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ピアノの習い事はいつ始めるのがベスト?メリットと魅力をご紹介!

この記事を書いた人

遠藤さおり 遠藤さおり

遠藤さおり

  • 社会福祉士

大学在学中に社会福祉士・介護福祉士の資格を取得。

知的障害児のレスパイトサービスや高齢者介護施設での勤務を経て、現在は福祉系ライターとして活動中です。

自身も小学生の子の母として、子どもの可能性を伸ばすことを第一に考えながら子育て奮闘中!

福祉の視点を活かしながら、お悩みに寄り添った記事の執筆を目指してまいります。

「音楽が子どもの脳にいいって聞くけれど、どんな効果があるの?」「ピアノを習わせたいけどいつから始めたらいいんだろう?」そんなお悩みはありませんか?

小さなお子さんをお持ちのママたちが気になる「習い事」。

身体も脳も著しく成長するこの時期に、子どもの能力が上手に伸びるような習い事に出会わせてあげたいですよね。

とくに音楽に関連する習い事は、そんな黄金期の脳に嬉しい効果がいっぱいなんです。

「音楽の習い事」というと、ピアノを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

今回は、子どもの能力を伸ばすピアノについて、習い始めるのにおすすめの時期や、習い事のメリット・効果をお伝えします!

子どもの能力が目覚ましく伸びるこの時期。チャンスを逃さないように、サポートしていきましょう!

 

目次

1.ピアノはいつから習い始めるのがおすすめ?

~発達段階に合わせて考えよう!~

 

音楽は、昔から「情操教育に良い」と言われ積極的に取り組まれてきましたが、最近になって、運動神経や言語習得にも効果があることがわかってきました。

子どもの能力を伸ばすために嬉しい効果がたくさんある「音楽」。
たくさん触れさせてあげたいですよね。

ゆくゆくは、ピアノなどの楽器を習わせたいとお考えのお母さん・お父さんもいらっしゃるかと思います。

それでは、実際に習い事を始めるのは、いつ頃が良いのでしょうか。

発達の度合いには個人差がありますが、だいたい4歳以降がおすすめと言われています。

ピアノを習い始める前に確認したい発達の目安は、大きく分けて3つです。

 

1-1.レッスンに集中して取り組めるか

子どものレッスン時間はだいたい30分前後です。
この時間はピアノの前に座って、先生の話に耳を傾けられることが必要です。

3歳くらいまでの子どもは集中できる時間も短く興味の移り変わりも早いので、レッスン中に座っていられない、部屋から出たくなってしまうといったことが起こりやすくなります。

無理強いすることでレッスン自体を嫌いになってしまう可能性もあるので、自分の気持ちをコントロールできるようになる3〜4歳以降がおすすめです。

 

1-2.先生の話をしっかり理解することができるか

レッスンを受けるには、先生からの指示を理解できる言語能力や理解力が必要となります。

子どもによって発達状況に差はありますが、ちょうど言語能力が著しく発達する3~4歳頃がおすすめです。

3〜4歳頃になると、言葉を介したコミュニケーション能力がより高まり、想像力を働かせて相手の言っていることをイメージできるようになります。

子どもと先生、双方のコミュニケーションが取れるようになるので、子ども自身も「楽しい!」と感じられるでしょう。

 

1-3.身体が十分に発達しているか

3歳より前は、手指の発達がまだまだ未熟です。
骨が柔らかい状態で無理に楽器を弾くと、上手に音が出せないどころか手を傷めてしまう可能性もあるので、注意が必要です。

また、指先の細かな動きをコントロールする力もまだまだ未熟なので、自分の思ったようにスムーズに動かせるようになる3〜4歳以降がおすすめです。

 

2.ピアノの習い事7つのメリット

楽しいことばかりではない楽器の世界ですが、メリットもたくさんあります。

ここではピアノの習い事の7つのメリットをご紹介します。

 

2-1.記憶力が養われる

ピアノを習っていると曲を暗譜する機会が多くなります。

楽譜には音符だけでなく、強弱や速度などの表現の指示情報が盛りだくさんです。
それらを思い出しながら手を動かして弾く作業は、脳の記憶を司る部分を刺激し、記憶力が鍛えられると言われています。

 

2-2.数感覚が身につく

楽器演奏には欠かせない「リズム」。拍子や拍、音符の長さといった「数」の概念は、音楽を奏でる上で欠かせない要素のひとつです。

「1小節の中に4分音符がいくつ入るかな?」といった疑問を身近に感じることで、数に対する感覚を体験的に得ることができます。

娘も、幼稚園児の時に、楽譜から掛け算や分数の概念を経験的に学べました!
小学生になった今、当時の経験が算数に役立っていることを実感しています。

 

