子連れ買い物のストレス軽減!楽しくスムーズに乗り切るためのコツ【体験談あり】
この記事を書いた人
猪狩はな
- 司書教諭
- 中学校教諭
- 高等学校教諭
- 小学校教諭
- 保育士
2児ママ× 現役国語科教員×ライター!
持続可能に「好き」を楽しむ生き方をしたくて転職。
・国語科(専門は古典文学)
・私立中高一貫校講師、公立中学校フルタイム教員を経て私立高校講師として勤務
・3歳と5歳の男児を育児中
キャリアに悩む人の助けになれるような発信を目指しています。
「子連れで買い物すると毎回大変…」
「夕飯の買い出しだけでも一苦労で、買い物の時間が憂うつ」
「少しでも楽しく、楽に買い物したいから、対策を知りたい」
そんなふうにお悩みの方も多いのではないでしょうか?
小さな子どもを連れて買い物に行くと、商品に触れたり、大声を出したり、どこかへ行ってしまったり…なかなかゆっくり買い物ができませんよね。
そこでこの記事では、子連れ買い物を楽しくスムーズにするためのコツをご紹介します。
子連れの買い物にストレスを感じている方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
1.子連れでの買い物が大変な理由
そもそも子連れでの買い物が大変なのはどうしてなのでしょうか。
それは、子どもの行動が予測しにくく、コントロールが難しいからだと考えられます。
1人で買い物をするのとは違って、常に子どもに気を配りながら買い物をしなければなりません。
子連れの買い物は、親にとっては肉体的にも精神的にも負担が大きいのです。
ここでは、子連れの買い物でよくある具体的な場面を挙げていきます。子どもの様子を想像しながら読み進めてみてください。
1-1.どこかへ行ってしまう
子どもは好奇心旺盛で、興味のあるものを見つけるとすぐにそちらへ行ってしまいます。
親が商品を選んでいる間に、子どもがいつの間にかどこかへ行ってしまうことも珍しくありません。
特に大きな店舗では、子どもを見失う危険性もあります。常に目を離さないように気を張っていると、親も疲れてしまうことでしょう。
1-2.商品を触ってしまう
商品を見るとつい触りたくなる子どもも多いでしょう。しかし、店内では商品を触ることはマナー違反です。
お店や他のお客さんに迷惑がかかるだけでなく、 商品を壊してしまう可能性もあるので、常に注意が必要です。
1-3.大騒ぎする
子どもは大きな声で話したり、騒いだりしがちです。特に、退屈している時や機嫌が悪い時は、大声を出すことが多くなります。
しかし、店内で大声を出すと他のお客さんの迷惑になってしまいます。親が静かにさせたくても、なかなか難しい場面もあり、悩ましいですよね。
1-4.カートに乗らない
カートに乗れば、子どもを見失う心配はありません。しかし、カートに乗るのを嫌がる子もいます。
カートから出ようとしたり、中で暴れたりすることもあるので、カートに乗せても油断はできないのが現実です。
1-5.ゆっくり買い物ができない
子どもの行動に振り回されながらの買い物は、効率が悪く、とにかく時間がかかります。
欲しい商品をじっくり吟味したり、商品を比較したりする余裕もないため、ストレスを感じる方も多いのではないでしょうか。
1-6.移動が大変
子どもを連れての移動は、時間がかかるだけでなく体力も必要です。子どもの歩くペースは遅いので、店舗内を一回りするだけでも一苦労ですよね。子どもが歩きたがらない場合は、抱っこをしながらの買い物になります。
子どもをカートに乗せている場合でも、1フロア移動するだけでエレベーターを使う必要があり、負担がかかるでしょう。
1-7.おねだりへの対応が大変
店内で自分の欲しいものを見つけると、「買って!」とねだる子どもも多いですよね。ねだられるたびに説得するのは、親にとって気が重い作業です。
「買って買って!」への対応については、こちらの記事にまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
・ブレない態度が肝心!「買って買って」と駄々をこねる子への適切な対応策
2.買い物の前にできる事前準備
