教育シッターとは？シッティングの内容や料金を詳しく紹介！

子育て家庭の中で、子どもが小さいうちに学習を始めたいけど共働きでなかなか時間が取れないなどのお悩みから、シッターの利用を検討しているご家庭も多いのではないでしょうか？

シッターサービスの中には子どもの面倒を見るシッティングだけでなく、教育も行う「教育シッター」というサービスがあります。

子どもが小さいうちに学習の機会を作りたい方には最適なサービスですが、

・どのようなサービスなのか
・どのような効果を得られるのか

疑問を抱いている方も多いです。
そんな疑問を解消するために、本記事では教育シッターのサービスについて、シッティング内容、シッターの特徴、シッティング時間や料金について詳しく紹介します。

目次

1.教育シッターとは

教育シッターと言ってもサービスの種類は様々ですが、大きく分けて二つの種類の教育シッターサービスがあります。
一つは通常のシッティングに教育がオプションとしてついている場合で、二つ目は教育を目的としたサービスにシッティング機能がついたものです。
それぞれのサービスは以下のようになります。

・教育がオプションの場合

通常のシッターサービスは保護者が不在の際やリモートワーク中など、子どものお世話ができない際に面倒を見たり、家事や保育園の送迎などを行ったりします。
時間の融通などもききやすく、料金も比較的安価なので、忙しい方にとって非常に便利で利用しやすいサービスも多いです。
また、シッティングの技術や内容はかなり充実しているため、安心して利用することができるでしょう。

サービスの中には、英語を話せるシッターが、シッティング時間中に学習や宿題の面倒を見るなどを行うサービスをオプションとして付けることができるものもあります。
ただし、英語の質などはシッターによってまちまちで、シッティングだけで学習効果が出るかはシッターの力量に依存します。
シッターによって対応可能なサービス内容や質がかなり異なるので、教育を主眼としてシッターを付けたい場合は注意が必要です。

・教育が目的のシッターサービス

前述のシッターサービスと異なり、シッティング時間中に教育を行うことを目的としたシッターサービスがあります。
教育内容は子どもと一緒に宿題に取り組むもの、知育玩具やクラフトを用いた幼児教育、英語が堪能なシッターによる英語教育、音楽やスポーツなどを行うものなど多種多様です。
また教育シッターでは学習効果が出るようにシッティングが設計されており、指導内容について熟知したシッターが在籍していることが特徴です。

これらのシッターサービスの中から、子どもにとって、最適なサービスを選ぶ上で重要なポイントは、シッティング内容、シッティング時間、料金についてです。
それぞれのサービスを詳細に理解するために、次は教育シッターの具体的なシッティングの内容を紹介します。

2.教育シッターのシッティング内容

教育シッターのシッティング内容の多くは今すぐに役立つ力ではなく、これからの学習に役立つような英語の学習や非認知能力の向上などを目的としています。
そのため、ただのシッティングではなく教育を受けることで様々な力を身につけられることが教育シッターのメリットです。
ここでは教育シッターを早期教育、幼児教育、英語教育で分けて紹介し、それらを通してどのような力が身につくのかについて解説します。

・早期教育で身に付く力

早期教育とは、未就学児（小学校入学前の児童）に対して、主に知識や技術の習得、向上を目的として行われる教育のことです。幼児期は脳が発達しやすいため、早い段階で教育を開始することで、能力を高めやすいと言われています。なかには、0歳から早期教育を開始するケースもあるほどです。

小学校入学時に周りの子よりも知識があるため、スタートダッシュでつまづくことがなくなることがメリットと言えます。
また、早期教育によってできることが増えると、子どもが「自分はできる」と自信を持つようになります。
自信がつくことで、自己肯定感が高まり、子どもはほかの物事にもどんどん挑戦するようになります。

さらに、新しい分野に触れることで好奇心を刺激し、子どもの世界を広げてあげることもできます。
定期的に学習する習慣を身に付けることも可能で、勉強以外に芸術やスポーツ、などの興味があることに時間を割きながら成長できます。

・幼児教育で身に付く力

幼児教育とは、0歳から6歳までの小学校入学前の幼児に対して、人間として心豊かにたくましく生きるための「人間形成の基礎」を培う教育です。家庭や外部との環境などで養う基礎は異なります。

家庭における幼児教育では愛情のある環境を通して、成長の基盤を形成し、幼児教育施設（保育所、幼稚園、認定こども園など）における幼児教育では集団活動の中で新たな社会や文化に触れることで、幼児なりの豊かさを学びます。また、地域社会における幼児教育ではさまざまな人や自然との交流を通して、豊かな体験をします。
上記3つの教育が連携して、豊かな幼児の教育の場となることが望ましいと言われています。

さらに、幼児教育学で重要視されていることは、生涯にわたる「生きる力」の基礎の形成です。思考力や判断力、表現力の基礎を養うこと、また社会性や健康な身体を育てることが生きる力を身につける上で大切になります。

