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【4歳児】おうちでできる「数遊び」5選~楽しく数の理解を育もう!~

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chaki8

  • 保育士

保育所にて12年間勤務。

主に、3~5歳児のクラス担任や障がい加配保育士をしてきました。

子供が、遊びの興味を広げられるような環境作りや言葉のかけ方を工夫しています。

2児の父であり、現在はブログの執筆を通して、若手の先生に向けて働き方のヒントや子育て世代に向けての遊びのアイデアを発信しています。

得意なことは、運動遊びの指導や手遊び、絵本の読み聞かせです。

「数って、4歳の子にどう教えたらいいの?」「数字に強い子になってほしい」「今すぐできる、数や数字の理解に繋がる遊びを知りたい」そう思ったことはありませんか?

4歳になると、数を言ったり数字に関心を持ったりするお子さまもいますよね。

家庭で数字に触れて遊べる環境を作ることで、お子さまの興味は広がり、おうちの方との会話を通してきちんと理解していくことができます。

本記事では、4歳児における「数の理解」の発達段階に合わせた、家庭でできる「数や数字の基礎を身につける数遊び」をご紹介します。

筆者が、子育てや保育現場で実践して効果を感じた遊びなので、気になったものがあればぜひ試してみてください。

 

目次

1.4歳児の「数の理解」の発達段階とは

4歳児とは数や数字に興味を持ち、理解が進んでいく時期です。

おうちの方が数や数字を理解していくステップを知っていると、お子さまにとって適切な言葉がけができるようになります。

そもそも数や数字を理解するとは、どういうことなのでしょうか。

まず、子どもが数や数字を理解するうえで重要な3つの要素と、4歳児の発達段階を順番に説明していきます。

 

1-1.数の理解に必要な3要素

数の理解に必要な3要素とは、「数唱」「数字」「数量」です。

■数唱とは

いち、に、さん…というように数字を唱えることを言います。
数を数えている訳ではないため、数字の順番がバラバラなこともあります。

■数字とは

「1」「5」「7」のような文字のことです。

■数量とは

物の個数や、まとまった物の数になります。
(例)りんごが3個、紙が4枚

 

子どもの数の理解は、この3つの要素が基礎となり形成されています。3つの要素、それぞれの理解が進むと、以下のような状態に近づくでしょう。

・物を指しながら「いち、に…」と数えて、全部でいくつあるか分かる。
・自分で「いち、に、さん」と唱えた数と、数字の3が一緒だと分かる。
・5本あるバナナと数字の5がつながる。

これらの要素が関連し、数字の基礎が作られていきます。

 

1-2.4歳児の「数の理解」の発達段階

それでは、4歳の子どもの「数の理解」はどのような発達段階なのでしょう?

4歳頃になると数や数字に関心をもつようになり、以下のような育ちが見られます。

【4歳の発達段階】
■数唱:1~10を数える

■数字:1~10の数を識別

■数量:4個程度の数量を理解

 

しかし発達段階には個人差がありますので、お子さまそれぞれの様子に合わせた関わりが大切です。

例えば、5まで分かるお子さんには6、7を知れるようにな遊びを用意するようにしましょう。

これから紹介する「4歳児が楽しめる数遊び」では、10までの数字に親しんで遊べるものをおすすめしています。
気軽に遊びながら、「数の理解」を進めていきましょう。

 

 

 

2.「数の理解」を高める!楽しいおうち数遊び5選

「数の理解」に必要な3要素を踏まえつつ、それぞれの理解に繋がる楽しい遊びを紹介します。

どの遊びも、筆者が保育現場や子育ての中で実践し、数の基礎を身につけるのに効果を実感したものです。

ぜひ、お子さまと楽しみながら一緒に遊んでみてくださいね。

 

 

