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【お悩み相談】感受性が強すぎて泣いてしまう~適切な感情コントロールのポイントとは?~

この記事を書いた人

水谷愛 水谷愛

水谷愛

  • 公認心理師
  • 臨床心理士

臨床心理士・公認心理師として、国立病院や精神障害者デイケア施設、スクールカウンセラー、発達障害者就労支援センター、障害者就労移行支援事業所、療育の現場で「心の専門家」として20年以上勤務しています

現在、思春期の2児の子どもの子育て中。

こころについてのKindleも執筆しています。

感受性が強く、様々なことに感動するだけなく、他の人の気持ちを察しすぎたり、共感して悲しくなってしまったり…

そんな子どもの様子をみて、この先穏やかに生きていけるのかと心配になる保護者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

CONOBASのお悩み相談フォームに、「子どもの感受性が強く、今後小学校に入学したときに人間関係で悩むのではないか不安」というお悩みをお寄せいただきました。

今回は臨床心理士・公認心理師の資格を持ち、様々な現場で「心の専門家」として活動されている、水谷愛さんにお話を伺います。

(CONOBAS 編集部)
 

 

絵本の読みすぎが影響?感受性が強すぎて、この先人間関係で悩んでしまわないか不安…

5歳女の子 ママからのご相談

 

感受性が強いことは決して悪いことではありません。

むしろ、感受性が強いことは長所でもあります。

しかし、感受性が強すぎてお子さんがなかなか泣き止まなかったり、気持ちの切り替えができなかったりすると、お母さまも困ってしまいますよね。
また、今回の相談者さんは「絵本を読むことで感受性が強くなりすぎているのではないか?」という点も不安に思っていらっしゃいます。

この記事では、感受性がどのように発達していくかについてと、感受性が強い子どもへの関わり方について説明していきます。

その中で絵本と感受性の発達の関わりについてもご紹介します。
小学校への入学に伴い、環境や人間関係の変化を迎えることを考えると、感受性の強いお子さんが穏やかに過ごせるか不安になってしまうこともありますよね。

お子さんへの接し方について、子どもの発達段階をもとに、一緒に考えていきましょう。

目次

 

1.5歳児ってどんな時期?~感受性の発達~

段々と感受性が豊かになっていく5歳ごろ。
感受性と深く関係する「こころの発達」と「ことばの発達」に触れながら感受性がどのように育っていくのかを説明します。

 

1-1.5歳児のこころとことばの発達

まずは感受性の発達とも深くかかわる、こころとことばの発達について見ていきましょう。

■こころの発達
・自分の気持ちだけでなく、他人の意思や気持ちがわかるようになる。
・ルールのある遊びができるようになり、勝ち負けに対して自分の気持ちを抑えられる。
・遊びや生活を通して感情コントロールができてくる。
・年下の子をかわいがったり、お世話することで、思いやりのこころが育ってくる。

■ことばの発達
・コミュニケーション能力が発達し、自分の考えや経験したことを文章にして伝えられる
・言葉遊びが楽しめるようになる(しりとり、なぞなぞ、逆さ言葉)
・ものの名称や分類が理解できる
・季節や誕生日に興味がもてる

また、5歳児はものごとに対する理解力や記憶力がぐんと伸びる時期です。
昨日・今日・明日という概念や、時間・曜日の概念も理解できるようになってきます。
さらに、理解したことを長期的に記憶する能力も発達してきます。5歳になると、大人になっても記憶が残ることが増えていくのです。

 

1-2.5歳児の感受性はどのように発達していくの?

