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お絵描きで子どもの力が伸びる!現役保育士がその効果と関わり方のポイントを解説

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chaki8

保育所にて12年間勤務。

主に、3~5歳児のクラス担任や障がい加配保育士をしてきました。

子供が、遊びの興味を広げられるような環境作りや言葉のかけ方を工夫しています。

2児の父であり、現在はブログの執筆を通して、若手の先生に向けて働き方のヒントや子育て世代に向けての遊びのアイデアを発信しています。

得意なことは、運動遊びの指導や手遊び、絵本の読み聞かせです。

「お絵描きって、子どもにとってどんな効果があるの?」「うちの子、ずっとお絵描きをしているけど、大丈夫かな?」「お絵描きしている時って、親は何をすればいいの?」。

そんなお悩みはありませんか?

お絵描きは、創造性が育まれる、就学してからの学習に繋がるなど、たくさんのメリットがあります。

大人の関わり方によって、その力をさらに伸ばすこともできるので、おすすめの遊びです。

この記事を読むことで、「お絵描きから得られる効果」が分かり、安心してお子さまの様子を見守れるようになるでしょう。

また、「絵の発達段階」にふれながら、保育現場でも効果があった「子どもとのコミュニケーションの取り方や避けるべき関り方」もご紹介しています。

お子さまに合わせながら、取り入れられそうなポイントがありましたら、ぜひ参考にしてみてください!

 

目次

 

1.お絵描きから得られる5つの効果とは?

まずは、お絵描きの効果についてみていきましょう!

お絵描きで遊ぶのメリットを理解すると、よりお子さまの成長を感じながら見守ることができます。

それでは、1つずつご紹介します。

 

1-1.創造性が育つ

お絵描きは、鉛筆やクレヨンなど何を使うか、何色にするか、どんな形を描くか、全て自分で考えることができます。

その中で、子どもは自由な発想で絵を描いていくでしょう。

頭の中にあるものを形にすることは、子どもの想像が広がるきっかけになります。

また、描きながら「こんな風にも見えてきた」「こうした方がきれいかな」と新たな発見もあります。

繰り返して遊ぶことで、自分で考えたものを作る楽しさを知り、創意工夫する力が身についていくでしょう。

新しいものを考えて作ったり、やってみようと思ったことに挑戦したりする力はこれからの時代を生きていく上でとても大切な力です。

 

1-2.字に興味を持つきっかけになる

「字」と「絵」は一見違うようでも、お絵描きを楽しむことは字への興味に繋がります。

子どもは、その時に興味のあるものを描くので、子どもが成長するにつれて、絵の中に「字」が出てくることがあります。

実際、保育の現場では、描いた絵の横に名前を書いたり絵本を真似て字を作ってみたりと、遊びを楽しむ姿をよく目にします。

お子さまの「文字を書いてみたい!」という気持ちを汲みながら、コミュニケーションをとることで、さらに文字への興味を広げられるでしょう。

 

1-3.指先が上手に動かせるようになる

絵を描く時には、指先に力を入れて描くため、手先の感覚が養われ器用に動かせるようになります。

指先の器用さは、字をきれいに書けたり工作をする時に作業がしやすかったりと、様々な面で役立ちます。

指先の動きの発達は、小さな頃からいっぱい手を使って遊ぶことが大切になるので、しっかりと経験させたいですね。

また、指先の神経は脳神経と繋がっているため、指をたくさん動かすことは脳の発達にも良い影響を与えます。

 

1-4.空間や図形の理解に繋がる

お絵描きは、空間や図形について知るきっかけになります。

例えば、公園で遊んでいる様子を絵に描くとしましょう。

描くにあたって、子どもは公園をイメージしながら「どこに何があったか」「どんな形だったか」などを考えます。

そして、想像しながら表現することが、自然と空間や図形の理解へと繋がっていきます。

保育の現場では、たくさんお絵描きをして遊んでいる子どもの絵には、立体感や奥行きが現れており、驚かされることがあります。

 

1-5.心の安定に繋がる

お絵描きは、自分の気持ちや考えを表現する良い機会です。

楽しかった場面を思い浮かべて描いたり、気の向くままに表現したりすることで、自然と心が落ち着きます。

また、自分が描いた絵を周りの人に見てもらい、褒められることで、自分を知ってもらえたという安心感や満足感がわいてきます。

保育の現場では、さまざまな表情の人や生き物を描くうちに、落ち着いてくる子どもの様子をよく見かけます。

自分の心にあるものを表現することで、気持ちが安定するのでしょう。

 

 

2.年齢別|お絵かきの特徴と子どもの力を伸ばす親の関わりとは

お絵描きの効果が分かったところで、次に子どもの力を伸ばす親の関わり方を紹介していきます。

年齢区分は、あくまでも目安です。 絵の発達段階にも個人差がありますので、お子さまの様子を思い浮かべながら見てみてください。

 

