可能性がある年齢では、大人が横で気を付けながら遊びましょう。

5歳よりも少し前からお家にあると、成長と共に遊び方を変化させながら楽しめそうです。

 

2.木製100だまそろばん

5色の100個の玉を手で動かして遊びながら、数の仕組みを学べるそろばんです。

お子さまが玉を動かしながら数を数える際に、付属のイラスト・数字カードを使いながら、数を足したり引いたりすることで、抽象的なイメージの数字と具体的な物とがつながります。

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使用した感想

就学前後、計算のドリルなどをするときに大活躍しました。

足し算や引き算ができるようになると、10以上の数を使った計算がすぐに身近になります。

一桁の計算では、絵をかいてあげたり本物のお菓子で手助けしていましたが、10を超えるとなかなか大変です。
そこで、視覚でとらえられる100個の玉があると、計算の繰り返しがとてもスムーズでした。

 

おすすめポイント:大きな数が視覚化できて、イメージできるようになる

10をひとまとまりと捉える「10進法」に自然とふれることができます。

また、なかなか実際に物を用意して教えることが難しい2桁から100までの数字を目で見ることができるのもポイントです。

さらに小学校で習う足し算の基礎となる「2と8を合わせると10になる」という数の構成の理解にもつながります。

 

 

3.組み立てクーゲルバーン

伝統あるドイツのHABA社のロングセラー商品です。

4センチメートル基尺積み木で、ビー玉が通る道を作ります。別売りパーツを追加すると、子どもの作る世界をより広げていくことができます。最初はゴールから組み立てていくのがコツです。

>>HABA 組み立てクーゲルバーン Amazon通販ページ

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使用した感想

最初は少ないパーツを大人が組み立てて、ビー玉が転がる様子を楽しみました。

使うパーツを徐々に増やして、ビー玉がどうすればゴールまでスムーズに転がるかを、子どもが一生懸命考えるようになりました。

穴が開いた積み木の中をビー玉が落ちて行ったり、鈴とぶつかってリーンと音が鳴るしかけを作れたりと、楽しい仕組みに夢中になりました。

 

おすすめポイント①:空間認識の力を伸ばすことができる

積み木でビー玉が通る道をつくりながら空間認識の力を育みます。

作品にはストーリー性が伴うので、想像力も育まれます。

 

おすすめポイント②:指先の器用さを育てる

形や大きさが様々なパーツを指先でつかんで積みあげていく必要があり、遊びを通じて器用さや集中力が身につきます。

 

使用時の注意ポイント

ビー玉の誤飲がないように、必ず大人がいっしょに遊んでください。

 

4.さんすうタブレット

繰り返し遊べる音声ドリルです。
タブレット本体に、ひとけたの足し算のタッチキーが載っています。

知りたい問題の「おす」ボタンを押すと、式と答えを音声が読み上げて液晶パネルにも表示されます。

かけ算ボタンも、同じように式と答えを読み上げてくれます。

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使用した感想

乳幼児期の発達が少しゆっくりだった我が家の娘は、この『さんすうタブレット』に大はまりしました。

数字どころか、まだ言葉もあまり出ていなかった頃にたまたまこのタブレットをいただいたのです。

目から入ってくる情報への興味が強く、繰り返して遊ぶことが好きという娘の性質にちょうど合っていたようです。

何度も繰り返すうちに、いつのまにか数を覚えて言うようになり、「いちたすいちは~」という計算式を暗唱するようになりました。

 

おすすめポイント:計算に繰り返しチャレンジできる

繰り返し遊びながら、自然と計算の反復練習ができます。

たくさんの計算の種類があるので、自分の好きなペースで、ひとりで集中して遊べる点もポイントです。

 

5.うんちゲーム

家族みんなで楽しめるスウェーデン生まれのボードゲームです。

個性的なうんちのキャラクターを選び、サイコロを振ってだれが最初にトイレ(ゴール)にたどり着けるかを競います。

すごろくの途中には、「おならの音を出す」「おしっこの音を出す」という指令のマスが…!

うんち、おしっこのワードに喜ぶ年齢の子どもたちは爆笑必至です。

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使用した感想

我が家の姉妹にも、「うんち・おしっこ」ワードが大ヒットな時期がありました!

『うんちゲーム』をやるときは、おなかを抱えて笑い転げながらすごろくを振っていましたよ。

大人は最初しり込みしてしまいましたが、あまりにも子どもたちが喜ぶので、結局楽しくうんちゲームに参戦してしまいました(笑)。

 

おすすめポイント①:足し算・引き算の土台となる力が身につく

すごろくではゴールを目指しながら、「あといくつ」かを自分で考えるようになります。

この経験は小学校以降で習う足し算・引き算の考え方の土台となります。

 

おすすめポイント②:足し算・引き算の土台となる力が身につく

5歳になると、複雑なルールを少しずつ理解できるようになったり、相手の気持ちを想像したり、自分の気持ちをコントロールできたりするようになります。

順番やルールなど、周りの人と協力してゲームを楽しむことを通じて、さらにその力は育まれていきます。

 

 

4.知育玩具で遊びながら、数の理解を深めよう!

いかがでしたでしょうか。

数の理解の発達についての年齢は、大まかな目安です。

子どもの段階に合わせて適切な知育玩具選びをすることが大切です。
また、知育玩具以外でも日ごろの生活や遊びの中で、大人が楽しく声かけをしていくことで無理なく力を育むことが出来ます。

夢中になって遊びながら、子どもは知識をどんどん定着させ、もっと知りたい!と学ぶ気持ちも大きく育っていきます。
知育玩具で楽しく遊びながら、数字への興味も伸ばしていきたいですね。
 

こんなお悩みはありませんか?

・発達がゆっくり…?
・〇歳でこれくらい出来ていて普通なの?
・調べてもよくわからない

 

 

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