2-3.集中力が養われる

ピアノを弾く時は、楽譜を目で追いながら鍵盤を押し、自分の演奏の音を聴きながら、瞬時に判断して演奏に反映させる…という作業を同時並行的に行っています。

これらのマルチタスクを行うためには、高い集中力が必要不可欠です。

練習で弾いている時はもちろんのこと、レッスンや発表会などのステージに上る前にも、集中した状態を瞬時に作り上げる力が鍛えられることがメリットと言えます。

 

2-4.反復練習の習慣が身につく

ピアノは1度や2度習っただけでは弾けるようにならないので、毎日コツコツ自宅で練習に励む忍耐力が必要となります。

最初は親のサポートが必要不可欠ですが、ある程度練習する習慣が身につき、楽器を自在に弾けるようになると、子どもも進んで練習に取り組むでしょう。

「昨日まで弾けなかったことが、今日はできるようになった!」という経験も、子どもにとっては大きな自信となります。

困難な壁を目の当たりにしても諦めずにコツコツと取り組む習慣は、今後の生活のためにもぜひ身につけてほしい力ですね。

 

2-5.目標に向かって努力する力が身につく

ピアノを習っていると、発表会やコンクールなど、ステージに立つチャンスを目標にすることができます。

何事もそうですが、目標がないままがむしゃらに頑張ることほど難しいことはありません。
人の前で演奏する機会に恵まれることは、子どもにとって大きな自信とモチベーションにつながるでしょう。

綺麗な舞台衣装や、いつもと違った環境での演奏、その全てが子どもにとって刺激となり、グッと成長するチャンスとなりますよ。

 

2-6.信頼できる大人と交流できる

小さい頃は、家庭の中で親や親戚といった狭い世界の中で生きている子どもたち。

習い事の先生は子どもの世界を広げ、新しい価値観を与えてくれるキーパーソンになり得ます。

子どもと相性の良い先生を見つけることも重要ですよ。

 

2-7.一生の趣味として楽しめる

楽器は、一度弾き方を覚えてしまえば、ブランクがあったとしても、またいつでも始めることができます。

楽しいことも辛いこともある中で、小さい頃から続けてきた楽器が心の拠り所として人生の欠かせない相棒となるなんて、素敵なことですよね。

近所に住むご高齢の女性は、90歳を超えてもピアノを奏でています。
現役時代のように指や足は動かないものの、「90年以上も続けてきた毎日の日課のようなものだから、自然と弾きたくなるのよ。」と話されていたことが印象的です。

 

3.ピアノの習い事の魅力をご紹介!

それでは、実際に子どもの習い事にピッタリなピアノについて、おすすめポイントをご紹介いたします。

 

3-1.ピアノ教室・ピアノ仲間を見つけやすい

日本におけるピアノの演奏人口は約200万人とされており、その約8割を子どもが占めているそうです。
ピアノ教室も見つけやすく、相性の合う先生に出会えるチャンスが多いことはメリットですね。
同じくピアノ習っている友達と出会えることも、子どものモチベーションを上げるきっかけになるでしょう。

 

3-2.自分の頑張りを発揮できる機会がある

ピアノを習っていると、学校で伴奏を任されることも少なくありません。
勉強や運動以外で自分の能力を活かせるチャンスに恵まれることは、子どもの大きな自信になるでしょう。

 

3-3.すぐに音を出す楽しみに触れられる

ピアノは、楽譜通りに鍵盤を叩けば曲を奏でることができます。
もちろん、表現力や技術は一朝一夕に身につくものではありませんが、「鍵盤を叩くと音が鳴る」というシンプルさは、子どものやる気をダイレクトに刺激してくれます!

 

4.ピアノを通じて子どもの心を育みましょう!

 

社会の変化とともに、子どもたちに求められる力やスキルも徐々に変化しています。

「プログラミングや英語を早く習わせたほうがいいかな?」「でも、体力もつけておきたいし…」と、習い事の悩みは尽きませんよね。

しかし、こんな時代だからこそ、スキルだけでなく、前向きに取り組む意欲や集中力といった「非認知能力」を養う必要性も高まっています。

ピアノはそういった力を育むのにピッタリな習いごとです。

本記事で紹介したピアノ以外にもたくさんの楽器がありますので、ぜひお子さんに合った楽器を選んであげましょう。

目覚ましく成長する黄金期にこそ、楽器や音楽を通じてお子さまの力を育めると良いですね。

 

・非認知能力がどうして大事なの?効果は?

・情報を知ることがどうして大切なの?

こちらで詳しく解説中です!

 

 

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