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【3歳】子どもの好奇心をくすぐる、モンテッソーリおもちゃ7選!【レビューあり】

この記事を書いた人

Fuku Fuku

Fuku

小学1年の娘と、小学3年の息子の母親です。

それぞれ3歳までは自宅で保育をしており、こどもと親がゆっくりとしたペースで子育ちができるツールとしてモンテッソーリと出会いました。

モンテッソーリの理念に基づいた玩具をつかった遊びの時間を通して、精神的に助かったことが多く、ぜひその経験を読者の方と共有したいと感じています。

現在も、日々、子供と大人が心地よく過ごすための育児方法を探求中です!

モンテッソーリ教育に興味があるけれど、「どんなおもちゃを選べばいいのかな」と迷ってしまった経験はありませんか?

この記事では、筆者が実際にこどもと遊んだ経験をもとに、おすすめのおもちゃをご紹介します。

モンテッソーリ教育の考え方に即して、それぞれのおもちゃから、子どもたちがどんな学びを得られるのかについても、あわせてお伝えします!

エピソードも添えてありますので、ご自身の子育て中の様子と重ねてご覧になり、楽しんでお読みくださいね。

目次

1.モンテッソーリ教育における、3歳とはどんな年齢?

 

まずはモンテッソーリ教育での3歳の捉え方と3歳の発達段階を説明します。

発達段階を知ることで、おもちゃの選び方や、どんな環境を用意すればよいかを理解することができます。

1-1.モンテッソーリ教育では3歳をどうとらえているの?

モンテッソーリの思想においては、0歳から6歳までを、人間としての能力が大成長を遂げる「敏感期」と定義しています。

敏感期とは、人間が生まれながらに持っている能力を発揮するために、適した時期をさします。脳の土台を作る「旬」とも捉えることができるでしょう。

 

3歳は0歳から無意識のうちに吸収してきた知識や経験を、整理して理解する段階に入る時期です。

まさに、意識の芽生えの時期に突入する年齢です。

3歳という成長の黄金期を過ごす子どもたちとって、わたしたち大人は口出しを控えて、見守り、手助けをする立場をとることが大切です。

3歳は敏感期の真っ只中であり、色んなことに興味を持って、知りたい!やってみたい!という好奇心にあふれ、どんどん成長していきます。

 

そもそもモンテッソーリ教育では、人間にもともと備わっている、「自らを育てる力を発揮できるように、環境を用意することが大切だとされています。

モンテッソーリ教育の理念を理解し、子どもの発達段階に合わせた適切なおもちゃ選んであげたいですね。

それでは具体的に発達段階を見ていきましょう。

 

1-2.3歳児の発達段階

■からだの発達

片足立ちやケンケン跳び、手を使わずに階段を昇れる等、活発になってきます。

ダイナミックな遊びを喜びます。手先が器用になり、はさみで紙を切ったり、丸(円)をかけるようになります。

 

■こころの発達

記憶力が発達し、見たこと聞いたことを長い間覚えているようになります。

食事、衣服の着脱など、自分でやろうとする気持ちが出てくるのもこの時期です。

上手にできない、時間がかかるからと手を出しすぎず、なるべく自分でやらせてあげると、ぐんと成長するでしょう。

 

■ことばの発達

自分の名前が言えたり、話す言葉の数が増えてきます。

単語から文章を組み立てることができるようになり、会話がスムーズになります。

 

発達段階が分かったところで、次に発達段階を踏まえたおもちゃ選びもポイントを見ていきましょう。

 

2.モンテッソーリ教育のおもちゃ選びのポイントとは?

~3歳ごろの発達に合わせて考えよう~

このころの子どもは、人生の中で最も吸収力が高く、無意識のうちに様々なことを学んでいきます。

子どもの意欲を十分に発揮できるような環境を用意するために、ポイントを6つ紹介します。

 

2-1.体をダイナミックに使う運動ができるもの

3歳はダイナミックな遊びを好む時期です。

そんな時期には体を大きく動かすおもちゃがおすすめです。

おもちゃで遊ぶことを通じて筋肉の使い方やバランス感覚が養われます

 