感受性とは「外界の刺激を印象として心に感じ取る能力」のことを指します。(日本語大辞典(講談社)引用)

5歳ごろは、こころとことばの発達に伴い、絵本を読んで登場人物の気持ちがわかったり、それを言葉で表現できるようになるので、感受性も4歳児までよりも著しく発達していくのです。
また、他人や自分の周りにあるものに興味を示す時期でもあります。

例えば、4歳ごろから段々とお友だちなどの「自分以外」の人間と関わりながら遊ぶようになり、そのような場面で相手の気持ちを理解して共感したり、悲しんだりできるようになっていきます。

他にも、絵本の読み聞かせをしてから登場人物の気持ちを聞くと、かなり的確に答えられるようになります。
主役だけでなく、脇役の気持ちもしっかり理解できる子も多いでしょう。

 

ここまで5歳児の感受性の発達についてご紹介しました。
次に、さらに子どものことを理解するために、感受性の強い子どもの特徴を見ていきましょう。

 

2.感受性の強い子どもの特徴

感受性が強い子は「繊細」とも言うことができます。
「繊細」であることも良い部分もありますが、今回のお悩みにもあったように、繊細すぎると周りの影響を受けやすく、そのことで問題に直面することもあります。
ここでは感受性が強いことの良い面、繊細過ぎることで直面するかもしれない困りごとについてご紹介します。

 

2-1.感受性が強いことは長所でもある

感受性が強いということは、先ほどもお伝えした通り、「思いやりが強い」「共感力が高い」「気を配れる」とも言い換えることができます。
つまり感受性が強いことは、「感情が豊かである」とも言え、「長所」になりえるのです。

感受性の豊かな子は、絵本を読んであげても、音楽を聴いても、お友達と遊んでいても、とても表現豊かにその情景を語ってくれます。
そして、お友達が泣いていると、まるで我がことのように悲しくなったり、寄り添ってあげたりできるのです。

感受性の豊かな子は、とにかく優しく、他人のことをよく考えて行動することができるのです。

 

2-2.感受性が豊かな子どもは「繊細さん」かも?~HSCの特徴~

感受性が強いこと自体は長所にもなりますが、感受性が強すぎると子ども自身がつらいこともあります。
感受性の強すぎる子どもは「繊細さん」と最近言われている、HSC(Hyper Sensitive Child)である可能性も考えられます。

まずはHSCの特徴を見ていきましょう。

HSCの子は、以下の4点の特徴をすべて備えています。

1)物事を深くとらえ、慎重に考えて行動する
2)刺激にとても敏感で疲れやすい
3)他人の気持ちに振り回されやすい、共感しやすい
4)五感が鋭く、敏感

「繊細さん」の特徴がある子どもは、共感能力が高すぎるために、周りの人やストーリーに過敏に反応するのです。

 

 

2-3.「繊細さん」が直面するかもしれない問題

「繊細さん」の特徴がある子どもは、繊細過ぎるがゆえにしばしば問題に直面することもあります。

その問題とは、

  • 周りの人の動きや反応に敏感なため、合わせすぎて疲れてしまう
  • 周りの人に振り回され、気持ちが乱れてしまうことがある
  • 慎重に考えすぎてしまうために、いくつものことを同時に行えないことがある
  • 急な変更や時間に追われることが苦手

などです。

例えば、

  • 絵本や映画のストーリーに深く共感し、キラキラと目を輝かせる一方で、残虐なストーリーには耐えられず、泣いてしまったり、敏感に反応して疲れ果ててしまう
  • ほかの子どもがいじめにあっていて落ち込んでいると、まるで自分のことのようにほかの子どもの気持ちを感じ、自分が落ち込んでしまう

といったことがあります。

今回の相談ケースでは、自分と直接的に関わりのない人や物の気持ちを想像したり、自分にとってショックな出来事があると、落ち込んでしまったり、泣いたりしてしまうという問題が生じていますね。

また、落ち込んだ気持ちからなかなか切り替えができないところにも感受性が強く、繊細である影響が出てしまっていると考えられます。

 

3.絵本を読みすぎることは悪いこと?~感受性を育む要因は?~

3‐1.感受性の発達に関わる要因

5歳の子どもが文字やストーリーに興味を持ち始めるのは、自然なことです。
お子さんが絵本を読む習慣があるのは、とても素敵なことですね。

今回のご相談者さんは絵本を読み過ぎると感受性が強くなるのか、とご心配されている様子もありますが、感受性の強さには様々な要因があります。

一つの大きな要因はその子の生まれ持った特性です。
先ほど紹介したHSCを含め、繊細で感受性が豊かであるという特徴は、その子どもがもともと持っている性質になります。