幼児は脳の発達が著しく、脳へ働きかける体験や夢中になる体験をすることで、集中力や記憶力の向上に期待できます。また、集中力や記憶力は、小学校以降の深い学習理解にも役立ちます。
幼児期は、何にでも興味を示す時期で、あらゆる経験が子どもの刺激になります。様々な経験を通して、周囲の物事に関心を持つようになり、好奇心や探求心は育まれていきます。
また、遊びや身体を動かす活動は、子どもが健康に生きるための身体づくりにつながります。身体を活発に動かすことで心肺機能が高まり、基礎体力や運動能力向上していきます。

・英語教育で身に付く力

言語の習得には臨界期があり、英語の学習が遅くなればなるほど、第2言語としての習得は難しくなります。
英語力として代表される英語の文法力や単語力だけでなく、発音やスピーキングのスコアが早期学習者の方が非常に高いことがわかりました。
早期からの英語の学習はその後の英語力に影響を与えることから、早くから始めることが重要な指標となることがわかります。

一方で、学習は主体的に行わなければ効果は得にくいため、始めるだけでなく楽しんで教育を行えるようにすることが重要になります。
英語学習を早期に始めた子どもの場合、学習をしていなかった子どもに比べて様々なスコアで差が生じることが発見されています。

そこで、教育シッターなどのサービスを通して、英語力の土台を幼児期に楽しみながら学習形成することができます。
幼児期の学習では、フォニックスなどを理解し正しい発音を覚え、リスニングに関わる英語耳や英語脳の発達を促すことが重要です。
なぜなら、前述の通り、幼児期に英語耳や英語脳は盛んに発達するということが様々な研究で明らかにされているからです。

教育シッターでのシッティングでは、英語で知育玩具や工作を使いシッティングを行うことが多いです。
シッターの正しい英語の発音を聞き、遊びながら学ぶことで、英語力の土台を楽しみながら身につけることができます。

以上のように、サービスごとで伸ばせる力は異なるので、サービス内容を正しく把握し選択することが重要です。

3 教育シッターの質について

幼児教育や英語などの教育を行う場合、シッターのシッティングの質は非常に重要です。
望んだ結果を得るためには、次のような点に注目して子どもに合ったシッターを選ぶと良いでしょう。

・早期教育

早期教育を行うシッターでは、小学校教育などの授業内容を理解している方がいるかを確認することが大事です。
シッティング内容がある程度決まっているのかなど、どのようなシッティングを展開しているのか、などを事前に詳しく調べてみましょう。
シッティング内容だけでなく、シッターの研修等に教育内容が反映されているかを確認することも大切です。
そうすることで学習効果が高いシッターと出会うことができまるでしょう。

・幼児教育

幼児教育では、発達段階に合わせた教具を用いて言語学習などのシッティングを行います。
その際、シッターがシッティングの意図や子どもへの接し方を詳細に理解していることで、シッティングの効果は大きくなります。

一方で、シッターがそれらを理解していなければ思った通りの結果が得られないでしょう。
シッターが指導や子どもに対応する資格を持っている、シッターへの研修が充実しているといった点に注目して検討しているサービスの質を確認することが重要です。
また、実際に利用してみないと分からないことも多いので、無料シッティングなどを受けることもおすすめです。

・英語教育

英語の学習では正しい発音で英語を話すバイリンガルであるか、ネイティブのシッターなのか、さらに子どもの発言を理解できる日本語力があるのかによってシッティングの質は変化します。
バイリンガルのシッターであれば、日本語でのコミュニケーションで齟齬が生まれないため、英語の学習でつまづいた際にも日本語でのフォローも可能になります。
また、バイリンガルもネイティブも共通していることですが、生で正しい英語の発音を聞くことができるため、英語耳が育ちやすいと言えます。

以上のようにシッティング内容だけでなく、在籍しているシッターの特性を把握し、効果が得られるシッティングが展開されているか確認することで子どもに合ったシッターに出会うことができます。
また、それらを確認する上で、検討しているサービスの研修内容や採用基準について十分に理解することも大切です。
そのためサービスの内容だけでなく、シッターについての記載は注意して確認しましょう。

4 教育シッターのシッティング時間について

シッターの利用時間は様々です。どの程度の時間でシッティングをお願いできるのか、最短と最長時間を把握しましょう。
長時間のシッティングでは集中力が続かない場合や、短時間では思ったような学習にならないこともあります。
そういった事態を避けるために、子どもを預けたい時間を事前に考えて、シッターサービスを選びましょう。

また家庭によっては忙しいときにスポットで利用する場合もあるかと思います。
平均１、２時間のシッター時間が相場ですが、３時間からでないとサービスを利用できない場合やシッター時間が１時間のみの場合などシッティング時間はサービスによって様々なので、利用したい場面に応じて検討することも大切です。

以下に長時間のシッティングと短時間のシッティングそれぞれのメリットとデメリットについてまとめたので参考にしてみてください。

・長時間のシッティング

メリット

長時間の利用が可能なので、シッティング時間内で様々なことに取り組むことができます。子どもが熱中して取り組むことができれば、学習効果も高まるでしょう。
さらに、あらかじめ決まっている内容以外にも余った時間で別のことをお願いできるなど自由な時間を持つことができる可能性があります。

