
【3歳〜5歳】スイミングはいつから始めるのがおすすめ?発達段階とあわせてご紹介!
この記事を書いた人


satoyuuri
- 看護師
元保育園看護師
現在専業主婦、小学生と未就学児の子の育児真っ最中の2児の母です!
子どもの習い事ランキング上位のスイミング。「いつから習わせるのが良いのかわからない」「人気だけど水泳を習うメリットは何?」そんな疑問を持ったことはありませんか?
今回は3歳〜5歳のお子さまを対象に、発達段階に基づいたおすすめの開始時期と水泳を習うメリットをお話ししていきます。
スイミングスクールに通わせるべきなのか、いつから始めるべきなのか、お子さまに合った選択肢を見つけてください!
目次
1.スイミングを習うメリットとは?
スイミングを習うことで、どんなメリットがあるのでしょうか。
メリットを理解することで、子どもにスイミングを習わせるかどうか、判断しやすくなります。
まずは水泳をすることによる、身体や心に関わる具体的なメリットを紹介していきます!
1-1.子どもの身体へのメリット
①免疫力が高まる
水泳は有酸素運動です。有酸素運動は、よりたくさんの酸素を体に送ることができます。
酸素を体のすみずみまで届けることにより免疫細胞が活性化し免疫力が向上します。
②呼吸機能の強化
全身運動である水泳は、たくさんの酸素を必要とします。
そのため、空気をたくさん吸い込むことができる腹式呼吸を行います。
腹式呼吸は、胸の周りの呼吸筋も強化されるため、呼吸器が鍛えられます。ぜんそくの症状改善のために水泳が有効だとされているのもこのためです。
③筋力・体力UP
水泳は全身を使うスポーツです。
左右両側の筋肉を交互にバランスよく使用するので、筋力を均整に向上させることが期待できます。
また、水圧に耐えながら全身運動を行うことで体力UPに繋がります。
1-2.子どもの心へのメリット
①達成感を得られる
浮くことができた、顔をつけることができたというスモールステップから、「◯メートル距離を泳げるようになる」などの大きな目標まで、子どもが達成感を味わうことができます。
また階級制などを取り入れている教室もあるため、努力して級が上がることで得られる達成感もあります。
②水への恐怖心の軽減
小さい頃は水を怖がる子も少なくありません。 水は平気でも、深いプールは苦手という子もいます。
初めは怖かった水も、同年代の子がいるスイミングスクールでは、少しずつ慣れていき、怖さがなくなっていきます。
③向上心を育む
スイミングには泳ぎ方、距離、タイム、など目標になるものがとても多くあります。
また、スイミングスクールには友達もたくさんいるので、一緒に目標に向かって努力することができます。
時には応援し合える仲間、時にはライバルとなり、 「泳げるようになりたい」「負けたくない」という向上心を強くさせます。
2.スイミングを始めるのは何歳がおすすめ?
~発達段階と合わせて考えよう~
ここまで説明してきた「身体の発達」「心の発達」をふまえ、スイミングを始めるおすすめのタイミングを紹介していきます!
3-1.「身体の発達」の観点から考える:おすすめな時期
人類学者リチャード・スキャモンによると、運動神経の発達は、4歳頃に全体の約8割、6歳で約9割、12歳でほぼ10割が完了すると言われています。
運動神経が発達し切る前に、子どもに様々な経験をさせて神経に刺激を与えることが、神経の発達を促すことに繋がります。
つまり神経の発達という観点では、4歳までにスイミングを始めるのがより効果的と考えられます。
また、小学生になると水泳の授業がはじまります。
25mプールで泳ぐ授業は、水泳未経験の子どもにとってハードルが高いですよね。
水への恐怖心をなくすだけでなく、泳ぎにも慣れておきたいですね。
その点では、小学校入学前までにスイミングスクールなどで泳ぐことに慣れておくのが良いといえるでしょう。
3-2.「心の発達」の観点から考える:おすすめな時期
3歳までは、恐怖心が比較的小さいといわれている時期で、年齢が上がるにつれて恐怖心は大きくなっていく傾向にあります。
そのため、なるべく早くスイミングを始める方が心理的な負担は低いと考えられます。
しかし、恐怖心の大小や対象は子どもによって様々です。
まずはやる気があるのか、あるいは水に対する恐怖心の方が大きいのか、子どもの気持ちや意思を確認しましょう。
やる気やモチベーションは高い集中力を発揮することができ、成果にも繋がりやすくなります。
やりたい!という気持ちがある時期がベストな時期といえるでしょう。
身体の発達の観点から考えると、スイミングは早めに習い始める方が良いですが、 心の発達の観点では子どもによって様々で一概にはいえないということがわかりました。
スイミングを習いたいか・習いたくないか、 楽しいと思えるか・辛いと感じるのか、 実際やってみないとわからない点が多いのが現実です。
多くのスイミングスクールは、お試しする機会として体験教室を行なっています。
まずは体験教室に行って、子どもの意思をしっかり確認して、スイミングを習い始めるベストな時期を探すのも良いでしょう。
4.スイミングスクールを長く続けるためには?
スイミングを習い始めても、すぐに辞めることになるのは残念ですよね。
スイミングスクールを長く続けるためのヒントを4つ紹介します。
4-1.子どもがやりたいと言った時に始める
嫌がっている子どもを無理にスイミングスクールに通わせるのはデメリットばかりです。
子どものやる気がある時に習う方が、集中して取り組んで成果につながることが期待できます。
子どもの意思を確認してから習い始めることが、長く続けるための大前提です。
4-2.体験教室に参加する
実際に通い始める前に、体験教室を行なっているスイミングスクールも多々あります。
体験教室に行ってみて子どもがどう感じたか、スイミングスクールはどのような場所なのかなどがイメージできていれば、嫌になってすぐに「辞めたい!」となる可能性を減らすことができます。
4-3.友達と一緒にスイミングを習う
スイミングスクールは親と離れてする習い事なため、習いはじめの子どもには心細い面があります。
しかし、友達と一緒に習えば、遊びの感覚で通うことができます。 また仲間がいることで心強く、寂しさも軽減されますね。
4-4.段級制のスイミングスクールを選ぶ
スイミングスクールによっては、 段級制を採用している教室も多くあります。
段級制とはテストに受かると級が上がっていく制度です。
級が上がること、友達と競い合うことでがんばろうという気持ちが生まれ、「 続けたい」というやる気につながります。
5.子どもを実際にスイミングスクールに通わせてみてどうだった?
実際にお子さんがスイミングを習い始めると決めた時、「親は何か準備することはある?」「どんなことが大変だった?」「子どもはどんな風に変わるの?」といったさまざまな疑問が生じますよね。
ここからは体験談をご紹介するので、ぜひ参考にしてください!
5-1.パパ・ママがやるべきこと
・水着、帽子、バックの購入
・送迎
・着替えの手伝い(一人で着替えができない子の場合)
スイミングスクールは、親がつきっきりにならなくても通える習い事です。
コーチがしっかり見ていてくれるので、親は基本的にはプールにはついて行かなくても大丈夫です。
見学スペースから見学することもができるので、見学しながら待つこともできます。
スクールバスが出ている場合もあるので、子どもの年齢やパパ・ママの忙しさなど、家庭に合わせて通い方を変えることができます。
5-2.スイミングスクールに通って大変だったこと

