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マイペースな子どもへの対応方法は?効果的な接し方を現役ママが解説!

この記事を書いた人

猪狩はな 猪狩はな

猪狩はな

  • 高等学校教諭
  • 小学校教諭
  • 司書教諭
  • 保育士
  • 中学校教諭

2児ママ× 現役国語科教員×ライター!

持続可能に「好き」を楽しむ生き方をしたくて転職。

・国語科(専門は古典文学)
・私立中高一貫校講師、公立中学校フルタイム教員を経て私立高校講師として勤務
・3歳と5歳の男児を育児中

キャリアに悩む人の助けになれるような発信を目指しています。

「いつもマイペースでいて、イライラしてしまう」 「急いでいるのに、いつまでものんびり…」 「周りに合わせる様子がなく、これからが心配」

マイペースなお子さんを育てている親御さんの中には、我が子のマイペースな様子に悩む方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この記事では、マイペースな子の特徴や効果的な接し方について、マイペースな5歳児を育児中の筆者がまとめています。

マイペースな子の長所についても触れているので、子どものペースの遅さに悩んでいる方はぜひ最後までご覧ください。

 

目次

1.「マイペース」な子ってどんな子?

そもそも、「マイペース」な子はどのような子のことをいうのでしょうか。この記事では、マイペースな子を「自分のペースをくずさない子」と捉えたいと思います。

例えば、以下のような言動が挙げられます。お子さんの普段の様子を思い出しながら、チェックしてみてください。

マイペースな子のよくある言動

  • 朝の支度が遅い
  • 遊びながらご飯を食べていて、なかなか食べ終わらない
  • おもちゃの片付けの途中で遊び始めてしまう
  • 約束の時間になっても準備ができていない
  • より道をし始めると熱中してしまい、目的地に遅れる
  • 周りに合わせず、自分のペースで行動する
  • モノをなくしたり、忘れたりしても慌てない
  • 行動の切り替えがうまくできない

 

 

2.どうしてマイペースになるの?

日々の育児のなかで「どうしてこんなにマイペースなのだろう?」と思う場面も多いのではないでしょうか。その理由を4つにまとめました。

 

2-1.時間の感覚がわからないから

お子さんがまだ時間の感覚が持てていないからかもしれません。

  • 年齢が上がり、時計が読めるようになる
  • 時間を意識して行動する習慣をつける

など、時間の感覚を身につけることで、それに合わせて行動を調整できるようになる可能性があります。

 

2-2.のんびりした性格の子だから

お子さんのもともとの性格がのんびりだから、という場合もあります。生まれ持った性格や気質は、人によって違います

お子さんがひとつひとつ丁寧に、ゆっくり進めたい性格であれば、その個性を尊重し、無理に矯正するのではなく、見守ることも1つの有効な手段です。

 

2-3.目の前のことに夢中になりがちだから

目の前のことに意識が向きやすいタイプの場合、好奇心が満たされるまで次の行動に移せないことがあります。

また、見通しを立てて行動する力がまだ弱いので、次にやることまで意識を向けられず、忘れてしまうこともあります。

 

2-4.親が急いでいるから

親側の気持ちに余裕がなく急いでいるから、お子さんのペースがゆっくりに感じられる可能性もあります。

計画通り、早めに終わらせてしまいたい気持ちが先走りしてしまっていないか、自身を振り返ってみるのもいいかもしれません。

 

 

3.マイペースな子の長所

できていないところに目が行ってしまいがちですが、マイペースな子だからこそのいいところもあります。マイペースな子の長所を3つにまとめました。

 

3-1.集中力が高い

興味の向いたことに熱中すると、納得するまでやりきる「集中力」があります。

  • 1つのことに集中し、インプットできる力
  • 失敗しても何度でもやり直せる力
  • 一度始めたことは最後までやり抜く力
  • さまざまな可能性を考えて試行錯誤できる力

このような力は、AI時代に求められる大きな強みです。思慮深く1つのことを追求できる「研究者タイプ」とも言えるかもしれません。

 

3-2.創造力が豊か

自分の世界に入り込み、創造力を発揮できる子も多いです。

  • 見た景色や経験から、独自の物語を作る
  • ブロックでオリジナルの街を作る
  • 粘土で想像上の生き物を作る

など、インプットした情報をもとにアイデアを生み出し、それを形にできる能力が高いと言えます。

 

3-3.周りに流されず、自分の意思で行動できる

自分のペースをくずさないということは、周りに流されない強い意思があるということでもあります。

また、人目を気にせずにのびのび行動できるというのは、やろうとしてできることではありません。やりたいことをやりたいようにできる「子どもらしさ」でもあるので、温かく見守ることも大切です。

 

 

4.マイペースな子への対応方法

そうは言っても、日々マイペースな子の育児をしている親からしたらイライラしてしまう場面もありますよね。

マイペースな言動があるときの対応方法をご紹介するので、困ったときに試してみてください。

 