2-1.トランプ20枚で絵合わせ

この遊びは「数字」「数唱」「数量」の理解につながるおすすめの遊びです。

■遊び方

1.ハートの1~10とクローバーの1~10のカード、計20枚のカードを準備する。
2.カード20枚を机や床などに裏向きに広げる。
3.ジャンケンなどで順番を決め、ゲームスタート。
4.決まった順に、2枚ずつカードを選び、以下のルールで進行する。

【めくったカードの組み合わせ】
・同じ数字→自分のものになる→もう1度引ける。
・違う数字→表に戻す→次の人に交代。

5.広げているカードがなくなるまで行い、取ったカードが多い人から順に1位、2位…となる。

■遊びのポイント

・トランプは、数字と個数が描かれているため、自然と「数字」と「数量」を一致させて覚えることができます。
また、お子さまが手に取ったカードを「ご(5)、だね」っと説明してあげると、理解が深まります。
筆者の子どもの場合、遊びを通じて見た目が似ている6と9の数字も混同せず覚えました。

・遊び終わった後、何枚持っているか数える時に、お子さまと一緒に声に出して数えましょう。
お互いに持っている枚数を言うことで、勝ち負けがはっきり分かり、遊びが盛り上がります。

 

2-2.すごろく

「数量」「数唱」「数字」を楽しく遊びながら学べます。

■遊び方

コマを決め、サイコロを振って出た目の数を進み、ゴールを目指します。
先にゴールした人が勝ちになるのが、一般的なすごろくのルールです。

■遊びのポイント

サイコロの目は、視覚的で分かりやすいため「数量」の理解がしやすく、コマを進める時には、自然と「数唱」を行います。
また、マス目によっては、「3つすすむ」「1回休み」とイベントがあるため、数字を目にしつつ、飽きずに遊べるのが特徴です。
お子さまと一緒に文字を追いながら、読んであげると、理解が進むでしょう。

すごろくは偶然の要素が大きい遊びであるため、勝つチャンスが誰にでもあるのもおすすめポイントです。
勝つことができると楽しいので、お子さまは繰り返し遊びを楽しむでしょう。

■おもちゃ選びのポイント

市販のすごろくを購入する際は、複雑なルールがあるものより、シンプルに楽しめるものを選びましょう。
4歳頃だと、ゴールまでが30マス程度のものが丁度よい長さだと考えられています。
一方で長すぎると、途中で飽きてしまい遊びが続きません。

おすすめは、『雲の上のユニコーン』といったすごろくで、クリスタルを集めながらゴールを目指します。
ルールが分かりやすく、最後に集めたクリスタルを数えるので、数の理解も進みます。

■手作りのポイント

すごろくは自分で作ることもできます。
筆者は、ワードで図形を挿入して作ったのですが、作りやすく見た目もキレイになりました。
・1回休み
・3つもどる
・2つすすむ
・近くの人とジャンケンして勝ったら4つすすむ
など、所々でイベントのマスを設けましょう。

自分で作る場合、オリジナルのイベントが作れるのが、魅力のひとつですね。
・おもしろい顔をする
・好きな食べ物を言う
といったマスを作ると、子どもはとても楽しんでいました。

 

★すぐに遊べるすごろくテンプレート(PDFデータ)を用意しています。
 印刷してぜひご利用ください。

※すごろくテンプレート25マス_文字有

※すごろくテンプレート33マス_文字有

※すごろくテンプレート25マス_文字無

※すごろくテンプレート33マス_文字無

※サイコロ図

 

2-3.お店ごっこ

親子でコミュニケーションを楽しみながら「数量」を理解できる遊びです。
また、身近なものを使い、イメージを膨らませて遊ぶ「見立て遊び」を通して、想像力も育ちます。

■遊び方

1.お子さまとおうちの人が、お店の人とお客さんに分かれる。
(お店は何でも構いません。)
2.お店の人が「いらっしゃいませ。〇〇屋さんです。いくつにしますか?」と尋ねる。
3.お客さんは「△△を、さん(3)個ください。」と数を言って注文する。
4.お店の人は、言われた物の数を用意し、お客さんに渡す。