2-1.1~3歳頃の特徴と親の関わり方

1~3歳頃は、指やひじを大きく動かして線や円を描く「なぐりがき」を楽しみます。

3歳頃になると、描いたものに名前をつけたり見立てたりするようになりますが、聞くたびに変わることもあります。

この時期に描くことを楽しめると、3歳以降も描いたり作ったりすることを好むようになります。

関わり方としては、親も一緒に描くことがおすすめです。

その中で「大きな丸が描けたね」と、お子さまの描いた絵を褒めてあげたり、 「黄色と赤色でいっぱい描いたね」と声をかけてあげると、色や形を覚えるきっかけにもなります

子どもがよく使う色が、好きな色だということがよくあり、面白いですよ。

 

2-2.3~4歳頃の特徴と親の関わり方

3~4歳頃になると、見たものや知っているものを想像して描くようになります。

何を描いているかが分かるので、親の方も見て楽しむことができますよね。

頭から手や足がでている人が登場するのも、この時期の特徴です。

描きたいものを描くので、絵と絵に関連性がないこともありますが、気にせずよく描けている所に注目して褒めていきましょう。

何となく「すごいね」と伝えるより、「ウサギの耳が上手に描けているね」「〇〇ちゃんが笑っていて楽しそうだね」など具体的に伝える方がおすすめです。

褒められた所に注目することで、形や表現の仕方に気付きが生まれ、創造性が広がるでしょう。

また、ペンやクレヨンの持ち方を丁寧に教えてあげると、箸や鉛筆を正しく持つことができるようになります。

 

2-3.5歳頃の特徴と親の関わり方

5歳頃になると、想像を広げて絵を描く姿が見られます。

登場する人が増えたり、細かな所まで表現されていたりなど、子どもならではの視点に驚くこともあるでしょう。

おすすめの関わり方は、問いかけをすることです。

子どもが描いた絵を見せてきた時に、まずよく描けていることを褒めた後で、いろいろと尋ねてみましょう。

例えば、外で友達と遊んでいる様子を描いていたら、「近くにどんなものがあった?」と問いかけ、さらに「それってどんな形?」と、お子さまの言葉に耳を傾けます。

すると、お子さまは自然と想像を広げ、さらにお絵描きを楽しむでしょう。

 

3.お絵描きの際に、避けるべき関わり方とは?

ここまで、お絵描きの効果や絵の発達や親の関わり方についてふれてきましたが、次に注意するポイントについて紹介します。

ついついやってしまいがちなことを取り上げているので、お子さまと関わるときに少しでも意識してみるとよいでしょう。

 

3-1.NG①集中している時に話しかける

じっくりと絵を描いている時には、そっと見守りましょう。

黙々と取り組んでいる時、お子さまの頭の中では、いろいろな想像や考えが広がっています。

そんな中、周りの人が話し掛けてしまうと集中が切れて、手が止まってしまい、お絵描きで得られる効果が減ってしまいます。

「何を描いているの?」と疑問を持っても、描いた後で尋ねるようにしましょう。

 

3-2.NG②描いた絵を否定する

最も避けたいことは、お子さまが絵を描かなくなることです。

「似てないね」「形が違うよ」といった明らかな否定の言葉以外にも、「ここは青色でしょ」のように指導することによって、否定されていると感じる場合もあるので、子どもの表情を見ながら前向きな言葉をかけましょう

よく描けている所に注目して話すのもおすすめです。

 

3-3.NG③スペースを埋めるように伝える

描いた絵を見て、「この空いたスペースにまだ絵が描けそう」と思うことがあっても、無理に描かせないようにしましょう。

お子さまは、自分の頭でイメージしたものを表現しているので、スペースも含めて紙全体で1つの絵になります。

それでも「紙がもったいない」と感じた時には、「その周りには何があったの?」など、イメージを引き出すような言葉をかけるのがおすすめです。

お子さまが想像が広がるきっかけにもなり、絵も充実するでしょう。

 

 

4.お絵描きでいっぱい遊んで、楽しく力を身に付けよう!

いかがだったでしょうか。

お絵描きは、たくさんのメリットがある遊びです。

その効果やお子さまの発達段階を知った上で関わることで、お子さまの力を伸ばすことができます。

のびのびと描けるように、大きな紙やお絵かき帳、握りやすい太めのペンやクレヨンなどを用意しましょう。

汚れてもいいように、服装に気を配ったり、描く場所に新聞紙などをしくのもおすすめです。

遊ぶ様子を見守りながら、お子さまの表現や個性を楽しんでくださいね。

 

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