そのため絵本を読みすぎたために感受性が強くなりすぎたのではなく、もともと感受性の強い子どもが絵本を読むことで、他の子どもよりも様々なことを感じ取ってしまっているという場合があります。

他の要因としては生まれ育った環境があげられます。

幼少期の人間関係、絵本や映画など目にしたもの、様々な経験が子どもの感受性を豊かにしていきます。

実際に幼少期の安定した愛着形成が、子どもが感情を適切に表せるようになることや、感受性にポジティブな影響を与えることがわかっています。

つまり絵本は子どもの感受性を豊かにするという良い影響を持つものであり、絵本を読むことが感受性を強くするただ一つの要因ではないということです。

しかし、お母さんが心配ならば、なるべくお子さんが楽しめそうな絵本を選んであげるといいでしょう。

子どもが好んで読んでいるなら問題ありませんが、「苦しい」「怖い」といった感情を多く経験するようなお話を無理に読む必要はありません。

 

 

3‐2.(エッセイ)絵本が育む感受性

子どもの絵本体験について考えてみましょう。

子どもたちは絵本に没頭すると、現実と想像の世界がぼやけてきます。この想像は、物語の世界を冒険するような感覚を子どもにもたらします。

この絵本からの体験は、日常の会話や遊びなどで表れます。そして、その物語は、子どもたち独自の物語へと発展することがあります。

絵本を読んだ後には、たくさん遊んだり空想する時間が大切です。

絵本の世界が現実世界と重なり合うことで、この世界がより豊かになるのです。

また子どもは絵本から「感情」以外にも語いや知識、知恵を学んでいきます。

絵本好きなお子さんであれば、ぜひたくさん絵本を読ませてあげてくださいね。

 

 

4.感受性の強い子どもの感情コントロールのしかたとは?

ここまで感受性の発達や感受性の強い子どもの特徴を説明してきました。
感受性の強さはその子の特性であることも多く、感受性が豊かであることによる良い点もたくさんあります。

しかし感受性が強いことが理由で、自分以外のモノの感情を強く経験したり、気持ちが切り替えられなかったり、問題にぶつかることもありますよね。
そんな時の感受性の強い子どもへの対応は、どうしたら良いでしょうか。
感受性の強い子どもは、頭ごなしに叱ると余計落ち込んでしまい、なかなか立ち直れなくなってしまったり、同じ場面が怖くなってしまって動けなくなったりします。

ここでは感受性の強い子どもへの5つの対応をご紹介します。

 

4-1.子どもの話をしっかり聞いてあげる

感受性の強い子どもが、周りの人や環境に振り回されてしまった場合は、子どもの目を見てしっかりと話を聞いてあげることが大切です。

感受性の強い子どもは自分の気持ちを細かく伝えることも上手ですから、子どもの話を否定せずに聞いてあげれば、だんだんと落ち着いてきます。
子どもの話に共感を示してあげられると、感受性の強い子どもは聞いてくれているお母さんの気持ちもしっかりくみとろうとしてくれます。

話を聞いてあげるときのポイントは、お母さんがゆっくり穏やかに、子どもの話に反論したりアドバイスを入れたりせずに共感してあげることです。
お母さんの側から伝えたいことがあるのならば、子どもの話を聞き終わったあとにひとこと簡潔に伝えてあげると良いでしょう。

 

4-2.ひとりでいられる場所を作る

感受性の強い子どもは周りの人や環境に敏感に反応するため、落ち着かなくなったり、泣き止まない場合には刺激の少ないところに移動させ、ひとりでいられる場所を作る必要があります。

子どもの感情が高ぶったとき、感情のコントロールをするために、刺激の少ないところでクールダウンするのは有効な手段です。

感受性の強い子どもは五感も鋭いため、光や音の強いところは避けましょう。
特に、人の話し声や騒がしい音には敏感に反応します。
子どもの気持ちが鎮まるまでは、安全に配慮した上で、ひとりでいさせてあげましょう。