ここまで見てきたように、子連れでの買い物は大変な場面も多いですよね。しかし、「事前準備」をしておくことでスムーズに進められる可能性があります。
まずは出発前にできる準備を詳しく見ていきましょう。
2-1.先に買うものを決めておく
買い物に行く前に、買うものをリストアップしておくとよいでしょう。
必要なものをメモ書きしたり、スマホのメモアプリに入力したりしておくのがオススメです。
買うものを決めておけば、店内をウロウロする時間を減らせます。子どもと一緒に買い物リストを作るのもよいですね。
「次は何を買うのかな?」と質問しながら買い物をすることで、子どもも一緒に買い物をしている気分になってくれるかもしれません。
2-2.お腹を満たしておく
子どもが空腹の状態で買い物に行くのは避けたほうがよいでしょう。空腹だと機嫌が悪くなり、ぐずったり騒いだりすることが多くなります。お菓子やジュースが欲しくなり、おねだりにつながることもあるかもしれません。
買い物に行く前に、子どもにしっかり食事を取らせておくのがオススメです。
2-3.買い物に行く前にたっぷり遊ばせる
小さい子どもは遊びたい盛りです。買い物より遊びのほうが楽しいのは当然ですね。買い物の前に、公園や児童館で思い切り体を動かして遊ばせておけば、店内で遊び回ることが減るかもしれません。
子どもの年齢に合わせて、ボール遊びやかけっこなど、体を動かす遊びをさせるのがオススメです。
2-4.買い物に行く回数を減らす
買い物に行く回数が多いほど、子連れ買い物のストレスは大きくなります。
1週間分の食品をまとめて買うなど、計画的に買い物をするのがポイントです。
買い物リストを作る際に、なるべくまとめ買いできるものを選んでみてください。保存がきくものは、多めに買っておくと便利ですよ。
2-5.ルールを事前に共有する
子どもに買い物のルールを事前に伝えておくことも大切です。
「お母さんの後ろを歩くこと」「商品を触らないこと」「大声を出さないこと」など、具体的なルールを子どもにわかりやすく説明しましょう。
ルールが明確になっていれば、子どもも少しずつ買い物に協力してくれるようになるかもしれません。
3.子連れ買い物の具体的な対策
事前準備をしっかりしても、子連れ買い物にはハードルがつきものです。
そこで、買い物をスムーズに進めるための具体的な対策を見ていきましょう。
3-1.店が空いている時間帯を狙う
店内が混雑していると、子どもが人混みに紛れてしまう可能性があります。
また、レジに長く並ばなければならないと、子どもが飽きてしまうかもしれません。可能であれば、できるだけ店が空いている時間帯を狙って買い物に行きましょう。
平日の午前中や夕方以降は比較的空いていることが多いです。
他のお客さんが少ない分、店内を自由に動き回れるので、子どもに注意する場面も少なくて済むでしょう。
3-2.お昼寝の時間を狙う
子どもがお昼寝をしている間に買い物に行くのもよいでしょう。ベビーカーに寝かせたまま買い物ができるので、子どもが起きてぐずる心配がありません。
ただし、お昼寝時間が短い子の場合は、時間との勝負になるので注意が必要です。
お昼寝から目覚めてしまった場合に備えて、おもちゃやおやつを準備しておくといいですね。
3-3.抱っこ紐を使う
まだ歩けない小さな子や目を離すとどこかへ行ってしまう子は、抱っこ紐を使いながら買い物するとよいでしょう。抱っこ紐なら、子どもを見失う心配がないので安心です。
子どもを抱っこしながら両手が使えるので、商品も選びやすくなります。抱っこ紐で抱えられていると子どもも安心し、機嫌よく過ごしてくれるかもしれません。
一方で、長時間の抱っこは親の体力も消耗します。こまめに休憩を取る、たくさんの食材を買い込みすぎないようにするなど、工夫してみてください。
3-4.子どもを見てくれる人がいるタイミングで買い物に行く
子どもを見てくれる人がいるなら、そのタイミングを利用して買い物に行きましょう。
パートナーに子どもを見てもらったり、祖父母に預けたりして、1人で買い物に行けるチャンスを作ってみてください。
子どもを預ける際は「〇〇ちゃんの夕飯のお買い物してくるね」などと声をかけておくと、子どもの不安を和らげられるでしょう。