デメリット

シッティング時間が長いと子どもの集中力が続かなくなってしまうことが多く、集中力がない状態で学習をしても身に付きづらくなります。
そうならないためにもシッティング内容を臨機応変に対応できるサービスを選ぶ必要があります。
子どもが熱中して取り組めるシッティング内容になっているか、適度な時間配分がされているか確認しておきましょう。

・短時間のシッティング

メリット

短時間の場合、テレワークの会議中に面倒を見てほしいなどスポット的に利用することが可能です。
また、短時間のシッティングであれば子どもの集中力が続く時間内に学習が終わることも多いです。

デメリット

一回のシッティングの時が短く、思ったよりも効果が出ずに週に何度もお願いしなければならないケースに陥る可能性もあります。
学習の習慣化をするために必要な時間をあらかじめ決めておくことでミスマッチを防ぐことができます。

シッティング時間を把握し、ライフスタイルや学習効果の両面から検討してみてください。どれくらいの時間シッティングを行いたいのか、どの程度の効果を期待するのか事前に目安を作っておくことでサービス選びがしやすくなります。

5 教育シッターの料金について

教育シッターはシッティングだけ行うシッターサービスと比べて比較的高価であるため、サービス内容とシッターの質を熟知した上でサービスを選択しましょう。
教育シッターの相場としてはシッティング時間が１時間で2500〜5000円程です。

サービスによっては入会金が１万〜3万円ほどかかる場合や年会費が必要な場合があり、初期費用がいくらかかるのか調べる必要があります。
また、送迎や安全対策、教材やおもちゃのレンタルがオプションとしてつく場合は値段は変動します。

サービスの内容やオプションが充実しているかなど、重要視したいポイントをはっきりさせ、料金を比較することでサービスの選択が容易になります。

	サービスA	サービスB
料金	3800円/1時間	5300円/1時間
入会金	無料	25000円
オプション	教材料金：2500円/１月	特になし

 

まとめ

学習型の教育シッターサービスについて、サービスの特徴、授業シッティング内容や価格に注目して紹介しました。
サービスを選ぶ前に子どもにどんな力を身につけて欲しいのか、どのくらいのシッティング時間が子どもに合っているのかなどを整理しておきましょう。

そして、重視するポイントを決めたうえで、気になるサービスのシッターの特徴やシッティング時間、料金などを整理することで、早期学習、幼児教育、英語教育などのサービスの中から子どもにとって最適なものを選び、子どもに理想的な学習の土台を築く機会を与えることができます。

今回紹介したポイントも参考にしながら、子どもにとって理想的なシッターを選択してみてください！

 

参考文献
・TEDトーク The linguistic genius of babies
・就学前幼児の英語力に関する実態調査報告 ―通信英語教材の効果―, 豊田ひろ子, 東京工科大学
・主体的な学びについての一考察, 平山達也

CONOBAS KIDS

CONOBAS KIDSとは幼児（年少）～小学校低学年のお子様を対象とした「遊びと学び」を通じて生涯の支えとなる「学びの土台」を育む幼児教育家庭教師サービスです。
幼児期の子どもたちは遊びの中で大きく成長していきます。
「楽しく」「熱中できる」時間を通じて自分の成長への気づきや自信、さらなる意欲を引き出し学びへの前向きな姿勢を育みます。

CONOBAS KIDSは決まった方向にお子さまを成長させるのではなく、一人一人が持つ可能性を引き出し磨くことで、前向きに人生を送れることを目指します。
個性豊かな教師との触れ合いの中で、新たな問題に出会っても自らの頭で考え決断する、常に学び成長し続けられる心を育てていきます。

conobas kidsの３つの特徴

１. 教師は全員バイリンガル

在籍している教師は全て海外経験やインターナショナルスクールへの通学経験がある、もしくは英検1級やTOEFL,TOEICのハイスコアを持ったバイリンガル教師です。
書類だけではなく面接時にもスタッフが英語力をしっかりと確認しています。

２. お子様に合わせた柔軟なカリキュラム

お子様の理解や興味関心に合わせて、適宜カリキュラムを早めたり遅めたり、また進め方を柔軟に変更することが可能です。
指導開始時には様々なアクティビティに触れていただくことで、「お子様にとってどのように進めることが適切か」を教師が見極め、柔軟にカリキュラムをカスタマイズ致します。
また教材として豊富な英語の絵本やカード、CDなどをBOXにてお届けいたします。授業中に使用するのはもちろん、授業時間外にも英語に触れていただくことが出来ます。
またお子様に合わせて随時内容をカスタマイズ致します。

３. 学習内容やお子様の成果が目に見える丁寧な指導レポート

毎授業後に指導レポートを作成し、その日に学習した内容などをご報告します。
指導レポートに加え、学習した英語の絵本の読書シートや歌の記録、またお子様が実際に保護者様の前で学んだこと、できるようになったことを披露する機会を通じて学習成果を確認していただけます。

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