感受性の強い子どもは「人に迷惑をかけてはいけない」という気持ちも強いため、お母さんや周りの人たちに対しても罪悪感を感じつつ泣いているところもあります。

部屋のすみや、相談室のような小さめのお部屋などがあるといちばん良いですね。

 

4-3.感情を抑えさせないようにする

感受性豊かな子どもは、自分の気持ちをおさえてでも周りに合わせようとします。
子どもが泣いているときに「泣いちゃダメ!」と頭ごなしに言ってしまうと、無理やり泣くのをおさえるようになってしまいます。

すると、感情に激しく振り回されていても、子どもは表情にはあらわさず、感情を内に閉じ込めるようになってしまう場合もあります。
そうなると、感受性豊かな子どもの長所もつぶされてしまい、人に合わせるのが苦痛になり、人を避けるようになるといった問題も発生してしまうのです。

感受性豊かな子どもには無理をさせないようにしましょう。
子どもが泣いたら、叱ったり無理に泣き止ませたりせず、静かな場所に連れて行ってそっとしておくことが大切です。

 

4-4.気持ちが切り替えられない理由を言語化してあげる

いつまでも気持ちが切り替えられないときは、「気持ちが切り替えられない理由」に向き合いましょう。

子どもの気持ちに共感した上で、

  • なぜ気持ちが切り替えられないのか
  • どうしたら気持ちが切り替えられるのか

をしっかり聞き取りましょう。

聞き取った気持ちや、どうしたら良いかという子どもの意見を聞きながら、お母さんが「〇〇ちゃんはもっと遊びたかったのね。明日また遊ぼうね」「〇〇ちゃんはごめんねって言ってほしかったのね」と言語化してあげると、子どもも納得して動いてくれることが多いです。

 

4-5.深く考えすぎないように促す

感受性の強い子どもは、どうしても深く考えすぎる傾向があります。

深く考えること自体が悪いことでは決してありません。

それではどうしたら良いでしょうか?

ものごとにはさまざまな側面があります。柔軟な視点をはぐくむ声かけをお母さんがしてあげましょう。

例えば、

「この話には、悲しい部分もあるね。でも、うれしい部分はなかったかな?」

「食べ物を落とすことはもったいないね。食べられない人もいるね。でも、食べ物がたまたま落ちたことで救われる生き物もいるかもしれないね」

と柔軟な考えを促していくと、子どもも「そうかもしれない」と、考えの幅が広がっていくでしょう。

 

5.こんなときどうする?感受性の強い子どもへの声掛けや接し方のヒント


お母さんのご相談の中から、具体的な声掛けや接し方のヒントをお伝えします。

すこし食べ物を落としてしまうと…

「もったいない。食べれない人たちもいるのに」

食べられない人たちのことを考えているのは、とてもこころ優しいですね。
そのこころ優しいところをほめ、お子さんの気持ちをくみとってあげましょう。

例)「そうだね。食べられない人たちもいるのに、もったいないことをしたね。今度から気をつければ大丈夫だよ。〇〇ちゃんはとても優しいね」

と声掛けしてあげると、自分の気持ちがお母さんに伝わって、ホッとするでしょう。

 

出かける予定が変わると…

「私は出かけるかどうか迷っていただけなのに、行かないなんて…〇〇くんは行きたいと言っていたのに」

「出かけるか迷っていたけれど行くつもりになった、なのに結局行かないことになった」というお子さんの「せっかく〇〇くんのためを思って行動しようとしていたのに」という気持ちをまずくみとってあげましょう。

お子さんの気持ちを十分にくみとったあとに、「〇〇くんは本当はどう思っていたのかな?落ち着いて聞いてみようか」と促してみましょう。
お子さんは「○○くんは行きたいと言っていた」という部分が気にかかっているので、相手の気持ちがわかって納得できれば、泣き止むでしょう。

どちらの例も、まず感受性の強いお子さんの気持ちを十分に聞いてくみとってあげた上で、お母さんや相手の気持ちを少し落ち着いた状態になってから伝えると、お子さんも聞く耳をもってくれます。