2-2.指先の細かい動きを要するもの

指先を使った細かい作業は、普段の生活では経験しにくいものです。

3歳は、どんどん手先が器用になってきているので、少し難しい作業が加わるおもちゃにもチャレンジさせると良いでしょう。

同じ動作を繰り返し行うことで、指先の使い方を覚え、集中力も養われます

 

2-3.日常生活の練習になるもの

日々生活するために必要な身のこなし方や道具の使い方や、社会とのかかわり方を学ぶ時期です。

物の大小や動作の仕組み、色や音の違いを認識できるおもちゃがおすすめです。

片付けたり、判断したりする要素を経験することができます。

 

2-4.言葉の練習になるもの

たくさんの単語の習得から、文章への組み立て方を学ぶ時期です。

絵本の読み聞かせや、簡単な会話を誘うおもちゃがおすすめです。

話すことを楽しみ、コミュニケーション能力が養われます。

 

2-5.リズムや音色を楽しめるもの

リズム感を養い音楽を楽しめるようになります。

耳から情報を収集し、整理することは、ヒアリング能力の向上につながります。

叩いたり、吹いたり、弾いたりといった動作から、音色を楽しむおもちゃがおすすめです。

 

2-6.表現、創作するもの

実際に、自分の手で創作することによって、視覚的に、距離感を認識することを学びます。

色、線、形を組み合わせて創作する能力を養います。

折り紙での工作や、クレヨンなどの画材を使ったお絵描きがおすすめです。

 

3.モンテッソーリ教育の理念に基づいたおもちゃ7選!

それでは「おもちゃ選びの6つのポイント」をもとにおすすめのモンテッソーリおもちゃ7選をご紹介していきます!

実際に使用した感想も合わせてぜひご覧ください。

 

1.かさねてレインボー

穴に通すという動作を繰り返し楽しむことの出来るおもちゃです。

単純な動作ですが、穴に通すことにより達成感を味わえます。

また、パーツの形の違いから、仲間分けをしたり、色のグラデーションの順に並べたりと、バリエーションが広がります。

さらに色から物への認識を転換をする遊びをすることもできます。

例えば、大人が赤のパーツをだして、「この色は何の色?」と聞きます。

すると子どもは、「赤」と答え、さらに大人が「赤いものはどんなもの?」と質問します。そして子どもは「りんご」、「トマト」と、知っているものの名前を出します。

知識として吸収している色と単語を、結び付けてあげる手助けになります。

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使用した感想

見た目の楽しさを優先して選びました。

まずは子どもが楽しそうだと思ってもらえることが一番だと考えたからです。

パーツの濃淡がはっきりしていて色彩が豊かで、色の種類を覚えるには良さそうだと期待しました。

実際、うちの子どもは、このおもちゃにより、色の名前とを覚えました。黄緑や、水色といった、淡い色の認識に役立てることができて良かったです。

 

おすすめポイント:集中力と空間把握能力が養われる

穴に通す作業から、集中力と指の繊細な動き、そして空間と距離感を認識する効果が得られます。

多彩な色を目にすることで、視覚へのアプローチにもなります。

 

2.3wayスライダー

ボール転がし、はしご落とし、まゆだま落としと、3種類の遊びができるのがこのおもちゃの魅力です。

上から物が落ちてくる様子を何度も見ることにより、重力の原理を遊びながら学ぶことができます。

転がり落ちる時に出てくる、規則正しいリズムの音を聞いていると、音楽遊びを楽しんでいるような感覚になります。

コロコロという高い音、パタパタと軽快な音、ゴロンゴロンと重みを感じる音など、いろいろな音を聞き分けることで、聴覚へ働きかけることができます。

音のリズムに乗って、自然と体が動いてきますよ。

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使用した感想

1つのおもちゃで、3種類の遊びができることが魅力で購入しました。

昔ながらのおもちゃの動作が楽しめるので、おじいちゃんやおばあちゃんも懐かしそうに一緒に遊ぶことができました。

特にまゆだま落としは、独特のゆったりしたリズムで落ちてくるので、予想をしていない音とともに落ちてくる様子を、何度も喜んで見ていました。

初めはうまくはめ込むことができなくて落ちる動作が見られず困った様子でしたが、私がお手本を見せると、何度も挑戦して、コツを掴んでいました。

 

おすすめポイント:仕組みへの探求心が養われる

スムーズに落ちてく様子を見るためには、それぞれのパーツを、適所にうまくはめることがポイントとなるおもちゃです。

子どもは、リズミカルに落ちていくために、どこにひっかけて、どんな動きで落ちていくのかを考えます。

持ったり、振ったり、観察したり、一生懸命に探求することで、考える力が身に付きます。

 

注意ポイント!