4.我が家で実践している「子連れ買い物」の工夫
子連れ買い物の対策には正解がありません。それぞれの家庭で、試行錯誤しながら工夫を重ねていることでしょう。
以下、5歳と3歳の息子を育児中の我が家で実践している工夫をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
4-1.買い物リストを共有し、一緒に買い物をする
スーパーに行く前に買い物リストを作り、子どもたちに共有するようにしています。買うものを売り場で探し、カゴに入れたらチェックをつける流れを、みんなで協力して行うイメージです。
長男には、買い物リスト作りから協力してもらうこともあります。
「今日はカレーにしよう」という話になった場合、「カレーの材料、わかる?」と問いかけて、長男に必要なものを言ってもらいます。
自分がリストアップした食材を探すとなるとやる気が出るのか、主体的に参加してくれることが増えました。
親子でコミュニケーションを取りながらの買い物は、とても楽しいですよ。
時には「宝探し」「ミッション」「アイテム集め」といった名前をつけてゲーム性を持たせるのもよいでしょう。盛り上がりすぎると大騒ぎになることもあるので、その点はご注意ください。
4-2.買い物中、積極的に話しかける
買い物中は、とにかく子どもに対して積極的に話しかけるようにしています。
「これは何色かな?」「この野菜の名前知ってる?」など子どもが答えやすい質問を投げかけたり、「大きいお魚だね」「とうもろこしがたくさん並んでいるね」など、目の前のものを実況したりすることが多いです。
子どもの反応を楽しみながら会話をしていると、子どもも買い物に飽きずに付き合ってくれます。食べ物や日用品についての知識を伝える機会にもなりますよ。
4-3.注意するよりも、うまく気を逸らす
子どもの言動を注意することで、機嫌を損ねて余計に大騒ぎになることもありますよね。なるべく穏やかに次の行動に移れるように、注意するよりも、「うまく気を逸らす」ことを心がけています。
例えば、「次はお肉コーナーに行ってみよう」と違う方向に誘導したり、「お手伝いしてくれる?」と聞いて商品を運んでもらったりします。
子どもの興味をうまく移せば、お互いストレスなく買い物を進められます。
ただし、気を逸らすことが難しい時、お店や他のお客さんに迷惑になる行動があった時には、毅然とした態度で注意することもあります。
4-4.セルフレジを使ってみる
最近は、セルフレジを導入しているお店が増えてきました。セルフレジなら、子どもにスキャンを手伝ってもらったり、お金を入れてもらったりすることで、子どもも楽しみながらお会計の時間を過ごせます。
買い物を楽しいゲームのように感じてもらうこともできる上、長男は「レジの店員さん体験」もできて喜んでくれます。
4-5.ネットスーパーや宅配を活用する
店頭に行く余裕がない場合は、ネットスーパーや宅配を活用するのも手です。
必要なものをネットで注文すれば、自宅まで届けてくれます。お米などの重い荷物を持ち運ぶ必要もないので、体力的な負担も減って便利です。
我が家では長男が生まれたタイミングで利用を始めましたが、今も週1回のペースで利用しています。
余計なものを買うリスクが減ること、荷物を気にせずまとめ買いができること、ネット上なのでゆっくり買うものを選べることが大きなメリットです。
子どもを連れて同じ買い物をしようと思ったら、倍以上の労力と時間がかかると思います。
子連れ買い物をストレスに感じている方は、ぜひネットスーパーの利用も検討してみてください。
5.子連れでの買い物が大変な時期を乗り切ろう!
子連れでの買い物は、子どもが小さい時期は特に大変ですが、親子で会話を楽しむ貴重な時間にもなります。子どもに合わせた工夫をぜひ取り入れてみてください。
セルフレジやネットスーパーなどの新しいサービスも利用しつつ、自分たちに合った買い物スタイルを探してみるのもよいでしょう。
買い物の時間が、親子で楽しく過ごせる時間となることを願っています!
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