4-1.早めに時間を設定する

出発時間や開始時間が決まっている場合、早めに行動を始めてみてください。

時間にゆとりがあれば、お子さんがのんびりでも心に余裕をもつことができます。

 

4-2.時間を見える化する

時間が目に見えるタイマーや時計などを使い「時間を見える化する」とよいでしょう。

イラストや色で可視化できるアイテムを使えば、「○分」という感覚がまだ難しい年齢の子でも取り入れられますよ。

 

4-3.行動の切れ目を先に伝える

ここまでで終わりにして、次の行動に移行するということを事前に共有します。

例えば、「あと3ページ読んだら終わろうね」「おもちゃを1つ選んで出発しよう」など、具体的に伝えるのがポイントです。

 

4-4.「自分で決める」タイミングを作る

「切り替える時間を自分で決める」「行動の順番を自分で決める」など、自分で決める場面を作りましょう。

行動の切れ目を伝える際には、「あと何ページ読んだら終わりにする?」などの問いかけを入れて、少しずつタイミングの作り方を伝えるとスムーズです。

 

 

5.我が家で実践している「マイペースな子」との接し方

我が家の5歳の長男も、「マイペースな子」です。

一度なにかに集中し始めると自分の世界から出てこないので、ご飯も着替えも自分ののんびりペースをくずしません。本を読みながら歩いていることもあるので、小学校に入ってから大丈夫かなと思う場面も多いです。

そんな我が家では「長男の高い集中力と好奇心を大事にしながらも、自分で切り替えができるようになること」を目指しています。

普段取り入れている接し方の一部をまとめたので、少しでも参考になれば幸いです。

 

5-1.先に時間を一緒に決めて、本人がタイマーをつける

「何分するのか」を事前に一緒に決め、長男本人が自分の手でタイマーをセットしています。習慣になっているので、自主的にタイマーをセットして遊び始める場面も多いです。

いくつかのタイマーを用意しておき、その都度適したものを選ぶようにしています。

時っ感タイマー
時間が視覚的にわかりやすく、子どもでもセットしやすいのでオススメです。
子どもだけでなく、大人の時間管理にも活用できますよ。
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タイマーアプリ「ねずみタイマー」
ネズミがりんごを食べていき、全部なくなったらタイムアップになる仕組みです。
「何分」が伝わらない年齢の子でもわかりやすいので、我が家でも3歳ごろから活用しています。
>>「ねずみタイマー」 アプリダウンロードページ

アレクサのアラーム
登場回数が多いのはアレクサのアラームです。アレクサとはAmazonが開発しているAI音声認識サービスで、声でタイマーを設定することができます。
長男本人が「アレクサ、10分のタイマーつけて!」とセットします。こちらが指示するまでアラームが鳴り続ける点がオススメポイントです。

 

 

5-2.本のしおりを一緒に作り、読みかけのときは「しおりを挟んで続きはあとで」

長男は本が大好きなので、一度読み始めると読み終わるまでなかなかやめることができません。

もちろん読書はいいことですが、どんな場所でも座り込んで動かない、声をかけても聞こえていない、やっと出発しても歩きながら読んでいる状態なので、悩んでいました。

そこで導入したのが「本人専用のしおりを一緒に作り、途中でやめるときに挟む」という方法です。

長男の学年が上がっていくにあたって必要なのは、「自分でしおりを挟めるようになること=切り替えスイッチをたくさん持っておくこと」だと考えました。

親や先生がいつまでも声をかけてくれるわけではありません。自分の性質に寄り添う方法、自分の欲求と折り合いをつける方法を一緒に探していけたらいいなと思っています。

 

5-3.待てるときはとにかく待つ

興味のあるものに没頭する時間は、子どもの成長に必要不可欠です。 「自分の世界に入っているときは、なるべく待つ」ようにしています。

例えば本を読んでいるときは、読み始めた本を読み終わるまではなるべく待ちます。

制限をつける場合は「あと○冊で終わりにしようね」「今日は何ページ読む?」と本人に相談して決め、その約束は必ず守ってもらっています。

「なぜ今?」という出発間近のタイミングで新しいことを始めてやきもき…ということも多々ありますが、本人の欲求とこちらの希望の真ん中を取れるように心がけています。

 

5-4.時にはあきらめる

そうは言っても、長男のマイペースは毎日のことです。時間にゆとりがあるときには、こちらが思い切って「あきらめる」場面もよくあります。

  • 突然お絵描きを始めた→自分も隣で手帳を書く
  • 本を読み終わらない→自分も隣で本を読む
  • なかなかお風呂に入らない→先に家事を進める

もともとの予定やルーティンにこだわりすぎず「長男のペースに合わせる」という視点ももつようになってから、少し気持ちが楽になりました。

 

6.マイペースなのもその子らしさ!

マイペースな性格も、その子にしかない個性です。

また、マイペースなのは「自分のペースをくずさない意思の強さ」や「興味のあることに向かう高い集中力」があるという長所でもあります。

ぜひ、お子さんのいいところにも注目してみてください。お子さんのやりたいことに寄り添う時間を作ってみるのもオススメですよ。

 

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