付属のボールが、ちょうど赤ちゃんの口の中に張ってしまうサイズなので、小さい赤ちゃんと遊ぶ時には、口に入れてしまわないように注意が必要です。

 

3.パズルボックス

球、三角柱といった、立体のピースをはめ込んでいくパズルです。

こどもの集中力を邪魔しない木目が、目にも優しいおもちゃです。

うまくはまった時の、コトンと落ちていく感覚が、子どもの達成感を増幅させます。

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使用した感想

仕組みが単純で、ゴールが分かりやすいことが、このおもちゃの魅力だと思います。

ボックスを転がしながら、ピースの受け口を探して、向きを変えて、少しずらして、と、工夫してトライ&エラーを繰り返す粘り強さが養われました。

一度はめることに成功したピースを、何度も何度も繰り返しはめ込み、ボックスを開けて、取りだし、またはめ込むという作業を、何度も繰り返し遊んでいました。

立体パズルは、はめ込み方にコツがいるため、初めはうまくいきません。

徐々に、手元のピースがなくなり、すべてボックスの中にしまい込まれた時の達成感を味わうことにより、さらに何度も挑戦したい意欲が湧いているようでした。

 

おすすめポイント:立体の形を認識する能力が養われる

ピースが立体であるために、向きや角度を微妙に調整してはめ込む必要があり、子どもの集中力を引き出します。

平面のパズルでは体験できない「奥行き」を感じながら遊ぶことができるので、立体を認識する力が育まれるおもちゃです。

 

4.ひっつきむし

穴の中にかくれた磁石のついた引っ付き虫を探して、スティックについた磁石の力で取り出すおもちゃです。

見つける楽しみと、穴をめがけてスティックを差し込む集中力、そして、取り出した喜びと、さまざまな感情を味わえるところが魅力です。

穴を覗いて見つけることはできても、そのあと、どのように取り出すのかを考えて導き出す必要があります。

指を使うのか、スティックを使うのか、子どもの解決への探求心が、見ていて楽しいです。

一度取り出し方を覚えても、穴へのスティックの差し込みは、的が小さいだけに、微細な動きと集中力が必要です。

くねくねと動く、引っ付き虫のかわいらしさも、子どもの楽しい気持ちを盛り上げてくれるでしょう。

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使用した感想

木の中に虫が隠れているという、このおもちゃのコンセプトが、とっても可愛らしくて気に入りました。

穴が開いている土台が、重みがあり安定感がるので、子どもが穴をはずしてしまっても、ぐらつかず、遊びに集中できます。

 

おすすめポイント:距離感覚を養うことができる

自分の持っている棒の長さと、目的の穴までの距離を感覚で認識しなけば、ひっつきむしを取り出すことができません。

この動作から、距離感覚を養うことができます。

 

注意ポイント!

スティックは、子どもが振り回したり、口にくわえたりすくことがあります。

事故がないように、見守ることが必要です。

 

5.ソリットドラム

多彩な音を楽しむドラムです。

たたく箇所によって、微妙に音が変わります。その微妙な違いに気づけると、リズム遊びの世界が広がります。

たたくと音が出るということは、赤ちゃんの頃から自然と身についていく知識ですが、このおもちゃでは、音色の強弱や響き方を感じて、奏でるという感覚でリズム遊びができます。

何度も叩いていると、音の違いに気づきます。

そこで、「おこった音はどんな音?」、「雨の音は?」と、お題を投げかけてみると、その子なりの音の出し方で、強く打ったり、細かいリズムで叩いたりと、さまざまな表現を返してくれます。

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使用した感想

すべてが木でできてるドラムおもちゃが珍しく感じて、購入しました。

バチの先端ににゴムがついているので、出てくる音がとてもなめらかで、耳に優しいです。

うるさい感じがしないので、いくらでもリズム遊びを楽しませてあげられました。

表現したり、リズムを取ったりする遊びが、耳から得た知識のアウトプットとなり、思考の整理となりますね。

 