■遊びのポイント

遊びを通じて、お子さまが店役を経験できるようにしましょう。
お子さまが、お店ごっこのイメージを持ちにくい場合は、初めはおうちの人が店役をしてみるとよいです。
遊ぶ中で、意欲が沸くと、真似しながら店役をするようになります。

お店ごっこで遊ぶものは、紙粘土でたくさんパンやドーナッツを作ってみると、遊びが一層盛り上がるでしょう。
4歳頃は、なりきって遊ぶのが大好きです。
想像力を膨らませて遊んでいると、数や種類が増えることもあるでしょう。
お子さまのイメージを共有しながら、やりとりを楽しんでくださいね。

 

2-4.この指何本クイズ&何回鳴ったかなクイズ

すぐにできる「数唱」「数量」に親しめる手遊びです。

■遊び方

【この指何本クイズ】
1.「クイズをだすよ!当てられるかな?」と明るい声で雰囲気を盛り上げる。
2.「この指何本?」と、お子さまの前に両手を出し、何本かの指を立てる。
3.子どもは、何本の指が立っているかを見て答える。

【何回鳴ったかなクイズ】
1.「クイズをだすよ!当てられるかな?」と明るい声で雰囲気を盛り上げる。
2.「手をたたくから、何回鳴ったか教えてね!」と伝え手をたたく。
3.子どもは、音が聞こえた回数を答える。

■遊びのポイント

お家で過ごす中でのスキマ時間にいかがでしょうか。
子どもはクイズが大好きです。
【この指何本クイズ】では、いろいろな指を出してみたり、【何回鳴ったかなクイズ】では叩き方のリズムを変えてみたりとアレンジすることで、飽きずに遊べます。

保育の現場でも家庭でも、何度か遊んでいると、「今度は私がクイズを出すね!」と子どもが真似してクイズを出す姿がみられます。
そうなると、さらに「数唱」「数量」に親しむことができるので、嬉しいですね。

 

2-5.どっちが多いでしょうゲーム

考えることを楽しみながら、「数唱」「数量」の理解につながる遊びです。

■遊び方

1.机におはじきを10個と紙コップを2つ用意します。
(おはじきは、ブロックやお菓子など、紙コップは袋や箱でも代用できます。)
2.お子さまに10個のおはじきを全て見せた後、お子さまは後ろを向きます。
3.おはじきを適当に2つに分け、それぞれ紙コップを伏せて隠します。
4.お子さまは机に向き直し、両方の紙コップをお子さまの前に出します。
5.片方の紙コップの中身をお子さまに見せ、「さて、どちらの数が多いでしょう?」と尋ねます。
6.お子さまが答えた後に、もう1つの紙コップを開けて正解発表をします。

■遊びのポイント

見えない中身を推理することが楽しいので、正解発表の時には、より達成感を感じられるようにお子さまの気持ちを盛り上げていきましょう。
発表後は一緒に数を数えたり、全部で何個か確認するようにすると、「数唱」や「数量」に繰り返し触れられます。

クイズと同じで、自分で何度か遊ぶと真似したり、試したりするようになります。
お子さまの成長に合わせて数を増やしたり、大きさの違うものを入れるなど遊びを発展させていくと楽しいですよ。

 

3.親子で楽しく遊んで数字に親しもう!

数や数字の理解は、日常の生活や楽しい遊びを通じて自然と身につけることが大切です。
4歳頃は、好奇心が旺盛でいろいろなことに興味を持ちます。

子どもは、経験して楽しかったら「またやりたい!」「もっと知りたい!」となり、さまざまなことを吸収します。
しかし「おもしろくない」と感じてしまうと、学びにつながりにくくなるため注意しましょう。

自然と「数の理解」ができるよう、おうちの人も一緒に遊びながら、お子さまの成長を見守ってあげてくださいね。

 

 

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