 

6.小学校入学に向けてお母さんができること

繊細な子どもは環境や人間関係の変化に敏感です。
5歳児ともなると、小学校入学が目前となり、焦るお母さんもいらっしゃることでしょう。
お母さんができる3つのポイントをご紹介します。

 

6-1.子どもの話を聞く時間をつくる

小学校進学に向けて、親子関係をしっかり築いていくこと、子どもの情緒がなるべく安定するようはたらきかけることが必要になります。

そのためには、お母さんが子どもの話をよく聞く時間を意識的につくってみてください。

時には子どもが混乱し、主語が抜けたり、話の内容がわかりにくいこともあるでしょう。
その時に、お母さんが「誰のことを言ってるのか」「何が起こっているのか」ひとつずつ話を整理しながら話を聞いてあげると良いですね。

親子関係の土台ができていれば、小学校で何か気になることがあったとしても、子どもが「家に帰れば話を聞いてもらえる」という安心感を持てるのです。

 

6-2.子どもも親も安心できる場を確保する

感受性の強い子どもにとって、「安心できる場」があることは本当に大切です。
小学校で何かつらいことがあったとき、周りの人たちに振り回されてしまったとき、感受性の強い子どもは「私なんかいらないんじゃないか」と思ってしまうこともあります。

特に、子どもが慣れた幼稚園・保育園から卒園して、小学校進学まで、家以外の安心できる場(児童発達支援も行っている放課後等デイサービスや、小学校以降もみてもらえそうな相談室など)をあらかじめ作っておくことで、切れ目ないサポートを親子ともども受けることができます。

 

6-3.小学校での対人関係のサポートについて

小学校にあがる前に、必ず「就学時健診」を受けることになっています。

そのときに、あらかじめ担当の先生、管理職、養護教諭などに「子どもの感受性が強いため、対人関係が心配」ということを相談しておくと良いでしょう。

そして、幼稚園や保育園での対人関係について心配な点、うまくいっている点があれば、それも一緒に伝えると良いですね。

子どもが泣き止まなかったり、パニックを起こしてしまうようであれば、そのことも伝えておきましょう。

そのときは子どもを一人にしておいてほしい、先生の方でもしっかり子どもの話を聞いていただきたいなどと伝えておくと、安心です。

小学校にあがったら、子どもの感受性の強さでお母さんが悩むこともあるので、小学校でも時々相談にのってほしいこともお伝えしておくと、さらに安心ですよ。

 

7.「感受性が強い」は長所!子どもの気持ちを受け止め、気持ちの切り替えのサポートをしましょう

いかがでしたでしょうか。

感受性が強いということは「他の人の感情を察することができる」「様々な出来事に感動し、心豊かに表現できる」など様々な良い面があります。

一方で感受性が強いことによって、ネガティブな感情に揺れ動かされたり、感情の切り替えが出来なかったり、子ども自身も保護者の方も困ってしまうこともあるでしょう。

感受性は読書や映画などの芸術体験によって豊かに育まれていくものでもありますが、子どもが自身の感情を適切に表現したり、相手の感情を理解するうえでは、親子の良好な愛着形成も欠かせません。

今回はお悩みの内容を取り上げながら、5歳児の感受性の強い子どもが感情コントロールするための接し方のポイントを紹介しました。

感受性の強い子どもにとって、お母さん、お父さんは自分のことを受け入れてくれる自分の感情を伝えてもいいんだと安心できることが大切です。

 

ぜひお子さんの長所を大切にしてあげてください。

 

 

参考文献
・村田康常 黒岩茉由(2022)絵本との「出あい」における子どもの想像力の躍動―絵本体験の独立峰的な高まりと連峰的な共有構造― 名古屋柳城女子大学研究紀要 第2号 33-53
・皆川直凡(2015)中学生の自律的学習に関わる動機づけならびに学習方略の質と,自己効力感,および学習を支える「持続性」と「感受性」の要因との関係 鳴門教育大学研究紀要 30 1-15

 

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