実際に子どもがスイミングスクールに通って大変だったことは、実はあまりありません。
あえて挙げるなら、周りにお友達がいる状態なので遊びたくて遊びたくてスムーズに着替えしてくれなかったことです。
通っているスイミングスクールはイベントや大会などもないため、親の参加が求められる場面も少ないので、親の負担が比較的少ない習い事だと感じています。
5-3.スイミングを始めてからの子どもの成長と変化

5歳からスイミングを習い始めて、4年間経ちましたが、水に対する恐怖心が全くなくなりました。
水泳を始める以前は、お風呂は平気ですがプールに遊びに行くのは怖さがあり苦手なようでしたが、スイミングスクールに通い始めてからはプールが大好きになりました。
また、風邪を引かなくなったのも大きな変化です。
以前は年に何回も風邪を引いていましたが、 スクールに通い始めてからは年に1回も引かないほどになりました。
スイミングのおかげで強い体になったのかと、効果に驚きました。
6.子どもに合わせてスイミングを始めるのに最適な時期を見極めよう!
スイミングを習うことは子どもの身体や心にとって良い効果がたくさんあります。
またパパ・ママの負担も比較的少ない習い事なので、家庭の状況に合わせて無理なく通うことができます。
いつから習い始めるか、お子さまの発達段階や気持ちの面を考慮しながら検討し、ベストな時期を見つけることができると良いですね。
スイミングを習い始めることを検討している方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください!
習い事に関する記事を掲載中です!
・ピアノの習い事はいつ始めるのがベスト?メリットと魅力をご紹介!