おすすめポイント:音を聞き分ける聴覚の刺激に役立つ

高い音や、低い音とといった微妙な音のバリエーションを聴き分ける聴覚を養います。

叩いて音が出ることに加えて、音にも種類があるということを遊びから経験できます。

 

6.キットパス

クレヨンとしてはもちろん、水を混ぜて絵具としても使える、画材です。

ガラスや鏡に描いても、水ぶきで消えるので、お絵描きの楽しみが広がります。

選ぶ色、表現された絵から、子どもの成長やその時の感情を読み取ることにも役立ちます。

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使用した感想

とにかく、用途が多彩なことが魅力でした。さらに、画材の原料が、体に負荷がかからないように配慮されている点も、選んだ基準です。

思いっきりお絵描きをさせたくて、家の窓に大きな絵を描かせています。

キャンバスの大きさは、思考の広さと言われています。

背伸びしたり、しゃがんだり、体を大きく動かして描かれる絵は、とてもダイナミック。

大小さまざまな絵を描いて、そのまましばらく消さずに残しておきます。

さながらおうち美術館です。家族が自分の絵を眺めている姿を見ることも、子どもにとっては嬉しい経験となるでしょう。

 

おすすめポイント:多彩な用法で、美術を楽しむ遊びができる

キットパスを乗せた部分を、筆でにじませたり、別の色を混ぜたりと、1つの画材でいろんな絵を描くことができます。

お絵描きをすることで、自分の思考を目に見えるものへと変えることができ、表現の方法や楽しさの体感につながります。

色彩の美しさに触れることで、視覚へのアプローチにもなりますね。

 

7.トランスパレントペーパー

 

光を通す折り紙です。

通常の折り紙と同じように使用することもできますが、光を通す特色を利用して、窓に張ったり、手作りランタンの装飾に使ったりと、用途が広がります。

単純な折り方でできるパーツを何枚も作り、好きな色を組み合わせて、お花を仕上げると、とても華やかな作品が仕上がります。

指先を使って、絶妙な力加減を必要とする定番の遊びである折り紙。いつも使っている紙と、手触りの違いや、折り目のつき方、仕上がった作品の雰囲気の違いが楽しめます。

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使用した感想

折り紙遊びに変化を持たせたくて、購入しました。

いつもは折って終わりだった折り紙でしたが、トランスパレントペーパで作った作品は飾ることで魅力が増すおもちゃです。

作品を作る過程から、手先の微細な動きを経験できて、さらに飾って、目でも楽しめてと、いろいろな要素を提供してくれる魅力にあふれています。

 

おすすめポイント:作業の繰り返しから味わう達成感と、視覚への豊かな感性を育む

繰り返し同じ手順でパーツを作り、それを組み立てて1つの作品を完成させることで、達成感を味わえます。

折る、組み合わせる、貼り付けるという作業を経験することで、工作への楽しみを見出すでしょう。

作品を飾って、光を通した作品から得られる色彩の豊かさは、視覚へのアプローチになります。

 

4.子どもの「やってみたい」気持ちに合わせておもちゃを選びましょう!

 

モンテッソーリの教育内容に沿ったおもちゃは、仕組みがシンプルで壊れにくいのが特徴です。

その反面、遊びのバリエーションが少なくなりがちですが、保育者の工夫や創造次第で、どんどん遊びを広げていけるのが醍醐味でもあります。

モンテッソーリ教育が、自立心、好奇心、責任感、五感の刺激、思いやり、そして言語や算数などの知識をはぐぐむことを基本的な軸としてしることを頭に入れておいて、あとは子どもを見守ると良いでしょう。

少し難しいかなと思うくらいが、子どもにとっては楽しみとなります。

モンテッソーリ教育の理念通り、子どもは自ら吸収し、どんどん自分を成長させていこうとします。

せっかく与えたおもちゃに見向きもしない場合もありますが、それはその子の「今やってみたいこと」の時期が、違っただけです

ぜひ、大人の方が楽しんでおもちゃを選んでくださいね。その気持ちは、きっと子どもへと伝わって、豊かな心が育まれるでしょう。
 

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